舞台は平安の都。陰陽寮に出入りする若い役人・大江春実は、式神を呼ぶはずの失敗から、美形のあやかし雪羽と寿命を介した奇妙な縁で結ばれる。以後、春実は都の屋敷や内裏で起こる不可解な死、夜に現れる人影、空に瞬く赤い星など、宮中と街の双方に広がる異変へ向き合うことになる。調べを進めるほど、春実の未熟さと雪羽の素性、さらに周囲の人物との関係が少しずつ浮かび上がり、事件の背後にある宮廷の事情やあやかし同士の来歴へ近づいていく。調査と対話が積み重なり、都の騒ぎの中で二人の距離と過去がほどけていくシリーズ。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 平安の京を舞台に、陰陽寮の新米役人と美形のあやかしが組む関係性が目を引く。
- あやかし譚の雰囲気に、怪異の調査や事件解決のミステリー要素が重なる。
- 春実と雪羽の掛け合いが軽妙で、距離感の変化を追う楽しさがある。
- 七喜との身分違いの恋や、雪羽の正体・過去の気配が続きへの引きになっている。
- 物語全体に、華やかさだけでなく少しの寂しさや不穏さが混ざる。
こんな人におすすめ
- 平安もの、陰陽師もの、あやかしものが好きな人。
- 事件の真相を追う展開や、怪異×ミステリーの組み合わせを楽しみたい人。
- 主人公と相棒のバディ感、会話のテンポを重視する人。
- 恋愛要素や関係性の行方も含めて読みたい人。
- シリーズで少しずつ謎が深まる話を追いたい人。
人を選ぶポイント
- 史実寄りの厳密さより、ふんわりした平安世界として読むほうが合う。
- 事件の真相や解決があっさり感じられる巻がある。
- 作品の雰囲気や展開が薄味、地味と受け取られることがある。
- 雪羽の正体や設定は、はっきり語られない部分が残る。
- 期待したほど強い緊張感や禍々しさはない。
テンポ・読後感
- さらっと読める軽快さがあり、重苦しさは強くない。
- 怪異の不穏さはあるが、春実と雪羽のやり取りで読み口はやわらかい。
- ミステリー寄りの巻は推理の流れを楽しめる一方、派手さは控えめ。
- 平安の空気感は華やかだが、どこか寂寥感や冷たさもにじ。
- シリーズが進むほど、関係性と謎の積み上がりが気になる作り。
キャラクターへの評価
- 春実は素直で少し抜けたところがあり、成長を見守りたくなる。
- 雪羽は無慈悲というより、世話焼きで春実に甘い印象が強い。
- 七喜は明るさや親しみやすさがあり、春実との関係が気になる存在。
- 澪は印象的だが、もっと背景や過去を知りたくなる余地がある。
- 登場人物同士の身分差や立場の違いが、関係性の面白さにつながっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
新米陰陽師と美形あやかしの迷コンビ誕生!
「来たれ。そして、我に仕えよ!」 ときは平安、華やかなりし京の都のそこかしこ――夜の闇やよどみには、目に見えない物の怪たちが跋扈していた。さて、まだ幼い顔をした陰陽寮の新米役人・大江春実の夢は、いつか一人前の陰陽師になることだ。しかしまだまだ未熟ゆえ、うかつに召喚したあやかしに、圧倒的な能力差で敗北し、食事がわりに自らの寿命を提供することになってしまった。 「式神がほしかっただけで、自分が物の怪の保存食になりたかったわけじゃない……」 嘆く春実に、美形のあやかし・雪羽はせせら笑う。 「悔しかったらあたしに勝てばいい。寿命が残っているうちにな」 かくしてここに新米陰陽師と、飄々とした式神もどきという世にも奇妙な凸凹コンビが誕生した。 春実は同僚の頼尚とともに、左大臣の邸・万華院へと向かう。そこでは夜な夜な青白い謎の人影が徘徊し、ついには使用人の男が頓死したのだという。春実らはこの問題を解消するため、陰陽寮から派遣されたのだった。 果たして春実は、豪邸で起きる怪事件を解けるのか?
この巻のあらすじ
新米陰陽師と謎多きあやかしの凸凹コンビ!
ときは平安。陰陽寮の学生――ひよっこ陰陽師見習いの大江春実は、身の丈もわきまえずに式神を得ようとして、大変なものを呼び出してしまう。その美しいあやかしの名は、雪羽。返り討ちに遭い、「美味な食糧」になって〈気〉を吸われる春実と、飄々とした不思議なあやかし・雪羽との奇妙な関係が始まった。 春実とともに、ひとつの事件を収束させたあと、雪羽はしばらく姿を消していた。しかしふたりは思いがけない形で、久しぶりの再会を果たす。内裏で宮廷女房が死んでいたその現場で、死体の傍らに淋しげな顔をして立っていたのが、貴公子姿の雪羽だったのだ。偶然現場に居合わせた春実は、取り調べで長く拘束されてしまう。 時を同じくして、京の都の上空には謎の赤い星がまたたくようになっていた。陰陽寮の面々はこれを凶兆として対策に乗り出し、春実は一連の不可解な事柄に関わっていると考えて、雪羽に話をきくことに。すると内裏の事件も赤い凶星も、まさしく雪羽の過去の知り合い――水干姿の少年あやかし〈澪〉が起こしたことと判明する。 「あたしの中には帝の血も混ざっているからね」などとうそぶく雪羽の、謎に包まれた過去とは……?
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
-
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 2 -
ブクログ 2 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3
