『真名の系譜』は、両目に異能「魂昇瀬」を宿した岸本荻乃を中心に、東京へ移った先で異能の血族どうしの対立や思惑に巻き込まれていく伝奇ファンタジーです。舞台は現代東京を含む、異能を持つ一族が複数存在する世界で、伍賀・雛・一統・有叉といった家同士の関係が物語の骨格になります。荻乃は兄・藤生や周囲の人物と関わりながら、自身の出自と力の意味をたどっていきます。物語は、血族の因縁、真名、異能の仕組みを軸に進み、各家の思惑が交錯する中で荻乃の立場と役割が広がっていきます。全3巻で、シリーズ内で異能の謎と血族関係が段階的に整理されていきます。完結済みの構成です。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 異能や一族の設定がありつつ、重すぎずコメディ寄りの空気で読める。
- 親戚や兄弟姉妹など、身内同士の距離感や掛け合いが楽しい。
- 美形キャラだけでなく、年配者や渋い人物まで印象に残る。
- 先が気になる謎や伏線が多く、続きが読みたくなる。
- 再読しても楽しめる、キャラ・文章・展開の相性がいい。
こんな人におすすめ
- 異能ものや一族ものの雰囲気が好きな人。
- シリアス一辺倒より、軽妙さやほのぼの感も欲しい人。
- キャラクター同士の会話や身内ノリを楽しみたい人。
- 謎や続き物の引きを追いかけるのが好きな人。
- 何度も読み返したくなる作品を探している人。
人を選ぶポイント
- 物語の重さや緊張感を強く求めると、やや物足りなく感じる。
- BLっぽさが気になる人には相性が分かれる。
- まとまりや決着のつき方に、少し物足りなさを覚える場合がある。
- 謎が多く、すっきり完結した印象を求めると引っかかる。
- 続きが気になる構成なので、未完感が気になる人には向きにくい。
テンポ・読後感
- するすると読めて、話が進むほど引き込まれる。
- ほのぼのした笑いと、少し不穏な気配が同居している。
- 深刻さを押し切らず、軽さとシリアスの間を行き来する。
- にぎやかで賑雑な一族劇の印象が強い。
- 読後感は大団円寄りだが、余韻として謎も残る。
キャラクターへの評価
- 主人公と相棒格の掛け合いが作品の見どころになっている。
- 兄たちや従兄弟たちの身内への強さ、外への容赦のなさが印象的。
- 美形キャラが目立つ一方で、ジジババや坊さんなど脇役の造形も強い。
- 眼鏡の秘書役や新登場キャラなど、脇の人物にも好感が集まりやすい。
- 規格外に見える人物がいて、群像の中で存在感を放つ。
巻一覧
この巻のあらすじ
魂は睡を包み、睡の中に浮かぶは言。 この身ひとつの二郷一領
両目に「魂昇瀬」と呼ばれる異能を宿す荻乃は兄・藤生を頼り東京へ。だが荻乃を出迎えたのは、尽興と名乗る巨躯の坊主で……。
《荻乃、おまえはこれから、東京のおけぁさんのとこへ行きなっせ》――両目に「魂昇瀬」と呼ばれる異能を宿す岸本荻乃は、育ての綾婆に「拭き返され」て自身が異能の一族・伍賀家の荻乃であることを思い出す。さらに東京にいる兄・藤生のもとへ向かうよう追い立てられるが、そこで出迎えたのは尽興と名乗る巨躯の坊主で……。伍賀、雛、一統、有叉――異能の血族を巡る企みの深淵とは。大型伝奇ファンタジー。
烏城あきらの初期作品、こづみ那巳名義で刊行された第2回角川ルビー小説賞ティーンズルビー部門奨励賞受賞作が復活!
この巻のあらすじ
忘れるな。『二郷一領』に潜む条理を。
尽興和尚の寺に身を寄せていた荻乃は、その力を欲する讃良家の手に落ちてしまい…。
『異能』の子・荻乃は尽興和尚の寺に身を寄せていたところ、その力を欲する讃良家の手に落ちてしまう。脱出しようと力を暴走させながら逃げ込んだ館の片隅、『異能』とも違う、けれど不思議とあたたかくて懐かしい女性と出会うが…。時同じくして、讃良家の家長・達人の命を狙う異能の男が現れる。そして、荻乃の兄・藤生と瑞悸は、『異能』の筆頭・有叉家の龍悟に真名で縛束されてしまい――「『異能』の子が集まったら…終わりにしような」龍悟の呟きには一体何が隠されているのか…?
烏城あきらの初期作品、こづみ那巳名義で刊行された本格伝奇ファンタジー第二弾!
この巻のあらすじ
失うな。血と血で継いだ真名だけは。
藤生、葵、そして荻乃。十四年前の悲劇を経てついに巡り会った伍賀三兄弟は、『異能』に妄執を燃やす祖父・達人に……本格伝奇ファンタジー完結!
藤生、葵、そして荻乃。十四年前の悲劇を経てついに巡り会った伍賀三兄弟は、『異能』に妄執を燃やす祖父・達人の野望をくじくため、血族の結束をはかろうとする。けれど異能の筆頭・有叉家の龍悟は、最愛の妹・鈴子を思い、『異能』の抹殺を決意していた。有叉、一統、雛、伍賀。四家それぞれの思惑が交錯する中、鈴子が睡郷の地に落ちてしまう。鈴子を助けるため、現状を打破するため、荻乃は鈴子の魂郷へ潜ることに……。迫る達人との対決、荻乃の中で目覚める新しい力、『異能』の謎のすべてが今明らかになる。
烏城あきらの初期作品、こづみ那巳名義で刊行された本格伝奇ファンタジー完結!
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