『R.O.D』は、本をめぐる事件と戦いを描くシリーズで、紙を自在に操る能力者や図書館の特殊工作部が登場する。舞台は現代の東京、ロンドン、ドイツなどで、稀覯本や伝説的な紙資料をめぐる取引、保護、奪還が物語の中心になる。主人公の読子・リードマンを軸に、呉、ねねね、ナンシーら複数の人物が関わり、図書館組織や各国勢力の思惑が交差する。シリーズ全体では、文献の争奪を起点に、国際的な対立と超常的な紙使いの戦いへ広がっていく。外伝や短編も含まれ、読子の日常や本筋の周辺事情も補われる。なお、収録巻には外伝を含むものがある。シリーズ全体では本編に加えて、日常寄りの短編や補足的なエピソードも収録されている。
構造レビュー
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
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コードネーム「ザ・ペーパー」の正体は三度の飯より本が好きなドジっ娘だった
編集部
本好きの本好きによる本好きのためのバトルファンタジー。大英図書館のエージェント「ザ・ペーパー」こと読子・リードマンが、古今東西の本に纏わる様々な事件や陰謀に挑む。
こんな人におすすめ
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本が好きで好きでたまらない人 眼鏡×白衣なドジっ娘を応援したい人 ヌケてる女教師と強気な教え子のドタバタ漫才が見たい人 策士な上司に無茶振りされたい人 ワールドワイドな異能バトルが好きな人
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AI分析(あらすじ)
- 本や図書館を題材にした物語を読みたい人 - 紙や書物を使う超常設定に関心がある人 - 現代を舞台にした組織対立や国際的な動きがある作品を探している人
著者情報
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倉田英之はスタジオオルフェ所属の小説家・シナリオライター。数多くのアニメプロジェクトに関わってきた。代表作は以下。 * 神秘の世界エルハザード(1996年2月 徳間AM文庫 上下巻) * バトルアスリーテス大運動会(1997年5月 - 1998年10月 電撃文庫 全4巻) * メリーメント・キャリング・キャラバン 砂漠の白影(1998年9月 ファミ通文庫 全1巻) * TRAIN+TRAIN(1999年9月 - 電撃文庫 既刊5巻) * ガン×ソード(2006年1月 - 4月 角川スニーカー文庫 全2巻)
メディアミックス状況
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コミカライズは山田秋太郎が作画担当の『R.O.D -READ OR DIE-』が全4巻、綾永らん作画担当の『R.O.D -READ OR DREAM-』が全4巻。藤ちょこ作画担当の正当続編『R.O.D -REHABILITATION-』も刊行された。<div> アニメは2001年~2002年にかけて発売されたOVA『R.O.D -READ OR DIE-』と、2003年9月~2004年3月まで放送されたテレビアニメ『R.O.D -THE TV-』が存在する。 ドラマCDは2001年に発売された。読子・リードマンのCVは三浦理恵子、菫川ねねねのCVは水野愛日。 バンダイナムコゲームスから発売されたゲーム『ヒーローズファンタジア』にも、読子・リードマンが参戦している。 </div>
編集部
倉田英之が主催するプロジェクトの一環として出版されたラノベ。大英図書館のエージェント「ザ・ペーパー」こと、読子・リードマンの華麗なる活躍が描かれる。戦闘パートと日常パートの比重が良く、ストーリーに緩急が利いているのが長所。本の為なら寝食を忘れ生活費を削るのも厭わない、読子の度を越したオタクぶりに共感した。
作品Q&A
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アニメ「ROD」のOVAは? メディアミックス 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 本好き・読書依存・活字への執着を軸にした世界観が、共感と笑いを両立させている。
- 紙を自在に操る「紙使い」バトルは意外性があり、書店占拠や高層ビル丸ごとの書店など大掛かりな舞台設定と相まって爽快だ。
- シリアスな国際スパイ/異能バトルと、日常回・ギャグ・外伝的な息抜きが交互に来る構成が、緊張と楽しさのバランスとして好評。
- オムニバス形式ながら一冊の中で話がリンクする構成や、読書あるある・メタ的な遊び心が効いている。
- 組織の理念や世界の裏側が段階的に開示され、スケールが大きくなっていく展開にワクワクする。
こんな人におすすめ
- 本が好きで、読書への執着や「続きが読みたい」感情に共感したい人向けだ。
