おひれさま ~人魚の島の瑠璃の婚礼~

判定なし
基本情報
著者
高山ちあき
イラスト
刊行年
2024
巻数
1巻
アニメ化
属性

京都の美大に通う柚希が、故郷の離島・天沼島へ葬儀のため帰省し、島に伝わる婚礼の因習と人魚信仰の中で過ごす物語。島では「当たり年」に選ばれた男女が婚礼を行い島守になるとされ、柚希も花嫁に選ばれているが、本人の思いは別の相手に向いている。島では人魚が棲むとされ、その別称「おひれさま」を名乗る地主神への信仰と、人魚漁をめぐる事情が島の秩序を支えている。柚希、明人、翔馬を軸に、因習と個人の感情、そして同級生の死をめぐる謎が交差する。単巻構成で、島の伝承、恋愛、伝奇的な秘密、サスペンス要素が一つの物語にまとまっている。人魚信仰と婚礼制度を背景に、島の内側で起きている出来事を追う内容。

構造レビュー

こんな人におすすめ

  • AI分析(あらすじ)

    - 離島民俗や伝奇設定に関心がある人 - 恋愛と謎解きが並行する物語を読みたい人 - 人魚伝承や神事、共同体の因習が出てくる作品を探している人

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 離島の閉鎖的な空気と、強い因習が生む不穏さが印象に残る。
  • 恋愛だけでなく、ミステリーやホラーの要素が重なって読ませる。
  • さつきの葬儀をきっかけに、島の秘密が少しずつ見えてくる流れが引き込。
  • 若い世代が古いしきたりに向き合う構図が、物語の緊張感を支えている。

こんな人におすすめ

  • 恋愛よりも、謎解きや不穏な空気を楽しみたい人。
  • 離島・村社会・因習ものの雰囲気が好きな人。
  • じわじわ真相に近づくミステリーを読みたい人。
  • ライトノベルでも少し重めの題材を求める人。

人を選ぶポイント

  • 物語の核に島の風習や信仰があるため、閉鎖的な空気が苦手だと重く感じやすい。
  • 恋愛要素を強く期待すると、ミステリー寄りの印象に驚く。
  • 結末や島の事情は、もう少し丁寧に掘り下げてほしかった。
  • 次の世代への影響まで考えると、すっきり割り切れない余韻が残る。

テンポ・読後感

  • 文章は読みやすく、スラスラ進むテンポ。
  • 序盤から不穏さが立ち、じわじわ圧をかけてくる雰囲気。
  • ホラー寄りの気配とミステリーの展開が並走する。
  • 皮肉の効いた真相と、余韻の残る着地が特徴的。

キャラクターへの評価

  • 柚希は、流されながらも島の空気に抗おうとする立ち位置が印象的。
  • 明人は、惹かれる相手として物語の感情面を引っ張る存在。
  • 翔馬は婚礼の相手として配置されつつ、関係の緊張を生む役回り。
  • 年長者たちは因習を守る側として強い圧を持ち、若者たちとの対比が際立つ。

巻一覧

おひれさま ~人魚の島の瑠璃の婚礼~
2024年7月 ISBN 9784086805698
この巻のあらすじ

人魚が棲むと言われる島で、因習に隠された秘密を巡ると恋の物語。 京都の美大に通う柚希は、同級生・さつきの葬儀に出席するため、高知県沖にある故郷の離島・天沼島へ帰省した。島には『当たり年に選ばれた一組の男女が婚礼を行って島守になる』という因習があり、柚希は花嫁に選ばれていた。だが、柚希が想うのは花婿の翔馬ではなく、かつて自分を助けてくれた明人。実はここには人魚が棲み、ひそかに人魚漁が行われていた。そのため島民は、人魚の別称『おひれさま』の名を持つ地主神を強く信仰している。昨今は漁獲量が減り、『おひれさま』の祟りに怯える島民に婚礼を急かされながらも、二人は因縁に抗うように惹かれ合っていく。そんな中、さつきの死を巡る謎が浮かび上がり…?

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