敵対する近隣国・高国との開戦直後に人類のほとんどが消えた終末世界を舞台に、古いトラックで各地を回るチィとコウの旅を描くシリーズ。人見知りのチィと皮肉屋のコウは、消失の混乱で残された軍人や生存者の共同体、夏祭りの準備が進む町、戦火の続く地域などを訪れながら、失われた人々の痕跡と向き合う。旅の途中では、コウの過去を知る人物や幼なじみの足跡も現れ、二人の距離と周囲の関係が少しずつ変わっていく。各地で出会うのは、消失を免れた住民、軍の残党、壊れかけた家族、少年少女の恋心など、日常が崩れた後に残る断片で、物語は移動のたびに舞台を変えながら、終末下で人が何を抱えて生きるかを追う。北海道方面へ向かう道では戦火が強まり、過去の人物関係や遺された記憶が二人の行路に重なっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 人がほとんど消えた終末世界の空気感が強い。
- 旅の途中で出会う人間関係や、軍人同士の緊張感あるやり取りが印象に残る。
- コウとチィの距離感、依存と信頼が入り混じる関係が見どころになっている。
- 青春、恋愛、百合の要素が終末設定の中で意外と前面に出る。
- 挿絵やカラーイラストの雰囲気を評価する感想が目立つ。
こんな人におすすめ
- 終末世界やセカイ系の雰囲気が好きな人。
- 少女二人の旅や、相棒関係の物語を読みたい人。
- 恋愛や百合の空気を含むライトノベルが好みの人。
- 戦闘や心理戦のある展開を楽しめる人。
- 退廃感よりも、人物同士の関係性を重視して読む人。
人を選ぶポイント
- 世界が消えた理由や人が消える仕組みはかなり曖昧なまま進。
- 旅物語を期待すると、途中で青春恋愛寄りに感じる巻がある。
- 前半の移動や日常描写を退屈に感じる読者がいる。
- 登場人物が軍人中心で、一般人の生活感は薄め。
- 物語の説明不足やご都合主義的な終わり方に引っかかる感想がある。
テンポ・読後感
- 静かな旅の空気から、会話や恋愛、戦闘で一気に温度が上がる。
- 前半はゆるく、後半で加速する構成に受け止められている。
- 物悲しさと甘さが同居し、寂しいのに柔らかい読後感が残る。
- 退廃的で不穏だが、重苦しさ一辺倒ではなく青春の明るさも混ざる。
- 心理描写と関係性の揺れが、作品のテンポを引っ張っている。
キャラクターへの評価
- コウは戦闘慣れした大人びた印象で、過去や正体に関心が集まる。
- チィは甘えん坊で依存度が高いが、芯の強さや成長も見られる。
- 二人の組み合わせは相性の良さが強く、百合的な見方でも支持されている。
- 周囲の人物は恋愛や戦争の事情を背負っていて、感情の重さがある。
- 軍人や父親世代の人物には、優しさと残酷さが同時に見える。
巻一覧
この巻のあらすじ
「コウちゃんは、大丈夫だよね? いなくならない、よね」 敵対する近隣国 『高国(こうこく)』 との開戦直後、突如として人類のほとんどが消えた“終わってしまった世界”。その片隅で出会った2人の少女はボロボロのトラックに乗って旅に出た。 人見知りのチィと皮肉屋のコウがある日たどり着いた街。そこには消失の混乱で散り散りになった 『高国』 の軍人が潜んでいて……。2人の少女が行き着く先、それは──。
この巻のあらすじ
突如、人類のほとんどが消えた“終わってしまった世界”。そんな世界をチィとコウは古いトラックに乗って旅をする。 旅の途中で知り合った上野を訪ね、2人が向かったのは、消失を免れた人々が暮らすコミュニティだった。夏祭りの準備が進むその場所に住む少年少女は、世界に置き去りにされてもなお、淡い恋心を抱きながら生きている。そんな中、謎多きコウの過去を知る人物が現れ──。 夏。多くの人々が消えた世界でコウとチィが目にするものは。父の遺骨。笑顔。少年と少女。恋。花火。過去。涙。嘘。 ── 2人の少女の物語、待望の第2巻。
この巻のあらすじ
突如、人類のほとんどが消えた終わってしまった世界。そんな世界を古いトラックに乗って旅するチィとコウ。 敵対する近隣国『高国』の皇子で、コウの幼馴染みだった彼の足跡を追い、2人は未だ争いが続く北海道を目指す。しかし、北上すればするほど戦火は激しさを増していくのだった……。 「一緒にいきたい」。そう誓った2人の目に映るものは――壊れかけの家族、兵士のプロポーズ、遺書、一発の銃声……。別れのときはすぐ目の前に近づいていた。 そしていくつも季節は巡り、素晴らしきこの世界は――。
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