アポカリプス・ウィッチ
- 著者
- 鎌池和馬
- イラスト
- Mika Pikazo
- レーベル
- 電撃文庫
- 刊行年
- 2019-2022
- 巻数
- 5巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 1巻まで
本作は、水晶魔法を扱う洋上の学園船グリモノアを舞台に、歌貝カルタと水晶少女アイネを中心として進む魔法ファンタジーです。カルタは手違いで特殊装甲ではなく完全服従型のアイネを呼び出す力を得ており、学園再建や日常の回復と並行して、旧世代の魔法使い、学内への侵入者、多国籍連合軍の思惑に向き合います。物語は学園内の対立から、魔法トーナメント、世界規模の危機、さらに宇宙から迫る『脅威』へと広がり、最強と呼ばれる者の責務が軸になります。学園という共同体の維持と人類規模の防衛が同じ線上で扱われ、個人の選択が学園や世界の状況に結びついていきます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 学園壊滅からの復讐劇として、序盤から一気に事態が動く。
- 水晶魔法や異能の設定を使った、派手で規模の大きいバトルが目立つ。
- 少ない手札で知略や工夫を重ねる展開に読み応えがある。
- 復讐だけで終わらず、正義や願いのぶつかり合いに踏み込む重さがある。
- 1巻ごとの引きが強く、続きが気になる構成になっている。
こんな人におすすめ
- スピード感のある学園バトルや復讐譚が好きな人。
- 鎌池和馬作品のノリや、勢い重視の展開に慣れている人。
- 黒めの熱さ、絶望下での逆転劇を楽しみたい人。
- 複雑な設定よりも、派手な戦闘とテンポを優先したい人。
- シリーズものとして先の展開を追う楽しみを求める人。
人を選ぶポイント
- 設定や用語が多く、初見だと分かりにくい部分がある。
- 説明や背景の掘り下げが薄く、感情移入しづらいと感じる場合がある。
- 復讐ものとしては重さやドロドロ感が控えめで、薄味に映ることがある。
- 既視感のある作風や、禁書系に近い戦い方を感じやすい。
- 物語の複雑化で、背後関係を面倒に感じる読者もいる。
テンポ・読後感
- 序章から事件が起こり、全体としてかなり速いテンポで進。
- 章ごとの切り替わりが早く、ノンストップで読ませる勢いがある。
- 追い詰められた状況でも、戦いの熱量で押し切る感触が強い。
- 雰囲気はシリアス寄りだが、重苦しさ一辺倒ではなく読みやすさもある。
- 1冊の中で大きく状況が動き、終盤の引きも強め。
キャラクターへの評価
- カルタは、望んでヒーローになったというより巻き込まれて前に出るタイプとして受け止められている。
- 立場が変わっても戦い続ける姿に、ブレなさや説得力を感じる声がある。
- 一方で、主人公の魅力や感情の乗り方が弱いと見る声もある。
- 仲間やヒロインは、復讐劇の中で印象を残す存在として挙がりやすい。
- 敵側は圧倒的で理不尽な強さが印象に残り、物語の圧を作っている。
巻一覧
この巻のあらすじ
水晶魔法、最先端の魔法技術。水晶花の装甲で全身を覆う事で、様々な超常を起こす荒業。だが歌貝カルタは『手違い』から特殊装甲ではなく、完全服従型の水晶少女アイネを呼び出す力を得ていた。
「にえさまいつまで焦らすおつもりですかそろそろアイネは反抗期に突入しそうな勢いなのですが」 「お前は反抗期の使い方を間違えている」
しかしカルタ達が水晶魔法を学ぶ洋上水晶魔法学園グリモノアにゲストで呼ばれた一世代上の先輩、世界最強と呼ばれる仰神魔法の使い手は壇上に上がるなり全校生徒にこう告げた。新世代と旧世代、両勢力の衝突の幕開けとして。
「どいつもこいつも全員無能。よってグリモノアは廃校処分とする」
この巻のあらすじ
アナスタシア率いる旧魔法の最強集団『難問排除』を倒したカルタ達は、洋上水晶魔法学園グリモノアを再建し、失った学校生活を取り戻す。全てのきっかけ『ファーストアウト事変』で失ったものの大きさを噛み締め、来るべき次の『脅威』との衝突に向け訓練を続けていた。 「はあ、ひい。な、何でそんな涼しい顔しているのよう……」 「少しは汗をかいた方がよろしかったでしょうか。ぐしぐし」 しかし、その平穏をバラバラに粉砕しようとするものが学内に忍び込む。アヌビスを使う彼女は『難問排除』の一角、アナスタシアの……実の妹!?
この巻のあらすじ
カルタ達が不在の中、無人の新型学園船セカンドグリモノアを『脅威』の群れが覆い尽くす。いや無人ではない、船の最下層には深手を負い水晶像となったまま回復を待つかけがえのない旧友、ゲキハ達が取り残されているのだ。 今度は本物の『脅威』、何が起きるかは未知数。それでも学校の奪還を目指すカルタ達だが、全体指揮を執る生徒会長キョウカの元にもう一つの問題が。多国籍連合軍の代表として何食わぬ顔で現れた美女は、未熟な復讐者ナタレーナを仇討ちの連鎖に巻き込んだ人物だったのだ。 つまり、人間達の『黒幕』。 「レトネーエ=クーレントです。続行不能とみなした場合は我々が引き継ぎます」
この巻のあらすじ
『全学大会』が開催される。世界各国から参加者が集まる、魔法ありの格闘トーナメントだ。最強の地位を守るため、そしてセカンドグリモノア奪回戦で苦戦してしまった汚名を返上するため、カルタ達は万全の態勢でトーナメントに臨もうとしていたのだが……。 『一つ、我々セカンドグリモノア側からは歌貝カルタ一人しかエントリーしない』 『二つ、アイネは一人の独立した個人とみなす。よって、歌貝カルタの参加する試合で「使う」事は許可しない』 『三つ、歌貝カルタを試合中の事故で死亡させた場合、その罪は免除される』 突如変更されたルール、ここでも人間の『黒幕』の影が。次世代の最強を目指す猛者達がカルタに襲い掛かる!
この巻のあらすじ
宇宙から三億もの『脅威』が地球に向けて飛来する。全面戦争では人類に勝ち目はなく、この危機を乗り切る方法はただ一つ。現世代の最強『天外四神』が宇宙へと飛び出し、『脅威』たちを引きつけ、矛先を地球から逸らすこと。それしか方法はなかった。 たった四人の犠牲で人類五五億人が救われる。歴代の最強も辿った、最強が最強であるが故の責務。 「なんで俺が世界最強なんだよ」 生きて帰ってこれる可能性はゼロに等しい。この決断によって、自身のみならず、幼馴染みの少女や頼りになる生徒会長、そして少しずつ人間らしい感情を覚えた水晶少女の命運も決まってしまう。 そして、歌貝カルタに決断の時が迫る――。
星評価・感想
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