元刑事の探偵・巻矢健太郎と、失踪時の記憶を失った幽霊の相棒・月島人香を中心に進む現代ミステリ。巻矢は探偵事務所を営み、人香が依頼人に取り憑いて持ち込む案件を片づけながら、彼の失踪の手がかりを追う。舞台は警察の元同僚関係が残る都市部の探偵業で、車椅子の父を捜す依頼、神社に現れる少女の幽霊、警察手帳紛失、着ぐるみの件、廃ビル監禁などの事件が連作で扱われる。各話の依頼と縦軸の失踪調査が重なり、巻矢はぶっきらぼうだが面倒見がよく、人香は記憶を失ったまま依頼に関わるため、事件の聞き取りと超常の介入が同じ流れで進む。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 幽霊と元刑事の探偵が組む設定が目を引く。
- 日常の困りごとから始まる連作短編で読みやすい。
- 前半は軽めの掛け合いと小さな謎解きが楽しい。
- 依頼ごとの解決で人の気持ちが動く展開が印象に残る。
- 表紙やバディ感に惹かれて手に取った読者が多い。
こんな人におすすめ
- ライトミステリや日常の謎が好きな人。
- 幽霊バディもの、相棒同士の会話を楽しみたい人。
- 重すぎない事件から入りたい人。
- シリーズの続きや大きな謎を追う構成が好きな人。
- ほのぼの寄りから少しずつシリアスになる作品が合う人。
人を選ぶポイント
- 途中から雰囲気がかなり重くなり、後味が沈む場面がある。
- 回想や幕間が入り、構成がわかりにくいと感じやすい。
- 謎の回収があっさりしていて物足りなさが残る。
- 登場人物の言動や性格が強めで好みが分かれる。
- 連作短編としては印象が薄く、記憶に残りにくいと受け取られやすい。
テンポ・読後感
- 前半はテンポよく進み、軽い会話と小事件で読みやすい。
- 中盤以降は過去の事情や大きな謎が前に出て、空気が一変する。
- コミカルさ、ほっこり感、サスペンス感が同居する。
- 事件の規模が広がるほど、緊張感と不穏さが増す。
- すっきり終わる話と、引きを残す話が混在する。
キャラクターへの評価
- 巻矢は不器用で振り回され役だが、相棒への気遣いが見える。
- 人香は掴みどころがなく、イケメンで柔らかい雰囲気が印象的。
- 若葉は当たりが強く、好き嫌いがかなり分かれる。
- 警察関係者や周辺人物に、冷たさや不穏さを感じる声がある。
- バディの掛け合いは好評だが、主人公側の個性不足を指摘する声もある。
巻一覧
この巻のあらすじ
元刑事の探偵・巻矢健太郎には、幽霊の相棒・月島人香がいる。人香は巻矢の元同僚で、失踪時の記憶を失くして巻矢の前に現れた。以来、悩みを抱える依頼人に取り憑き、事務所に連れてくるようになる。 部屋から忽然と姿を消した歩けないはずの父を捜す男性。神社に現れる少女の幽霊に会いたがる女子大生。人香が持ち込むやっかいな問題を片付けながら、巻矢は人香失踪の真相を探るのだが……!? 『探偵・日暮旅人』シリーズ著者が贈る、心優しき幽霊と苦労性の探偵の、心温まる謎解きミステリ!
ー登場人物紹介ー
◆巻矢健太郎(まきやけんたろう) 刑事を辞め、探偵として元同僚・人香失踪の謎を追っている。ぶっきらぼうながら面倒見が良く、幽霊になった人香に振り回される苦労人。
◆月島人香(つきしまひとか) 巻矢の元同僚で心優しき美青年。突然行方不明になり幽霊となって現れた。失踪時の記憶はない。依頼人に取り憑き、探偵事務所に厄介な問題を持ち込む。 第一話 失踪と車椅子 第二話 怪談と沈黙 第三話 功と罰 第四話 空き巣とバナナ 第五話 幽霊と探偵
この巻のあらすじ
記憶を失くした幽霊の人香を相棒に、探偵事務所を営みながら人香失踪の真相を探っている元刑事の巻矢。 元の職場での警察手帳紛失事件や、不思議な着ぐるみにまつわる謎を解決していく中、妹を助けてほしいと依頼に来た人物にはめられ、二人は廃ビルに監禁されてしまう。 巻矢の許に持ち込まれたそれぞれの謎は、やがて行方不明となっている人香の足跡に繋がっていきーー辿り着いた先に待っていた意外な真実。心優しき幽霊と苦労性な探偵を待ち受けていた運命とはーー!? プロローグ -三月一日ー 第一話 手帳と密室 -二月三日ー 幕間 -三月一日ー 第二話 チョコケーキと着ぐるみ -二月十四日ー 幕間 -三月一日ー 第三話 理想と真相 -九年前ー 幕間 -三月一日ー 第四話 実行犯と傍観者 -二月三日〜四月一日ー エピローグ
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