王立大学院の学生だったウィラード・シャマリが、伯父の傭兵団で事務長役を引き受けたことから始まる、傭兵団運営と戦場の両方を描くシリーズ。舞台は傭兵が最底辺と見なされる時代の諸国で、山猫傭兵団を中心に、食糧確保、団員の教育、仕事の割り当て、他勢力との交渉や軍事行動が続く。主人公は戦闘要員というより調整役として団を回し、周囲の傭兵や貴族、軍人と関わりながら立場を広げていく。物語は傭兵団の内政と対外任務が連動し、商売、縁談、国境越え、他国の内戦介入へと広がる。シリーズ全体では、傭兵団の規模拡大に伴って関わる地域や政治課題が増え、軍事と運営の両面が大きくなっていく。続編や外伝の明示はない。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 傭兵団の運営や補給の話に興味がある人 - 軍事と組織づくりが並行する物語を読みたい人 - 架空の国々をまたぐ政治・軍事ものを探している人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • エリート出身の主人公が、荒くれた傭兵団の事務や運営に放り込まれる落差が面白い。
  • 戦場だけでなく、待遇改善や人材育成、組織立て直しの過程に読みごたえがある。
  • 傭兵団の空気が任侠ものや企業ものに近く、社会の縮図として楽しめる。
  • 派手な魔法頼みではなく、知恵・ハッタリ・泥臭さで切り抜ける展開が印象に残る。
  • 戦記としての規模感は大きすぎず、地に足のついた成り上がりが読みやすい。

こんな人におすすめ

  • 戦記ものでも、軍師無双より組織運営や現場改善の話が好きな人。
  • エリート主人公がブラックな職場で振り回される構図を楽しめる人。
  • 傭兵、任侠、企業ドラマのような空気感をラノベで読みたい人。
  • 派手なファンタジー要素より、戦場の現実感や人間関係を重視する人。
  • じわじわ評価されるタイプの作品を掘りたい人。

人を選ぶポイント

  • 期待するほどバトル一直線ではなく、事務・交渉・組織づくりの比重が高い。
  • 展開は大規模でも、超派手な見せ場だけを求めると物足りなさがある。
  • 主人公が荒くれ者に振り回される場面が多く、軽快さの裏でストレスもある。
  • 一部では前事務長まわりの処理に引っかかりを覚える声がある。
  • 作品全体の知名度や華やかさは控えめで、地味さを感じる場合がある。

テンポ・読後感

  • 序盤から中盤まで、仕事の立て直しと戦場の往復でテンポよく進。
  • 会戦や内乱の局面では緊張感が強く、読み応えがある。
  • 全体の手触りは泥臭く、熱さと現実感が同居している。
  • 軽妙な会話や人間臭い掛け合いがあり、重すぎない。
  • 旅や勢力拡大の局面では、次の展開への期待感が強まる。

キャラクターへの評価

  • ウィラードは頭の回るエリートだが、現場では苦労人として振り回される。
  • 知恵と度胸で切り抜けるタイプで、軍師というより政治・調整寄りに見られている。
  • 団員たちは荒っぽく個性が強く、脳筋さや最低限の秩序のなさが印象的。
  • 仲間が増えるほど、キャラクターの立ち方や関係性の面白さが増していく。
  • セリカやミュアキスなど、周辺人物が物語の転機や空気の変化を作っている。

巻一覧

たのしい傭兵団 1
2019年1月 ISBN 9784074368105
この巻のあらすじ

「傭兵」それは、勇ましい呼称と裏腹に、

この時代において最底辺とされる職業である。

王立大学院の学生ウィラード・シャマリは、順調にエリート街道を歩んでいた。

しかしある日、伯父である傭兵団長ガイアスバインに、

事務長の代わりをしてほしいと頼まれる。

義理と進路との狭間で悩み、王立大学院を休学して、傭兵となることを決意したウィラード。

しかし、いざ仕事にとりかかろうとしても、エリートに向けられる傭兵たちの目は厳しかった。

「お前らが毎日パンと肉を食えるようにしてやる」

大勢の前で大見得を切るウィラードだったが、

団の運営は想像した以上にいいかげんだった。

幼馴染で妹分のイルミナ、万夫不当の勇者ティラガ、旅の途中で知り合った少年ジュラス。

数少ない仲間の協力のもと、ウィラードは悪戦苦闘しつつも、

仕事の割り当てや食糧の確保、団員の教育などに取り組んでいくことになる。

上宮 将徳(ウエノミヤマサノリ):関西地方在住。本作にてデビュー。

望月 朔(モチヅキサク):愛知県在住のイラストレーター。

ライトノベルやゲーム関連の作画を中心に活躍中。

たのしい傭兵団 2
2019年2月 ISBN 9784074368907
この巻のあらすじ

いくつもの仕事をやり遂げ、山猫傭兵団の事務長として認められたウィラード。とはいえ、王立大学院に戻ることなど遠い未来の話にすぎなかった。先の任務の影響は隣国パンジャリーを二分する事態にまで発展していた。貝殻亭を訪れたリリアレット。それはかつて命を救ったブロンダート殿下よりの使者だった。「戦いはすぐそこに迫っている」軍資金とともに、山猫傭兵団には王太子陣営への参陣とビムラの傭兵の取りまとめが要請される。団長の安請け合いから丸投げされた仕事をこなし、ようやく漕ぎつけた出発前の壮行会。用意されたご馳走に沸き立つ団員たち。そこに侯爵家の三男坊を名乗る珍客、ディデューンが現れるのだったーーー。