- 派手でスタイリッシュなアクションや、国際色のあるスパイ・異能バトルが好きな人に合う。
- 主人公の個性的なキャラクター性(眼鏡×白衣の書痴エージェントなど)を応援したい人向けだ。
- 教師と教え子、作家と守護者といった人間関係の温度感や、群像劇的な多視点展開を楽しみたい人にも向く。
人を選ぶポイント
- 初版から年月が経っており、描写や言い回しに時代感を感じる。
- 本好き設定への共感度によっては、登場人物への感情移入が難しいと感じる読者もいる。
- 巻を追うほど登場人物・組織・設定が増え、前巻の出来事を思い出すのに苦労する。
- シリーズ全体の刊行間隔が長く、完結まで待つのが負担になると感じる読者もいる。
- 書籍バトル以外の勝負形式は、本好き要素ほど刺さらない場合がある。
テンポ・読後感
- テンポが良く、内容がてんこ盛りでも一気に読める。
- クライマックス前後は怒涛の展開が続き、スケールがどんどん大きくなる手応えがある。
- 緊張感の高い本編の合間に日常回や外伝的な一冊が挟まると、息抜きとしてありがたい。
- 笑いからシリアスへ、あるいは短編から本編へのギアチェンジが効いていて、飽きにくいリズムだ。
- 2000年代ラノベ特有のノリや比喩に懐かしさを覚える一方、やや古さも感じる。
キャラクターへの評価
- 読子・リードマンは、本への情熱と紙使いとしての戦闘力の両面で作品の核であり、いつもの彼女らしさと別次元の活躍が同居する魅力がある。
- ねねねとの関係は、言葉にしにくい感情の距離感まで含めて描かれており、魂レベルの理解者としての絆が印象的だ。
- ドニーの台詞や回想は、読書家としての純粋さや自意識について考えさせられる場面として評価されている。
- 敵側や準味方と思われた人物の意外性、派手なキャラクター性(自信に満ちた振る舞いなど)がギャグと迫力の両方で話題になる。
- ティーンエージャー組や若手作家など、サブキャラ視点の短編が増えるほど群像としての厚みが出てきた。
巻一覧
この巻のあらすじ
東京・お台場。香港から来た呉は、稀覯本『黒の童話集』の取引を行っていた。相手の男はイギリス人。しかしその横には、鑑定人だという東洋人の若い女が…。史上初(?)の文系女スパイアクション!
この巻のあらすじ
図書館の壁の向こう側に隠された、大英図書館特殊工作部日本支部。『黒の童話集』の件について報告にきたジョーカー。TVでは、世界最大の書店「バベル・ブックス」のオープンを伝えていたが…!?
この巻のあらすじ
読子・リードマン、菫川ねねね、そして大英図書館の新人スタッフ、ウェンディ。それぞれを主人公にした3つのサイド・ストーリーを収録! シリーズ第3弾、1冊の本をめぐる異色のオムニバス!
この巻のあらすじ
今回読子に下された使命は、ドイツで発見された“グーテンベルク・ペーパー"の真贋判定と保護だった。案の定「積み荷が紙一枚」の戦艦は襲撃を受けてしまう。敵は紙の竜に乗った紙使いだった…!!
この巻のあらすじ
戒厳令下に置かれたロンドン。大英図書館特殊工作部(読子含む)は女王奪回の準備を進めていた。しかし、グーテンベルク・ペーパーにこだわるジェントルメンと、ファウストの対立が激化して──!?
この巻のあらすじ
ファウストの裏切りで読仙社に渡ったグーテンベルク・ペーパー。奪回作戦で読子のサポートを命じられたナンシーは正直おもしろくない。一方英国では、ドニーの日記を前に、ねねねが悩んでいた…。
この巻のあらすじ
とある一日、読子は読書のあとの至福の時を過ごしていた。まどろみ始めたその時、暴風雨のような勢いでねねねが入ってきて、またもや事件が…。(『紙福の日々』)。他、貴重な外伝を収録した一冊!
この巻のあらすじ
読仙社に「仲間にならないか」と誘われ、読子は“おばあちゃん"にさらわれる。おばあちゃんが動けないすきに、親衛隊の「5人姉妹」が追っかけてきて…。一方、ナンシーは日本海の潜水艦にいて…?
この巻のあらすじ
TVアニメ化以来、これ以上ないくらいの高評価を得ている人気シリーズ。読者待望の続編書き下ろし!! 読子の物語はクライマックスへ。ジェントルメンたちとの戦いが、ついに本格始動!?
この巻のあらすじ
読子が『超・文系』の女子高に潜入、活躍! 時はグーテンベルク・ペーパー作戦の始まる少し前。神保町で読書三昧の読子の元に届いた任務は、女子高に潜入して本を奪還すること。が、なぜか女子高生に扮して潜入するハメに…!?
すべての巻を見る(全12巻)
この巻のあらすじ
不朽の名作、グランド・フィナーレ!! 読子とジェントルマンの関係は? 壮絶な紙をめぐるバトルについに終止符が。アニメ、コミックのファンも全員集まれ! “メガネ萌え"文化の火つけ役ともなった名作、ついにフィナーレへ!!
この巻のあらすじ
「皆さん、ケンカはやめましょう!」欧州の支配者ジェントルメンと中国の魔女チャイナ。不老不死の秘法を巡り、超人たちが死闘を繰り広げる中、ついに読子が約束の地に舞い降りた! 10年ぶり新刊!!
星評価・感想
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