身から出た闇

判定なし
基本情報
著者
原浩
イラスト
レーベル
角川ホラー文庫
刊行年
2025
巻数
1巻
アニメ化
Audible
1巻
属性

角川ホラー文庫から刊行された、原浩による連作短編集です。駆け出しの書き手である語り手が編集部から依頼を受け、短編を提出していく形式で進みます。舞台は現代の出版・編集の現場で、作品づくりの過程そのものが物語の枠組みになっています。中心にあるのは、依頼を受けた創作と、その周辺で起こる不穏な出来事の気配です。連作短編として、各話の独立した構成と全体を通した不気味さが重なっていきます。単巻構成のため、シリーズ内の続編や外伝はありません。短編の積み重ねを通じて、創作とホラーの接点を描く作品です。編集部の依頼、原稿の提出、担当編集との関係が物語の骨格になっています。短編ごとの独立性を保ちながら、全体では一つの連作としてまとまっています。

構造レビュー

こんな人におすすめ

  • AI分析(あらすじ)

    - 現代ホラーの連作短編を読みたい人 - 出版・編集部を題材にした物語に関心がある人 - 創作と物語構造が結びつく作品を探している人

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • SNS、橋、エレベーター、落書きなど、身近な題材を怪異に変える発想が強い。
  • 1編ごとの完成度が高く、短編集として普通に読み応えがある。
  • 編集者とのやり取りを挟むメタ構成が、作品全体の緊張感や遊び心を支えている。
  • モキュメンタリー風の仕立てと角川ホラー文庫という舞台設定が、現実味を引き寄せる。
  • 怖さだけでなく、切なさや余韻が残る話もあり、単なる驚かしで終わらない。

こんな人におすすめ

  • 日常に潜む違和感やじわじわ来る恐怖が好きな人。
  • モキュメンタリー、メタフィクション、入れ子構造のホラーに惹かれる人。
  • SNSやスマホ、エレベーターなど現代的なモチーフの怪談を読みたい人。
  • 短編ごとの出来と全体構成の両方を楽しみたい人。
  • 三津田信三系の構成ホラーや、レーベルごと巻き込む仕掛けが好みの人。

人を選ぶポイント

  • 仕掛けのわりに、短編そのものの怖さが弱いと感じる人がいる。
  • モキュメンタリー部分が前面に出すぎて、短編の印象が薄くなると受け取られやすい。
  • 怪異の造形や展開が既視感あり、チープに見える場面がある。
  • 露骨なスプラッターや強烈なビジュアルの恐怖は少なめ。
  • 仕掛け重視の身内ネタっぽさが合わないと、乗り切りにくい。

テンポ・読後感

  • 文章は読みやすく、一気読みしやすいテンポ。
  • 各短編の間に挟まる幕間が、じわじわ不穏さを積み上げる。
  • すぐに大きく怖がらせるより、日常の延長で不安を広げる手触り。
  • 作品ごとに怖さの種類が変わり、ハラハラとワクワクを交互に味わえる。
  • 余韻は重めだが、全体の流れは比較的すっきりまとまっている。

キャラクターへの評価

  • 編集者たちの反応や変化が、いちばん不気味で印象に残る。
  • 作家側は狂気というより、ホラーを作り続ける執念や熱量が際立つ。
  • 各短編の主人公は、身近な恐怖に巻き込まれる等身大の人物として描かれる。
  • SNSやグループ内の空気感など、人物関係の生々しさが怖さを増す。
  • 怪異そのものより、怪異に引き寄せられていく人間側の執着が目立つ。

巻一覧

身から出た闇
2025年8月 ISBN 9784041159194
この巻のあらすじ

これは私が、角川ホラー文庫編集部から依頼を受けた連作短編集です。駆け出しの私に依頼が来るだけありがたく、最初は喜んで引き受けた作品でした。しかし、短編を提出するごとに、担当編集の休職が発生している以上、これを刊行するという編集部の判断が、正しいのか分かりません。※このあらすじは、原浩氏の強硬な主張により、挿入されたものです。編集部の意図とは相違があります。本作は、あなたが望んでいる作品です。

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