『ちょーシリーズ』は、トードリアやジールなど複数の国をまたいで展開するファンタジー連作で、魔法、魔族、王族、獣の姿をした人物たちが入り交じる物語です。中心にはジオ、ダイヤ、アラン王子、宝珠、オニキス、サファイヤらがいて、行方不明者の捜索、王族の婚姻、後宮からの脱出、魔王や占い師をめぐる騒動などが描かれます。各巻は事件や関係性の変化を軸に進み、怪盗、海賊、後宮、異世界召喚、魔王シリーズなどへ話題が広がります。短編収録巻もあり、主要人物の過去や周辺人物の視点を補う構成です。続編・外伝・短編が混在するため、物語の本筋と補助的なエピソードが並行して読めるシリーズです。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 夫婦や家族のつながりを軸に、仲間同士の信頼や助け合いが強く印象に残る。
- キャラクター数が多く、懐かしい人物の再登場や関係の変化を追う楽しさがある。
- 呪文、風景、会話の細部まで勢いよく積み上げる世界観が読みごたえにつながる。
- シリアスと軽妙さが混ざり、熱い場面と笑える場面の振れ幅が大きい。
- 企画本や番外編も含めて、シリーズ全体をまとめて味わう満足感がある。
こんな人におすすめ
- 長編シリーズを一気に追いかけるのが好きな人。
- キャラ同士の関係性や再会、年月をまたいだ変化を楽しみたい人。
- 夫婦・家族・仲間の絆が強い物語に惹かれる人。
- きらきらした勢いのある文章や、にぎやかな群像劇が好きな人。
- 本編だけでなく番外編やファンブックまで含めて楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 巻数が多く、途中から入ると人物関係をつかむまで少し時間がかかる。
- キャラ名や固有名詞が多く、舞台や勢力図を覚える負荷がある。
- 物語の広がりが大きいぶん、回収しきれない要素や駆け足に感じる部分がある。
- シリアス寄りの巻では、重い事情やすれ違いが続いて読後感が沈むことがある。
- 世界観の一部に現実の文化を連想させる要素が出る巻では、好みが分かれやすい。
テンポ・読後感
- 基本はテンポよく進み、長編でもだれにくい読み心地。
- にぎやかで華やかだが、要所でしっかり切なさや緊張感を入れてくる。
- 章ごとの場面転換が多く、次々読み進めたくなる勢いがある。
- シリアス回は空気が重くなり、感情の揺れが強く出る。
- 最終盤に向けては駆け抜ける印象が強く、余韻より完走感が残る。
キャラクターへの評価
- ジオとダイヤは、シリーズの軸として頼もしさと夫婦らしい安定感が強い。
- 宝珠はかわいさや健気さが目立ち、獣耳設定も含めて愛され方が大きい。
- オニキスは情けなさや危うさも含めて目が離せず、成長や立ち位置の変化が印象に残る。
- スマートは空気を和らげる存在として人気が高く、登場すると場が明るくなる。
- アラン王子やリブロ、サリタなどは、巻ごとの見せ場で強く印象を残す。
巻一覧
この巻のあらすじ
ダイヤのキスによって、ジオが獣から人間に戻ってはや8年。2人の間に生まれた三つ子は、アラン王子と一緒に暮らしていた。3年前、トードリアに出かけたジオとダイヤが、行方不明になってしまったからだった。そんなある日、アランは、奇妙な情報をつかむ。コバーリムの貴族の館に、ダイヤモンドと名乗る怪盗と、人語を喋る獣が現れたのだという……。痛快ファンタジー、第2弾!
この巻のあらすじ
魔法で男にされたうえに、記憶喪失になってしまったダイヤ。ライーとともにコバーリム神殿に身を寄せていたが、司祭の娘・ミナに惚れられ、結婚を迫られてしまう。一方、魔法で女にされたジオは、ロゼウス卿の屋敷に滞在していた。ライーの手紙でダイヤのことを知ったジオは、取り乱してコバーリム神殿へ向かおうとするが……。2人は再会できるのか!? 痛快ファンタジー第3弾!
この巻のあらすじ
ダイヤモンド伯爵処刑の日。みんなダイヤを救うために必死だった。ライーが女神コリアムの召喚魔法を見つけ、徹夜でくたくたのミナは、女神の住む禁足地の祠へと向かった。タロットワークは、魔法に使う鳥を狩るため、夜通し山を歩き回っていた――。そして刑執行の時間。強い風が吹いたあと、処刑台に突如現れたのは…。ダイヤとジオはもとに戻れるのか!? コバーリム編クライマックスへ!!
