『シロクロネクロ』は、不慮の死からゾンビとして蘇った高校二年生・不二由真を中心に、屍霊術師シロネクロの高峰雪路や名門家の令嬢ソファイアが関わる現代ファンタジー。死者の書を狙うクロネクロとの対立を軸に、由真の同居生活、学園での騒動、街で起こる事件、査問会や修学旅行先での出来事が重なっていく。シロネクロとクロネクロの組織、秘宝、霊的な技術、火竜の力などが絡み、由真は欲望と成仏の条件を抱えたまま、周囲の人物や勢力の動きに巻き込まれていく。物語が進むにつれて敵味方の関係やそれぞれの事情が少しずつ見え、死者の書、賢者の石、真の黒をめぐる線が交差していく。同居生活の掛け合いだけでなく、対立陣営の思惑と秘宝の由来が順に明かされ、作品全体の軸が広がる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 下ネタとシリアスを組み合わせたギャグ路線が、パロディや他作品ネタを知る読者には刺さる。
- ゾンビやネクロマンサーなどの題材を活かした、グロさと笑いのバランスが取れたバトル描写。
- 後半の展開やクライマックスの盛り上がり、疾走感のある戦闘パートは評価されやすい。
- ボケを挟みつつも飽きさせない二段構えのバトル構成が、好意的に受け止められることがある。
- 1巻は面白さがあり、大賞作品としての文章力・構成力も一定水準との声。
こんな人におすすめ
- エロ煽り文句より、下ネタギャグとシリアスのミックスを楽しみたい読者。
- 他作品への言及やパロディ要素を拾える読者。
- 戦闘シーンやハラハラ感のある展開を重視する読者。
- 主人公の軽いノリやバカモノローグを許容できる読者。
- 暇つぶし・気軽に読めるラノベを求める読者。
人を選ぶポイント
- 主人公の軽薄さ・浅さで共感しにくく、物語の熱量を削ぐとの指摘。
- 前半の平坦さ、ギャグ日常パートのテンポの悪さ、シリアスへの唐突な転換。
- 設定説明や伏線の張り方が読み手に先が見えやすく、後半の無理矢理感。
- 刊行間隔が長く設定や人物を忘れやすい、終盤の詰め込み感や未消化感。
テンポ・読後感
- 前半は日記のように平坦で、後半から一気に読みやすくなる二段構え。
- ギャグとシリアスの温度差が大きく、厨二寄りの場面との乖離も目立つ。
- 読後に印象が残りにくく、前巻の内容を思い出せないことがある。
- シリーズ後半は設定や関係が複雑化し、追いにくさや退屈さが増す傾向。
- 最終巻はまとめに必死で詰め込みすぎ、核心要素の薄さが目立つとの声。
キャラクターへの評価
- 主人公はエロ妄想混じりの軽い性格だが、深みや意外性がなく物語を平坦にする。
- メインヒロインはクールビューティ像から外れ、立ち位置が弱い。
- サブキャラの方が印象に残り、光っているとの評価。
- ヒロインへの過度な痛めつけ描写が、序盤から違和感を招く。
- キャラのセリフや生死描写が軽く、若い読者向けとしても物足りない。
巻一覧
この巻のあらすじ
ちょっと……というか死ぬほどえっちな高校二年生・不二由真(ふじゆうま)は、不慮の死からゾンビとして蘇った。彼を蘇らせたのは、善い屍霊術師(ネクロマンサー)・シロネクロの高峰雪路(たかみねゆきじ)── 彼女は父から受け継いだ秘宝“死者の書(ネクロノミコン)”を悪い屍霊術師・クロネクロに狙われ、由真が巻き込まれ死んでしまったことを教える。そして雪路は、由真を守るために 「一緒に暮らしなさい」 と命じるのだった。 「女の子との共同生活=脱・童貞!!」 と喜ぶ由真だが、「欲望を満たす=即・成仏!!」 と知って悶絶する。 シロネクロの名門・アクセルロッド家の令嬢ソファイアも仲間に加わり、可愛い女の子に囲まれバラ色の日々、のはずが……!? 第17回電撃小説大賞<大賞>受賞作!
この巻のあらすじ
樽多露(たるたろ)市立美術館で起きた 『奇跡の宝石盗難事件』、馬流原(バルハラ)町各地で目撃されている『赤目の巨大野良犬』 の噂で街が騒がしくなり始めた頃、おバカでゾンビな高校生・不二由真はシロネクロの美少女・高峰雪路のえっちな妄想夢を楽しんでいた。 その頃、“クロネクロ幹部・四札(スート)のヴィクター・フランクストンが“賢者の石“探索に乗り出す。 時同じくして、戒律違反の疑いがある雪路の査問会が開かれようとしていた。水面下で動き出すシロとクロのネクロマンサーたち。そして、雪路とソファイアの師匠・ドールマンサーのマトリも現れ、雪路の真相に迫っていく──。 何も知らない由真はやっぱり雪路のえっちな妄想夢を楽しんでいたのだった。しかし……!?
この巻のあらすじ
死ぬほど修学旅行エンジョイすんぞウォォ! って、俺こと不二由真は既に死んでるゾンビだけどね。それはそうと修学旅行といえば、高校生活最大のイベント、そして場所は南国・沖縄! ……ときたら、水着姿の高峰とムフフなことだらけで……え? 違う!? 俺を待っているのはクロネクロとオッサンと幽霊の女の子だってぇー!? ……マジ? 美少女ネクロマンサーとおバカゾンビで贈る、ネクロマンティック・ラブコメ第3弾!
この巻のあらすじ
無尽の悪意(ヴァリオラ)復活を企む真の黒(クローダム)を率いる得真(えるま)を止めようと、由真はシロネクロたちと協力して真の黒へと総力戦を仕掛ける。だが、謎の人物・名無し(エマノン)の参戦により敗退、火竜の力におぼれた由真は反動で記憶を失い、さらには雪路・ソファイアもさらわれてしまう。 全てを失いシロネクロのビルに幽閉されてしまった由真だったが、そこへ現れたのはクロネクロの万里王とプラトーン!? 果たして彼らの目的とは……!? そして、雪路・ソファイアの運命は── !? 泣いても笑ってもエッチできずに死んじゃってもこれで最後! 死ぬほど笑えるネクロマンティック・ラブコメ最終巻!!
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