神さまになりまして
- 著者
- 石田リンネ
- イラスト
- motai
- レーベル
- ビーズログ文庫アリス
- 刊行年
- 2015-2016
- 巻数
- 3巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 1巻まで
現代日本の関東を舞台に、四百歳を超える土地神・千鳥が、神さまになって一か月半の立場で土地の異変に向き合う和風伝奇シリーズ。人間生活を終えたばかりの千鳥は「ご隠居」と呼ばれることを望みつつも、右腕の柏や現代っ子の帯刀を含む守護代たちと動き、神さま会議で持ち込まれる案件を引き受ける。神隠し、亡霊、百目鬼の出現、あちらの世界のカラス、土地に残る記憶や伝説の武器が結びつき、京都・浅草・那須など各地へ話が広がる。千鳥は守護としての役割を覚えながら、帯刀の成長を見守り、先代さまや東雲との関係にも向き合う。神域と現代の街が重なる構図の中で、土地ごとの伝承と事件が連動していく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 日本の土地神と守護代の仕組みが独特で、神話や歴史の要素をライトに楽しめる。
- 千鳥と帯刀の対照的な成長が軸になっていて、関係性の変化を追う面白さがある。
- 優しさが行き来して少しずつ通じ合う展開が心地よく、読後感が温かい。
- 和装や食べ物の描写、表紙や挿絵の雰囲気まで含めて作品世界の空気感が好評。
- キャラクター同士の距離感や掛け合いに魅力があり、脇役まで印象に残る。
こんな人におすすめ
- キャラクターの心の動きや成長をじっくり読みたい人。
- 神話、土地神、和風ファンタジーの設定が好きな人。
- じれったさのある関係が少しずつほどけていく物語を好む人。
- 優しい空気感や温かな人間関係を重視する人。
- 石田リンネ作品の雰囲気が好きで、別シリーズも試したい人。
人を選ぶポイント
- 序盤は用語や立場関係が分かりにくく、設定の把握に時間がかかる。
- 登場人物が多く、呼び名の違いで混乱しやすい。
- 事件の派手さより心情や関係性の積み重ねが中心で、展開はゆったりめ。
- 主人公の自己評価の低さや遠回りな思考が、もどかしく感じられる。
- シリーズ完結後の余韻が強く、もっと続きや脇役の話を読みたくなる。
テンポ・読後感
- 序盤は説明と整理が必要だが、流れをつかむと一気に読みやすくなる。
- 大きな山場を押すタイプではなく、静かに積み重ねていく進行。
- 全体にやわらかく穏やかで、安心感のある空気が続く。
- しんみりする場面と、にまにまできる場面がほどよく混ざる。
- 読後は寂しさと満足感が同時に残る、余韻の長い印象。
キャラクターへの評価
- 千鳥は臆病さと優しさが強く、成長の過程がいちばん印象に残る。
- 帯刀は現代っ子らしい感覚と行動力があり、物語を前へ動かす存在として見られている。
- 守護代たちは千鳥を支えつつ見守る立場で、温かさと頼もしさがある。
- 東雲や柏など脇役にも強い個性があり、怖さやギャップが話題になりやすい。
- 千鳥と周囲のすれ違いが、少しずつ噛み合っていく過程が好まれている。
巻一覧
この巻のあらすじ
現代日本。関東の『土地神』である千鳥(←四百歳越え)は、神さま歴一カ月半! 忙しい人間生活をようやく引退した千鳥は「ご隠居と呼べ」と皆に要求しつつも、やっぱりなにか仕事ない……? とそわそわする毎日。ある日、頼りになる右腕の柏、現代っ子の帯刀と共に、月に一度の神さま会議に出向くが……先輩神さま方から「平氏の亡霊が蘇った」と厄介な仕事を押しつけられて!? 土地の記憶に眠る『伝説の武器』を手に、彼らの戦いが始まる――!
この巻のあらすじ
自分を支える〈守護代〉の面々と、関東の土地神〈守護〉としての道を歩みはじめた千鳥。最近の楽しみは新米守護代・帯刀の成長を見守ること! そこへ、京都で幼い子供が消える“神隠し事件”が起きているとの報せが。見た目から「京都立ち入り禁止」を言い渡された千鳥は、柏を代役にして神さま会議も欠席に。衝撃を受けながらも、代わりに「あちらの世界」のカラスが多数出没しているという浅草に出向くが――そこでも“神隠し”が発生して……!?
この巻のあらすじ
先日の“神隠し事件”以降、<守護代>たちの距離が近い。それを不思議に思っていた関東の<守護>千鳥は、帯刀が正式に<守護代>になる決意をしたと聞き、思わず反対してしまう。そんな時、先代さまから「那須に百目鬼が現れた」との報せが。柏と帯刀と共に那須へ向かい、懐かしい先代さまとの再会を喜ぶ千鳥。一方、先代さまは東雲が千鳥に執着する理由に気づき……?
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