この巻のあらすじ
男女もとに戻ったジオラルド夫婦と三つ子たちの再会の日の朝。野営地から森の中へ入ったサファイヤとオニキスは、ひょんなことから喧嘩をしてしまう。ひっぱたかれ、気を失うサファイヤ。目を覚ましたサファイヤは、何を思ったかオニキスを口説き始めて……!? 表題作ほか、アラン王子の婚約をめぐるドタバタ劇「ちょー美しい姫君」、リブロの少女時代を描く「冬の祈り、秋の憧れ」を収録。【目次】ちょー美しい姫君/ちょー恋とはどんなものかしら/冬の祈り、秋の憧れ
この巻のあらすじ
コバーリムでの一件も無事解決し、ジオラルド夫妻と三つ子たちは、トードリア王室で平和に暮らしていた。しかし、タロットワークのもとを同族のエデアが訪れたことから、波乱が始まる。エデアが告げた言葉は「ヌホが願いを叶える」。タロットワークがもっとも聞きたくない言葉だった――。直後、オニキスがタロットワークに呼び出される。そして残りの家族も王宮から姿を消してしまった! 【目次】第一章 夏の影/第二章 山道/第三章 北の国の夜、南の国の夜/第四章 市場点景/第五章 問いかけよ、果ての島へと/第六章 夕日、花街、逃亡計画/第七章 島からの使い/第八章 『マジックマスターの法儀書』/あとがき
この巻のあらすじ
タロットワークの裏切りによって、散り散りになってしまったジオラルド一家。セルネアに侵されたジオを救い出したのは、オリヴィア王女に仕えるロビンだった。ロビンはジオを連れ、海賊船コーイヌール号に乗り込んだ。船はあほうどり島へ向かうらしい――。船室で眠るジオは、マジックマスター・ヌホの夢を見る。ヌホはジオに、オニキスの運命(さだめ)について語るが……。波乱の「レフーラ編」第2弾!
この巻のあらすじ
海賊船コーイヌール号に乗り込んだジオは、キャプテン・カッラの海賊島へ到着する。目的はライオン・カッラにあって、バロックヒートのいるあほうどり島へ連れていってもらうこと。アルマ、ロビンとともにカッラの家を訪ねたジオ。しかしカッラは、アルマに「事情がかわった」と告げる。そしてあほうどり島へ案内するための条件を切り出すが…。オニキスの運命は!? 「レフーラ編」第3弾!
この巻のあらすじ
祭りが続くレフーラ市街。王宮に占有しているスマート(♀)が、新月の夜の儀式のことをジャネカから訊き出そうとしている頃、ユーナーンがオリヴィアの離宮を訪れていた。ユーナーンは冷たい表情で、どうしてダイヤとオリヴィアをとらえているか語りだす――。一方、レフーラに到着したアラン王子とグーナーは、さっそくヴァデラッヅたちと合流するが…。レフーラ編クライマックスへ突入!
すべての巻を見る(全26巻)
この巻のあらすじ
奴隷として舟に乗り込み、レフーラに向かっていたジオ。タロットワークの魔法によって嵐を乗り切ることができた。しかしその胸中は、嵐の中垣間見た、親友に対する複雑な思いでいっぱいだった――。一方レフーラ王宮では、スマート(♀)が思案にくれていた。宰相ユーナーンが、魔人に何を願おうとしているのかわからない。だが宴舞会の日は刻々と迫りつつあり…。レフーラ編、堂々完結!
この巻のあらすじ
東大陸、璃磨国。山奥で暮らす少女・宝珠(ほうじゅ)は、獣のような三角の耳のせいで、母親に忌み嫌われてきた。ある日、ついに家を飛び出した宝珠。しかしひとりでは心細い。南燕の街で宝珠は、外国人の男に近づく。男は、宝珠になにかとよくしてくれる。そして、宝珠の耳を見た男は、こう言うのだった。「僕のために、木蓮の国(トードリア)に行ってくれないか」。新しい冒険の幕が切って落とされた!
この巻のあらすじ
レフーラにやってきた宝珠(ほうじゅ)は、オニキスらとともに、結界の張られた王宮に潜入する。しかし“見えない壁”があって、謁見室に入れない! 宝珠は意を決する。カッラの腕力と、パリスの魔力によって、壁を飛び越えることに成功。謁見室で宝珠の目に飛び込んできたのは、女王オリヴィア、魔族ムロー、妖精サイズのヴァデラッヅ。ヴァデラッヅが呪文を唱えると、部屋が強烈な光に満たされて…!?
この巻のあらすじ
山を越えコバーリムに入国した宝珠(ほうじゅ)とオニキス。たどり着いた老夫婦の家に世話になっていたが、そこでふたりは、自分たちが指名手配されていることを知る! 身を紛らわせるため、秋祭りでにぎわうコバーリムの市街へ向かったふたり。宝珠は巫女の衣装に着替え、オニキスは髪と肌の色を変えていたが、ついにジールの兵士に気づかれてしまう! 絶体絶命のピンチ! しかしそこに現れたのは……!?
この巻のあらすじ
コバーリムの街で魔族にさらわれた宝珠(ほうじゅ)。連れていかれたのはジール城。そして目の前は、宝珠を指名手配した張本人クラスター王子が…。王子はいきなり宝珠に「僕と結婚してほしい」と言い出して!? そのころオニキスは、すぐにでもジールへ向かおうとしていた。しかしサファイヤと、雇われの魔法使いサリタはなかなか動こうとしない。オニキスは、町中で魔族ムローの姿を発見するが…!
