永い時を生きる魔女ティナーシャと、子孫を残せない呪いを受けた王太子オスカーを中心に、契約から始まる関係と大陸規模の魔法・王権の争いを描くファンタジーシリーズ。舞台は魔法大国や王国が並ぶ大陸で、呪い、契約、魔法球、歴史改変の呪具などが物語の軸になる。二人の関係は、解呪のための一年契約から、王と魔女としての選択へ広がっていく。後半では歴史を書き換える呪具や世界外から来た呪具をめぐる旅が続き、本編の後日譚として別の使命を追う続編も展開される。外伝や短編は示されていない。世界の記憶と時間の扱いが、人物関係と政治劇をつないでいく。魔法と王権が交差する大陸で、契約と記憶をめぐる物語が連なっていく。続編では、残された呪具の破壊を目的にした旅が中心になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 王道ファンタジーの骨格に、呪い・魔女・王国政治・歴史改変の要素が重なって読み応えがある。
- オスカーとティナーシャの掛け合い、距離感、信頼関係が物語の大きな魅力になっている。
- 1巻は世界観と人物紹介、巻が進むほど過去や因縁がつながっていく構成が評価されている。
- 戦闘や事件の派手さより、設定の面白さと関係性の積み重ねで引っ張るタイプとして受け止められている。
- 予想を裏切る展開や、重さと甘さが同居する空気感に引き込まれる。
こんな人におすすめ
- ファンタジーの世界観や魔法設定をじっくり味わいたい人。
- 恋愛一辺倒ではなく、国や歴史を巻き込む物語が好きな人。
- 強い男女の掛け合いと、少し不器用なロマンスを楽しみたい人。
- ループ、過去改変、因縁の回収がある長編シリーズを追いたい人。
- ラノベらしさよりも、重厚感のある物語を求める人。
人を選ぶポイント
- 巻によっては過去改変や時系列の動きが多く、把握しづらい場面がある。
- 事件や設定の説明が多く、戦闘の見せ場をもっと欲しいと感じる読者もいる。
- 物語の密度が高く、1冊あたりの情報量が多めで読み疲れしやすい。
- 恋愛の距離感や接触の仕方に引っかかりを覚える読者もいる。
- ハッキリした大団円を期待すると、展開の重さや余韻に戸惑う可能性がある。
テンポ・読後感
- 序盤から重要な出来事が動き、先が気になる立ち上がり。
- 会話のテンポがよく、押し問答や掛け合いが読みやすい。
- 事件が次々に起こる一方で、感情面はじわじわ積み上がる。
- 巻によっては情報量が多く、やや詰め込み気味に感じる。
- 重さのある展開の中に、甘さやユーモアが差し込まれる。
キャラクターへの評価
- オスカーは自由奔放で押しが強く、迷いの少ない行動力が目立つ。
- ティナーシャは強さと繊細さが同居し、徐々に柔らかさが出てくる。
- 二人の関係は、恋愛感情だけでなく戦友としての信頼が強い。
- 周囲の魔女や王族、サブキャラも印象に残るが、巻が進むと退場の早さが惜しまれる。
- すれ違いと独占欲、距離の近さがキャラの魅力として受け止められている。
巻一覧
この巻のあらすじ
読者を熱狂させ続ける伝説的webノベル、ついに待望の書籍化!
「俺の望みはお前を妻にして、子を産んでもらうことだ」 「受け付けられません!」 永い時を生き、絶大な力で災厄を呼ぶ異端ーー魔女。強国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた『子孫を残せない呪い』を解呪するため、世界最強と名高い魔女・ティナーシャのもとを訪れる。“魔女の塔”の試練を乗り越えて契約者となったオスカーだが、彼が望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。
この巻のあらすじ
「その時はーー魔女〈ティナーシャ〉を殺すさ」 契約のもと、一年という限られた時間を共に過ごすオスカーとティナーシャ。だが突如二人の前に、ティナーシャのかつての婚約者・ラナクが姿を現す。古き魔法大国の血を継ぐ彼は、新たに国を興すと大陸全土への侵攻を企てて……。その時、オスカーとティナーシャの選んだ道とはーー大陸の完全支配をもくろむ巨大魔法と王剣の剣士の、熾烈なる戦争の火蓋が切られる。
この巻のあらすじ
オスカーの呪いも解かれ、契約終了まであと三ヶ月。自分の心に迷うティナーシャの前に、新たな魔女の刺客が現れる。「呼ばれぬ魔女」レオノーラの狙いは、契約者であるオスカーの方でーー。
この巻のあらすじ
「私と結婚してくれるんですか!」 「しない。どうしてそうなった」 呪いの打破を願って魔法大国トゥルダールを訪れたオスカーは、城で眠っていた一人の女を連れ帰る。解呪を申し出た彼女ティナーシャは、次期女王として圧倒的な力を持ちながら、なぜか初対面のはずの彼に強い好意を抱いているようで……。 新たになった大陸の歴史、名もなき記憶の上に、再び二人が紡ぐ一年間の物語が始まる。
『このライトノベルがすごい!2020』(宝島社刊)で単行本・ノベルズ部門&同部門新作W1位を取った圧倒的話題作!
この巻のあらすじ
「お前が欲しい。だから結婚を申しこんでいる」 「……は?」
オスカーの呪いを解いたティナーシャは自国に戻り、魔法大国・トゥルダールの女王として即位した。別々の道を歩み始めた二人の決意とはーー。そして、呪いの元凶たる『沈黙の魔女』がついに二人の前に現れる。 明かされる呪いの真実、過去へ時を巻き戻す魔法球の存在。名もなき物語に無二の思いが刻まれる第五巻。
この巻のあらすじ
「私、貴方のところに辿り着けて幸せです」 ティナーシャの退位と結婚の日が迫るなか、周囲で怪しげな事件が頻発し始める。歴史を改竄する呪具エルテリアを奪取するため、ヴァルトにより巧妙に仕掛けられる罠。無数の歴史の記憶を持つ彼は、ついに自分と世界にまつわる真実を語り出す。 消えては再構築される時間の果てに、オスカーが下す決断とはーー。王と魔女の物語の終わりであり始まり。人の尊厳をかけた選択に向き合う完結巻!
この巻のあらすじ
「魔女が貴方に、永遠に変わらぬ愛情を捧げましょう」
オスカーとティナーシャが呪具エルテリアを破壊したことにより、歴史の書き換えは終わった。そして、もう二度と書き換えられない歴史で王と魔女は結ばれ、二人の恋物語は幕を閉じるーーはずだった。 世界の理から逸脱したオスカーとティナーシャに託されたのは、残された九つの呪具をすべて破壊するという使命。死と再生を繰り返しながらの、王と魔女の果てしない旅がいま始まる。
この巻のあらすじ
「永らくお待たせいたしました、王よ。貴方の魔女です」
世界外から来た呪具を破壊するため、大陸中を旅するオスカーとティナーシャ。けれどその一方で、かつての祖国ファルサスには不穏な影が生まれつつあった。 突如、隣国を侵略したファルサス国王ディスラルは、城都に来ていたティナーシャを見つけると、王家の直系魔法士たちを殺すよう命じる。それは宮廷を揺るがす凄惨な事件の幕開けでーー。 歴史の陰に葬られる逸脱者の戦いが、今語られる。
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