感情を「色」として見る高校生・希崎心弥を軸に、迷宮神群と呼ばれる神々、その眷属、神群に対抗する人々の争いを描く現代伝奇シリーズ。徒帰島での監禁事件をきっかけに、心弥と幼なじみの露草弓は異能や神話的存在の実在を知る。以後は、水本冬華、乾真砂、甲院薫らも加わり、研究所の事故、企業の警護、実験体の過去、教団の動きが重なっていく。島の因縁から都市部の裏事情、さらに欧州の対立へと舞台が広がり、複数の勢力が同じ神群の影響を追う構成になっている。各巻で視点人物や立場が変わり、神群の研究、異能の発現、組織間の利害、個人の因縁が連鎖する。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 迷宮神群や異能を軸にした、設定の作り込みが強い。
- 人間関係や派閥同士のつながりを追う面白さがある。
- 伝奇、ホラー、民話、クトゥルフ風の不穏さが混ざる独特の空気感。
- 表紙や挿絵とのギャップも含めて印象に残りやすい。
- ストレンジムーンとつながる世界観の広がりが楽しめる。
こんな人におすすめ
- 設定や勢力図を整理しながら読むのが好きな人。
- 伝奇もの、怪異もの、オカルト寄りのラノベが好きな人。
- キャラ同士の関係性や感情の動きを重視する人。
- シリーズ全体の世界観をじっくり味わいたい人。
- 既にストレンジムーンを読んでいて関連作を掘りたい人。
人を選ぶポイント
- 派閥名や固有名詞が多く、初見では把握しづらい。
- バトルの爽快感より、状況整理や関係描写が中心。
- 主人公の活躍が控えめな巻があり、物足りなさが残る。
- 時系列や視点の切り替わりで、流れを追うのに集中力が要る。
- 途中で終わった印象があり、完結感を重視する人には引っかかる。
テンポ・読後感
- 事件や因縁を少しずつ積み上げる、じわじわ進む構成。
- 情報量が多く、読み進めるほど全体像が見えてくるタイプ。
- 不穏さと切なさが同居し、重めの読後感になりやすい。
- 戦闘はあるが、見せ場は心理や関係性の変化に寄る。
- 物語の広がりは大きいが、巻ごとの収束はやや粗め。
キャラクターへの評価
- 真砂は強さとヒーロー性が目立ち、安心感のある存在。
- 甲院薫は感情の揺れや人を惹きつける面が印象に残る。
- 由姫は健気だが、活躍の場が少なくもどかしさがある。
- 心弥と弓は癖が薄く、物語へ入りやすい受け皿になっている。
- 敵側や組織側も単純な悪役ではなく、立場や思惑が見えやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
人の周囲にその人物の感情の “色” が見える高校生―― 希崎心弥。 彼は幼なじみの露草弓の初めての里帰りに同行することになり、徒帰島に向かった。 だがその島にはとんでもない秘密があった。 島民全員で一人の 「神」 を信仰していたのである。 そして弓の祖父に監禁された心弥は、恐るべき事実を知ることになる―― すなわち、この世には迷宮神群と呼ばれる神々がおり、今もその眷属と神々を狩る者たちの間で凄絶な争いが続いていると言うことを……! 『陰陽ノ京』 の渡瀬草一郎が贈る新境地!
この巻のあらすじ
井製薬の研究室で爆発事故が起こった。死者は一名――研究所の女性研究者・水本美春である。だがその事件の裏には隠された真実があった。死んだ水本美春は、迷宮神群と呼ばれる異形の“神々”の研究者であったという恐るべき真実が……! 事件は闇から闇へと葬り去られ、だがその現実を受け入れられないでいる少女が一人――水本冬華である。美春の妹である彼女は、神群の存在もそれに対抗するキャラバンの存在も知らないまま、事件の裏に隠された真実を知ろうと動き始めた。そして……!
この巻のあらすじ
無名の天才画家グランレイスの力を受け継いだ高校生・希崎心弥と、神群ハタニアスの影響で異能を手に入れた露草弓。徒帰島の異変で九死に一生を得た二人は街に戻り、キャラバンの援助を受けながら日常生活を始めた。だが、希崎心弥の力もまた迷宮神群――虹の屍・オルタフの影響を受けたものであった。そしてその力に目を付けたものが一人。彼――満月のフェルディナンはとある目的のため、希崎心弥を操ろうとする。そして……! 無名の天才――グランレイスを巡る謎が解き明かされていく……!!
この巻のあらすじ
実験室の子供達--その異能が使われる時……! 甲院派の実験室で作り出された子供達――その一人である乾真砂(いぬい・まさご)は甲院派壊滅後、巡りめぐって東都まごころファイナンスに籍を置いていた。 だが、社長である華ケ瀬の死とともにそこを解雇され、そして次に彼が選んだ仕事は迷宮神群の研究者・榊糾(さかき・ただす)の警護であった。 一方、甲院派の大幹部であった仙崎竜太郎は、榊糾の持つ秘密を手に入れるため、ある“存在”の意志のもと、動き出す――! キャラバン全体を巻き込む壮大なる事件――その幕が開いたことを知るものは、まだ少ない……。
この巻のあらすじ
甲院薫の復活―その事実はキャラバンを混乱の渦に叩き込んだ。 この機に甲院派の殲滅をもくろむ山之内派に対し、真砂は甲院に乗っ取られた由姫を救うため組織を無視した別行動を開始する。 果たして甲院薫は何処に身を隠し何を行おうとしているのか。 かつて研究所での日々をともにした仲間との再会を経て、真砂たちが行き着いた先は! 様々な人々の思惑を絡めて始まった戦いは、今、混沌と激しさを増していく!
この巻のあらすじ
カーマインの庇護を得た甲院薫は、欧州にて、シューウェンと名乗る少女に出会う。 光に向かう獣・ネムエルを崇めるガムナ教団――その司祭たる彼女は、甲院薫を優しく出迎えるが……! 一方、東洋ではついに、沈黙の山之内がその重い腰をあげた。 魔窟の笛吹き・スフの影響を受けた沈黙の山之内。紅く紅い巨人・ウォーザイの影響を受けた災厄のカーマイン。 人智を超えた異能を持つ二人が今、欧州の地に対峙する――!
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