大地をわたる声を聞け
- 著者
- 小林めぐみ
- イラスト
- ひさいちよしき
- レーベル
- 富士見ファンタジア文庫
- 刊行年
- 1995
- 巻数
- 2巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 1巻まで
先代王の娘だと告げられたカリルが、王宮へ迎えられた直後に王都ごと消えた“神かくし”事件へ巻き込まれる長編ファンタジー。最愛の義妹を取り戻すため、カリルはバトリー、エスト、コリン、アンジェラとともに、犯人と目される“沼地の魔道師”や王族に伝わる「アミュールの血」の謎を追う。王宮と反政府組織、地下水路、魔物の襲来を経て、事件は《神》の復活へつながっていく。全2巻で、救出の動機と王国の秘密が一本にまとまる。一人称の語りで進み、王女と知らされた直後の戸惑い、消えた王都の異変、妹を失った焦りが並行して描かれる。途中で出会う仲間の助力を得ながら、王宮へ続く経路をたどり、血筋と神秘が結びつく事件の核心へ近づいていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 主人公の立ち回りがしたたかで、受け身にならずに状況を切り抜けていく。
- 既存の関係性が変化していく展開があり、人物同士の距離感の動きが見どころになる。
- 重要人物の再登場や場面転換があり、シリーズを追っている読者には動きが感じられる。
- 先の読みにくい展開があり、感情面の振れ幅が大きい。
- 物語の重さと勢いが同居していて、印象に残りやすい。
こんな人におすすめ
- シリーズの流れを追いながら、人物関係の変化を楽しみたい人。
- 主人公の機転や腹の据わった動きを好む人。
- シリアス寄りの展開や強い感情の揺さぶりを求める人。
- 既刊を読んでいて、キャラの再登場や関係の変化に反応したい人。
人を選ぶポイント
- 物語の進み方が急に感じられ、置いていかれる感覚を持つ読者がいる。
- ショッキングな出来事やトラウマ級の展開が含まれ、気軽な読み味ではない。
- 重要人物の扱いがあっさりして見え、物足りなさにつながる。
- 事前に前巻までの内容を把握していないと、状況を追いにくい。
テンポ・読後感
- 展開は速めで、場面が切り替わるたびに印象が変わる。
- 雰囲気はかなりシリアスで、軽さより緊張感が前に出る。
- 驚きや動揺を伴う流れがあり、読後感は重め。
- 読者によっては追従しやすく、別の読者には唐突に映る。
キャラクターへの評価
- 主人公はしたたかで、状況判断が早い。
- 妹や周辺人物との関係性が強く印象に残る。
- 再登場した人物は存在感がある一方、扱いの短さが目立つ。
- キャラの感情変化が大きく、関係性の揺れが物語の軸になっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
「カリルさま、あなたは実は先代の王のご息女なのです」ある日突然訪れた使者により、あたしは王女として王宮に迎えられた。でもそんなのはたいしたことじゃなかった。問題なのは、王宮どころか王都がまるごと“神かくし”にあってしまったことだ―最愛の義妹ごと。義妹をとりもどすため、あたしの旅は始まった。途中知り合ったバトリー、エスト、コリン、そして謎の美少女アンジェラの助力を得て、あたしは犯人と目される“沼地の魔道師”のもとをめざす。いったい奴の狙いはなに。事件の裏には王族に流れるという「アミュールの血」がからんでいるらしいのだが…。『君が夢、河を上りて』につづいて贈る、成熟のキラメキ・ファンタジー。
この巻のあらすじ
最愛の妹をなんとしても取りもどす、生き返らせる。そのために必要な“鍵”を求めて、あたしたちはダザン聖王国に潜入した。“鍵”は王宮にあるはず。反政府組織の助力を得て、あたしたちは王宮へとつづく地下水路をたどる。魔物の襲来、奔流との闘い。ようやく地下水路を抜けたあたしたちは、見てはならなかった光景に直面させられる。そして…《神》の復活。バトリー、なんであんたはのほほんとしてられるの。あたしはどうしたらいいの。新境地を拓く長編ファンタジー、衝撃のクライマックス。
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