この巻のあらすじ
魔王の捕縛そして世界の破滅を企むジールのクラスター王子。王子の部屋を訪れた精神体のダイヤは、彼の中に狂気を感じる。そして、王子を説得できるのは宝珠(ほうじゅ)しかいない、と思うのだった……。その頃宝珠は、オニキス、サファイヤ、サリタと合流し、旅を再開しようとしていた。パイロープから紹介してもらった次の行き先は、ジークフロード教室。かつてスマートが魔法を学んだ教室だった!
この巻のあらすじ
ついに魔王サルドニュクスを捕縛した、ジールのクラスター王子。世界の支柱を破壊するため、彼は大国トードリアに兵を進める。国力の差からいって、勝ち目のない戦。しかし王子は、生まれて初めて城の外に足を踏み出した! 一方、捕縛を阻止できなかった、サリタ、それにオニキス、サファイヤ、宝珠(ほうじゅ)は合流し、ジールの行軍の先回りをする。なんとかして戦争をやめさせるつもりだった!
この巻のあらすじ
エデア・タロットワークの誤った術式によって、魔王は暴走を始めてしまった! 支柱の破壊、世界の破滅のときが近づいていた…。混乱をきわめる、トードリア、ジールの両軍。絶望のあまり、宝珠(ほうじゅ)は悔し涙を流す。だがオニキスに励まされ、彼女は立ち上がる。最後まであきらめない、と決心したのだった。「あたしは行くよ」。宝珠は、この状況を作った張本人クラスター王子に視線を向けるが…。番外編「ぜんぶもとどおり」も収録。
この巻のあらすじ
魔族の英雄の異名を持つ少女・宝珠(ほうじゅ)は、ぼろぼろの身体をした魔王サルドニュクスと対面する。予想外の魔王の行動に当惑する宝珠。一方、トードリア。ジオとダイヤの肉体がとじこめられた琥珀楡に集う、オニキス、サファイヤ、魔法使いたち。「世界の律がずれている…」リオ・アースは、子どもたちに笑いかけた。世界はまさに滅しようとしていた! 子どもたち編、クライマックスへ!
この巻のあらすじ
トードリアの先王崩御の知らせを聞き、首都リアディに駆け付けたジオラルドとダイヤモンド。三つ子はラボトロームのアラン王子に預けたままだ。宰相ライーによると、先王は毒殺されたらしいが、ジオに真犯人を教えてくれない。しかも、ジオが母親のキスラロール王妃を訪ねている間、ダイヤが何者かにさらわれてしまい…!? コバーリム編突入前のジオとダイヤを描く、スペシャルストーリー!!
この巻のあらすじ
極寒のローラント王国。カリカは城の床に魔法陣を描き、長い呪文を唱えていた。城付きの占い師スーチャは明日処刑されてしまう! スーチャを助けるため、カリカは必死で助けを求めていた! すると目の前に現れたのは魔王サルドニュクスと魔法使いのスマート。他の世界から呼び出されたのだった。「僕は何でも出来る」と言う魔王だったが、すぐに眠ってしまい…!? 「魔王」シリーズ第二弾!
この巻のあらすじ
界を渡る旅をする魔王サルドニュクスと魔法使いスマート。旅の途中、スマートは別の魔王に、所有の紋章をつけられてしまった! 紋章を外すため、その魔王のいる世界に行こうとするサルドニュクス。しかしスマートが拒み、ふたりはケンカをしてしまう! ちょうどその時、サルドニュクスは召喚され、別の世界へ渡る。呼び出したのはミジャンという名の若い女性召喚術師。発電の儀式のためだというが…!?
この巻のあらすじ
魔王・八翼白金を追って、サルドニュクスと魔法使いスマートは界を渡る旅を続ける。前の世界で女に化けた八翼白金にコロリとだまされたスマート。失敗を繰り返さないよう、新しくやってきた世界では、8歳の少女に姿を変えられてしまった! 街にでかけたふたりは、城の内覧会があることを知る。そしてふたりに話しかけてくる赤毛の少女。世継ぎのホルイー姫を助けてほしいというのだが…!?
この巻のあらすじ
魔王・八翼白金の前に召喚されたのは、トードリア国の王子ジオラルドと王女ダイヤモンドの息子・サファイヤだった! 八翼白金はサファイヤに、魔王・十六翼黒色を連れ帰ってくれるように頼むが…。一方、シンギンガンド城。ギンガは、少女姿のスマートの魔法で、城を抜け出すことに成功する。しかし本拠地の岩山に着くと、スマートはなんと記憶をすっかり失ってしまっていて…!?
この巻のあらすじ
魔法によって、牢屋が破壊されてしまったシンギンガンド城。魔王サルドニュクス、スマート、ティルファのいる前で、唯一の王族・ホルイー姫は女王への即位を宣言する! そして、スマートに命じて、兄のギンガを呼び出すが…!? 一方その頃サファイヤは、魔王・八翼白金の空間にいたのだが…!? 魔王サルドニュクスと魔法使いスマートが界を渡る、魔王シリーズがついにクライマックス!
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