《指》と呼ばれる存在が願望を具現化し、都市で起こる猟奇事件や失踪事件の裏側に介入していく探偵活劇シリーズ。舞台は、寂れた箱庭のような瀬科市で、芥宗佑は探偵として事件を追い、相棒の神楽ヰ音耶や後輩の栂貴織とともに、事件に絡む《指》の因縁へ踏み込む。物語は、怪異めいた事件の調査と、登場人物たちの身体や記憶、出自に関わる謎を軸に進む。シリーズ全体では、個別事件を追いながら《指》の仕組みと関係者の過去が少しずつ明かされ、最終巻でその背景がまとまる構成になっている。完結済みの全3巻。受賞作として刊行された。完結済みの全3巻で、各巻の事件を通じて主要人物と《指》の関係が掘り下げられる。最後はシリーズ全体の謎に収束する。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 探偵が事件の裏側を追う都市伝奇が好きな人 - 猟奇事件や怪異設定を軸にした物語を読みたい人 - 記憶、出自、身体の謎が絡む構成に関心がある人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • ホラー、探偵、異能バトルが同居する構成が刺さる。
  • 「指」を軸にしたギミックや見立ての発想が印象に残る。
  • 凄惨な事件の中に、感情の救済や希望を差し込む流れが効いている。
  • 文章のリズムや疾走感があり、展開は読み進めやすい。
  • イラストやキャラデザインの映えを評価する声が目立つ。

こんな人におすすめ

  • グロテスクさや不穏さのあるライトノベルが好きな人。
  • 探偵もの、バディもの、異能ものをまとめて楽しみたい人。
  • 設定やギミック重視で読むタイプの読者。
  • 厨二感のある世界観や厨二バトルに抵抗がない人。
  • キャラクターの掛け合いより、事件と仕掛けを優先して読みたい人。

人を選ぶポイント

  • 主人公の薄さ、寒さ、態度の悪さが気になる。
  • 設定説明の不足や掘り下げ不足で置いていかれやすい。
  • 主要人物より事件側に尺が寄り、感情移入しにくい。
  • バトル描写やミステリ部分の粗さを指摘する声がある。
  • 1巻は導入感が強く、世界観に入り切れないまま終わる印象がある。

テンポ・読後感

  • 文章は軽快で、場面転換も速い。
  • 事件の不穏さとスプラッター感で空気はかなり重い。
  • 読みやすさはある一方、説明不足で引っかかる箇所もある。
  • 中盤までは勢いがあり、終盤はやや不完全燃焼になりやすい。
  • 巻を追うほど安定感や面白さが増すと受け止められている。

キャラクターへの評価

  • 音耶は可愛い、かっこいい、癒やし役として好評。
  • 宗佑は美形設定や主人公性が活かし切れていないと見られがち。
  • 巻島は脇役ながら存在感が強く、好感度が高い。
  • 後輩メイドや後輩キャラに魅力を感じる声がある。
  • 主役二人より脇役のほうが印象に残る。

巻一覧

奇械仕掛けのブラッドハウンド
2014年5月 ISBN 9784094514834
この巻のあらすじ

――その《指》は願望を具現化する。

猟奇殺人が起こる街。思い出に溺れて人は死ぬ。 」そして数奇なる運命の車輪は回り始めた……。

平和な街を突如襲った連続猟奇殺人/潰殺事件。 都市という、寂れた箱庭の片隅で探偵稼業を営む芥宗佑(あくた・そうすけ)は、潰殺事件によって家族を殺された高校の後輩・栂貴織(つが・きおり)の訪問を受ける。警察には頼れないと言い張る彼女を、情に流され保護した宗佑は、人捜しの依頼を受けることとなった。そして、貴織の依頼を進めるなか、宗佑は蠢く《指》の因縁に絡め取られていく。

息の合わない相棒・神楽ヰ音耶(かぐらい・ねや)とともに、宗佑は惨劇の舞台裏と黒幕の存在に到達するが……。

ふたりの「探偵」を待ち受けるのは、――悲劇か喜劇か。

かくして、銀の鉄槌は下り、紅き執行者は断罪の撃鉄を上げる。 繰り広げられるは《指》に魅入られた愚者達の輪舞曲――。

新房昭之監督がゲスト審査員として参加し「映像として見せたい」と絶賛した、第8回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作!! イラストレーターは『魔法少女育成計画』『拷問塔は眠らない』その他多方面で活躍中のマルイノ!!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

奇械仕掛けのブラッドハウンド 2
2014年9月 ISBN 9784094515091
この巻のあらすじ

新たなる敵。新たなる力。

《潰殺鬼》事件から数週間が経つ。 その間、神楽ヰ音耶(かぐらゐ・ねや)は事件で負った傷を癒やす為に入院。芥宗佑(あくた・そうすけ)は新たなる事件を追っていた。

死体が「失踪」する。

宗佑たちが探偵を営む瀬科市で起こったこの事件は、解決の糸口も見つからないまま、警察の捜査が続いていた。 動機も方法も明確にならない、不思議な事件。だが、死体がひとりでに歩き出すワケが無い。 宗佑は、その事件の裏に「指」の存在を確信する。

その間、入院中の音耶は、「失踪」した人物と懇意にしていた少女に出会う。 《潰殺鬼》事件を経て、「指」に関わる人間が不幸になるということを改めて認識していた宗佑と音耶は、新たなる被害者が出る前に、と死体失踪の真実を求めて奔走する。

かくして黄ばんだ記憶の蓋は開き、紅き執行者の新たな能力が花開く。 それは「指」が奏でる絶望への鎮魂歌。

第8回小学館ライトノベル大賞にて大賞を受賞した話題作、早くも第2弾!! イラストレーターは『魔法少女育成計画』『拷問塔は眠らない』など、多方面で活躍中のマルイノ!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

奇械仕掛けのブラッドハウンド 3
2015年2月 ISBN 9784094515343
この巻のあらすじ

《指》に繰られた物語は終焉へ……

かつて、音耶の体を操っていた《金指》との邂逅。 それは、宗祐と音耶を取り巻く環境に、知らず知らずのうちに大きな影響を与えていた。

「自分」という存在に疑念を抱き始めた音耶。 そして、とある戦いを経て、自分に「過去」が存在していなかったことを自覚してしまった宗祐。 そんな中、二人の執行者の前に、再び《金指》が現れる。 彼女は圧倒的な力で二人を蹂躙し、音耶の体を奪い去っていった。

その喪失感から、宗祐は自分がどれだけ音耶を大切に思っていたのかを思い知る。 全てを取り戻すために、宗祐は単身、《金指》の行方調査に向かう。音耶が残した音耶そのものであるその義指を、再びあるべき肉体に戻してやるために。

その先で見つけた山奥の洋館。 その地下に眠る実験施設。

そこで彼は、自分の出自、《指》とは何か、そして全ての真実を知る。 ――それは滑稽な人形劇。金の令嬢は体を求め、紅き執行者は心を求めた。紡がれるは《指》が織りなす終末への狂想曲。

第8回小学館ライトノベル大賞にて大賞を受賞した話題作、ついに衝撃の完結編!!イラストレーターは『魔法少女育成計画』など、多方面で活躍中のマルイノ!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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