清原凪は、九尾の狐でありながら人間として高校生活を送ろうとする少年で、彼の前に縁談をめぐって橘や妖怪たちが次々現れる。舞台は、妖怪を保護・管理する施設を兼ねた学校と、その周辺の現代日本で、学園生活の裏に妖怪社会の事情が重なる。物語は、凪と橘の関係を軸に、同族や監視役、元婚約者などの妖怪が加わることで広がっていく。日常の学校行事や私生活の騒ぎの中に、妖怪の出自や組織、殺生石などの要素が差し込まれ、シリーズ全体で人間社会と妖怪社会の接点が描かれる。続編・外伝の区分はなく、6冊でまとまっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 妖怪や異種族が出る学園ラブコメとして、設定の組み合わせが目を引く。
- 日常回の小ネタや掛け合いに手堅さがあり、軽く読める場面がある。
- 橘や藤紫、赤染など、好みが分かれつつも印象に残るキャラがいる。
- 文章の読みやすさや、先の展開を追いたくなる伏線の置き方を評価する声がある。
- 妖怪同士の関係性や「普通の人間らしさ」をめぐるテーマに引っかかる読者がいる。
こんな人におすすめ
- 妖怪もの、和風ファンタジー、異種族交流の要素が好きな人。
- キャラの魅力や属性の強さを重視して読む人。
- ラブコメよりも、ややシリアス寄りの学園異能ものを許容できる人。
- 先の巻まで含めて、伏線や関係性の変化を追うのが好きな人。
- ヒロインのわがままさや不器用さも味として受け取れる人。
人を選ぶポイント
- ラブコメとしての甘さやコメディ感は薄めで、殺伐とした空気が気になる。
- 主人公やヒロインの言動がワンパターンに映り、成長不足と受け取られやすい。
- シリアス展開や決着のつけ方があっさりしていて、物足りなさが残る。
- キャラの好みがかなり分かれ、特に橘への評価が割れやすい。
- 物語のまとめ方やオチの見え方に、消化不良感を覚える読者がいる。
テンポ・読後感
- 展開は比較的早く、さくさく読める一方で、戦闘や山場は省略気味に感じられる。
- 日常パートは安定しているが、後半のシリアスで勢いが落ちる印象がある。
- 全体の空気は軽快さよりも、少しピリついた雰囲気が強い。
- 巻を追うほどマンネリ感が出る一方、キャラ同士の距離変化は見どころになっている。
- 文章は読みやすく、テーマや小ネタの押し出しははっきりしている。
キャラクターへの評価
- 橘は傲岸不遜で強気だが、甘え下手さや不器用さも含めて印象が強い。
- ただし、成長が見えにくく、うざさやわがままが前面に出ると厳しく見られやすい。
- 凪はお人好しで、迷いながらも周囲を支える役回りとして受け止められている。
- 藤紫は好意的に語られやすく、サブヒロイン側の人気が高い。
- 赤染や木花など新キャラは、今後の絡みや役割に期待を集めている。
巻一覧
この巻のあらすじ
ちょっと迂闊な普通の高校生・清原凪の目の前に、白無垢を着た長い金髪の女の子が現れて涙目でにらんでくる。「招待状は確かに送った。正装もこちらで用意している」……凪のせいで縁談が破談したという幼狐の橘が、その恥を雪ぐために凪に自分を娶れというのだ。「貴様のせいでは私は群から追放され生涯を処女で過ごさねばならんのじゃぞ!?」「ちょっ!?」――九尾の狐であることを捨て、いまは律儀に人間をやっている清原凪が「普通の高校生」を続けるには!?第6回新人賞佳作受賞作。カゲキなラブコメ戦、はじまる!
この巻のあらすじ
「普通の高校生」をやっている“つもり”の清原凪の正体は九尾の狐だ。しかしけっこう迂闊なせいで凪は幼狐である橘から自分を娶るよう迫られながらの同棲生活中。しかも凪の通う学校は妖怪を保護・管理する施設を兼ねていて、橘の他にも有象無象の妖怪たちが人間のフリをしている。球技大会を控える凪に、天狗娘の藤紫は蹴鞠などする感じ?とセパタクローをわりと本気で競技に提案してくる。転校生の鵺からは「監視に来た」と目をつけられて、“普通オンチ”な凪の高校生活はまたややこしくなりそうな雲行きに――? バトってラブるスクールコメディ第二弾、はじまる!!
この巻のあらすじ
クリスマスが近づき、なんだかんだで仲のいい凪のクラスではクリスマスパーティを開くことになっていた。凪の誕生日を尋ねる橘に、隠し事をしないと決めた凪は、九尾の狐である“凪”が人間の“清原凪”になった日のことを話すことにするのだが、準備だ勉強会だとなかなか二人きりになって落ち着いて話すタイミングがない。そんな折、かつて地獄で凪とともに妖怪たちを統べていたという火車がやってくることに!? さらにはどういう訳か裸エプロン対決に発展し、橘の凪攻略作戦はいったいどうなる? ラブ!らぶ?スクールコメディ第三弾!
この巻のあらすじ
相変わらず不遜な橘だが、凪に気に入られようとアルバイトを決める。「自分と凪しか持っていないもの」が欲しくて、凪にプレゼントを贈ることにしたのだ。ところが当然のように橘の働きぶりはぎこちない。「……ごちゅうもんは、なんめいさまですか……?」うーん、いささか不安が……。凪と橘のスクールコメディ第四弾!
この巻のあらすじ
鬼絡みの問題も一段落、と上機嫌の橘。九条が地獄に戻る際「気をつけろ」と言い残したことで一抹の不安を抱く凪。二人のもとにまた奇妙な輩が現れる。九条がいた鬼の組織から狙われているという妖狐の木花だ。橘はしばらくぶりに触れる同族の木花に気をよくして、護衛を引き受けるのだが、人間らしい生活を教えようと先輩ぶって張り切りすぎる。凪はまた新たな厄介ごとになるのではと困惑するのだが……? ほのぼの妖怪スクールコメディ!
この巻のあらすじ
風邪をひいた凪をナース服で看病(?)する橘だが、火車や木花、鵺たちもやってきて騒々しい。そもそも火車がやってきたのは殺生石について話をするためだという。ぬらりひょんが集めていた殺生石は妖怪の妖力を吸い出して溜め込む習性を持ち、呪具として身につけた者の妖力を強化する力がある。火車や鬼九条が暴走した際に強力になったのもこのためらしい。しかし橘たちの看病合戦の的になった凪は風邪を悪化させてしまうのだった。そんな折、橘の元婚約者だった狐の須磨が現れる。波乱の中、凪は――!? ほのぼの妖怪スクールコメディ・感動のフィナーレ!
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
-
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 1
