先代王の娘だと告げられたカリルが、王宮へ迎えられた直後に王都ごと消えた“神かくし”事件へ巻き込まれる長編ファンタジー。最愛の義妹を取り戻すため、カリルはバトリー、エスト、コリン、アンジェラとともに、犯人と目される“沼地の魔道師”や王族に伝わる「アミュールの血」の謎を追う。王宮と反政府組織、地下水路、魔物の襲来を経て、事件は《神》の復活へつながっていく。全2巻で、救出の動機と王国の秘密が一本にまとまる。一人称の語りで進み、王女と知らされた直後の戸惑い、消えた王都の異変、妹を失った焦りが並行して描かれる。途中で出会う仲間の助力を得ながら、王宮へ続く経路をたどり、血筋と神秘が結びつく事件の核心へ近づいていく。

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  • AI分析(あらすじ)

    王女、血筋の謎、神かくし、王宮潜入、地下探索を含む物語を探している人

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 主人公の立ち回りがしたたかで、受け身にならずに状況を切り抜けていく。
  • 既存の関係性が変化していく展開があり、人物同士の距離感の動きが見どころになる。
  • 重要人物の再登場や場面転換があり、シリーズを追っている読者には動きが感じられる。
  • 先の読みにくい展開があり、感情面の振れ幅が大きい。
  • 物語の重さと勢いが同居していて、印象に残りやすい。

こんな人におすすめ

  • シリーズの流れを追いながら、人物関係の変化を楽しみたい人。
  • 主人公の機転や腹の据わった動きを好む人。
  • シリアス寄りの展開や強い感情の揺さぶりを求める人。
  • 既刊を読んでいて、キャラの再登場や関係の変化に反応したい人。

人を選ぶポイント

  • 物語の進み方が急に感じられ、置いていかれる感覚を持つ読者がいる。
  • ショッキングな出来事やトラウマ級の展開が含まれ、気軽な読み味ではない。
  • 重要人物の扱いがあっさりして見え、物足りなさにつながる。
  • 事前に前巻までの内容を把握していないと、状況を追いにくい。

テンポ・読後感

  • 展開は速めで、場面が切り替わるたびに印象が変わる。
  • 雰囲気はかなりシリアスで、軽さより緊張感が前に出る。
  • 驚きや動揺を伴う流れがあり、読後感は重め。
  • 読者によっては追従しやすく、別の読者には唐突に映る。

キャラクターへの評価

  • 主人公はしたたかで、状況判断が早い。
  • 妹や周辺人物との関係性が強く印象に残る。
  • 再登場した人物は存在感がある一方、扱いの短さが目立つ。
  • キャラの感情変化が大きく、関係性の揺れが物語の軸になっている。

巻一覧

大地をわたる声を聞け (上)
1995年1月 ISBN 4829126051
この巻のあらすじ

「カリルさま、あなたは実は先代の王のご息女なのです」ある日突然訪れた使者により、あたしは王女として王宮に迎えられた。でもそんなのはたいしたことじゃなかった。問題なのは、王宮どころか王都がまるごと“神かくし”にあってしまったことだ―最愛の義妹ごと。義妹をとりもどすため、あたしの旅は始まった。途中知り合ったバトリー、エスト、コリン、そして謎の美少女アンジェラの助力を得て、あたしは犯人と目される“沼地の魔道師”のもとをめざす。いったい奴の狙いはなに。事件の裏には王族に流れるという「アミュールの血」がからんでいるらしいのだが…。『君が夢、河を上りて』につづいて贈る、成熟のキラメキ・ファンタジー。

大地をわたる声を聞け (下)
1995年2月 ISBN 4829126132
この巻のあらすじ

最愛の妹をなんとしても取りもどす、生き返らせる。そのために必要な“鍵”を求めて、あたしたちはダザン聖王国に潜入した。“鍵”は王宮にあるはず。反政府組織の助力を得て、あたしたちは王宮へとつづく地下水路をたどる。魔物の襲来、奔流との闘い。ようやく地下水路を抜けたあたしたちは、見てはならなかった光景に直面させられる。そして…《神》の復活。バトリー、なんであんたはのほほんとしてられるの。あたしはどうしたらいいの。新境地を拓く長編ファンタジー、衝撃のクライマックス。

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