たのしい傭兵団 3
2019年3月 ISBN 9784074370627
この巻のあらすじ

隣国パンジャリーの内戦によって大きな功績を挙げたウィラード。その才能は山猫傭兵団の内部より、むしろ外でこそ評価されつつあった。かつての強敵、火神傭兵団が引き抜きを企て、女傭兵ミュアキスが派遣されてきている。彼女の存在はモテない団員たちの嫉妬を煽り、ウィラードの団内での立場を悪くさせていた。戦争の影響はビムラの町にも波及し、負け組についた傭兵団の多くが解散の危機に瀕していた。傭兵たちが所属先を失うことを憂慮した傭兵ギルドのソムデンは、山猫傭兵団に対して新入団員の受け入れを要請する。「ウィラードさん、あなた今、自分で思っている以上に重要人物ですよ」

たのしい傭兵団 4
2019年4月 ISBN 9784074380961
この巻のあらすじ

傭兵団同士の抗争に勝利し、ビムラの最大手にまで登りつめた山猫傭兵団。それは業界内の勢力図が大きく塗り替わり、大きな注目が集まることを意味していた。団員たちの生活向上のため、密かに商工ギルドに属さない商売を始めたウィラード。しかし、傭兵が自分たちの既得権益に侵食してくることを権力者たちが許すはずがなかった。ビムラ中央会議議長、エルツマイユが選んだ方法はそれを潰すことではなく懐柔。「本日はそちらのウィラード・シャマリ殿に、おめでたいお話をお持ちいたしました」長老会からの使者によって持ち込まれた縁談。それは団員たちを巻き込んでの大騒ぎを呼び起こす。なぜなら、結婚相手として選ばれたのが……。

たのしい傭兵団 5
2019年8月 ISBN 9784074403486
この巻のあらすじ

山猫傭兵団の戦力増強のためにウルズバールの地に向かったウィラード。かつての知り合いであるヒルシャーンを説得し、馬と部族の若者達を仲間に加えてビムラへと帰国することになった。しかし、想定よりも人数が膨れ上がったことにより、ウィラード一行の戦力はもはや、軍と言っても差し支えないほどになっていた。ビムラに帰るまでにはいくつかの国を通過しなければならず、国境の関所に見とがめられ、通行を拒否されてしまう。融通の効かない相手に焦れたウィラード達は腕試しとばかりに強行突破を計画しーー。

たのしい傭兵団 6
2021年9月 ISBN 9784074496976
この巻のあらすじ

為政者との軋轢により、ビムラの地を離れることとなった山猫傭兵団。新天地の候補として招かれたのは大国メンシアード。かの地は文官と武官の対立が深刻化していた。亡き父の無念を晴らすため、王位奪取を目論む大将軍エルメライン。補給を失った軍は一丸となって王都への侵攻を開始する。これに対抗するのは国王代理、プリスペリア内親王。この稀有な才媛は国難を秘密裡に打開するため、山猫傭兵団に対しその迎撃を依頼した。精強無比のウルズバール騎兵を率い、五〇〇〇の軍勢と対峙することとなったウィラード。それまでの常識を覆すはずだった騎馬戦術。しかし経験の浅さを突かれて……。

たのしい傭兵団 1
2017年1月 ISBN 9784074228010
たのしい傭兵団 2
2017年6月 ISBN 9784074237005
たのしい傭兵団 3
2017年9月 ISBN 9784074260065
たのしい傭兵団 4
2018年2月 ISBN 9784074296255
この巻のあらすじ

大スターとお見合い! ? 安定した将来のために傭兵団を辞めるのか! ? ウィラードの運命は? 傭兵団同士の抗争に勝利し、ビムラの最大手にまで登りつめた山猫傭兵団。 それは業界内の勢力図が大きく塗り替わり、大きな注目が集まることを意味していた。 団員たちの生活向上のため、密かに商工ギルドに属さない商売を始めたウィラード。 しかし、傭兵が自分たちの既得権益に侵食してくることを権力者たちが許すはずがなかった。 ビムラ中央会議議長、エルツマイユが選んだ方法はそれを潰すことではなく懐柔。 「本日はそちらのウィラード・シャマリ殿に、おめでたいお話をお持ちいたしました」 長老会からの使者によって持ち込まれた縁談。 それは団員たちを巻き込んでの大騒ぎを呼び起こす。 なぜなら、結婚相手として選ばれたのが……。

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