官吏になれなければ即結婚という条件で試験に向かった凜春明は、道中の臨死体験を経て、あの世からの出戻りを見込まれた霊吏として働くことになる。配属先で組む相手は鬼上司の景彰で、春明は霊の対応や調査を任されつつ、帝を狙う脅し文の追跡や人気劇団への潜入にも加わる。案件は宮廷、霊、芝居の場へまたがり、修行と実務が並行して進む。さらに景彰が幼馴染の香月を想っている事情も重なり、春明は仕事の相棒関係と私的な距離の両方を抱えたまま物語を進める。春明が置かれるのは、試験から採用へ、採用から現場へと立場が変わっていく流れで、毎回の任務が次の局面を開く形になっている。霊吏の役割、宮廷の案件、相棒の関係、恋の行方が同じ場に並ぶ。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 三途の川から戻った主人公が、霊を送る仕事に就くという導入が目を引く。
- 霊を扱う設定や組織の仕組みが比較的きちんと説明され、世界観に入りやすい。
- 主人公の前向きさや根性、危なっかしいのに逞しい感じが好意的に受け止められている。
- 景彰の不器用さや口の正直さ、希聖の分かりやすいツンデレぶりが印象に残っている。
- 先輩コンビや姉御肌の美女など、脇役まで含めてキャラの見どころがある。
こんな人におすすめ
- 中華ファンタジーや霊・あの世モチーフの仕事ものが好きな人。
- ツンデレ幼なじみや、当て馬ポジションの切なさを楽しめる人。
- さくさく進む展開を読みたい人。
- 主人公カップルの両片思い感や、恋の進み方を見守りたい人。
- かわいい挿絵やキャラ重視で選びたい人。
人を選ぶポイント
- 恋愛の進み方が早めで、じっくり焦らされる展開を期待すると物足りない。
- 物語の収束があっさりしていて、もっと掘り下げてほしかった。
- 説明が長く感じられる場面があり、序盤で少し入りにくい。
- 既視感のある設定やシチュエーションとして受け取られることがある。
- 幼なじみの希聖は当て馬感が強く、報われなさが気になる。
テンポ・読後感
- 展開は全体に速く、事件も恋もテンポよく進。
- 霊を扱う場面は軽快だが、ところどころ切なさや不憫さが混じる。
- 甘さは控えめから始まり、じわじわ恋愛色が出てくる印象。
- バトルや山場はあるが、終盤は急ぎ足に感じられる。
- 読後感は軽めで、もやもやよりも「もっと読みたい」が残りやすい。
キャラクターへの評価
- 春明は明るくまっすぐで、頑張り屋として受け止められている。
- 景彰は無愛想でも面倒見がよく、台詞の破壊力が強いと見られている。
- 希聖は分かりやすいツンデレで、当て馬なのに応援したくなる存在。
- 香月や貴瑛、清士、美怜など、周辺キャラにも気になる要素がある。
- 主要人物の感情が周囲には見えやすいのに、本人だけ鈍い構図が印象的。
巻一覧
出戻り乙女の(秘)稼業 恋は幽言実行!
この巻のあらすじ
官吏になれなければ、即結婚。決意の試験に挑む凜春明。けれど道中、川で子供を助けようとして臨死体験! あの世からの出戻りを見込まれ、謎だらけの『霊吏』に採用された春明は、鬼上司・景彰の相棒になる事に!?
出戻り乙女の(秘)稼業 告白は幽猛果敢!
この巻のあらすじ
一人前の霊吏になるべく、鬼上司な相棒・景彰とともに修行に励む春明のもとに届いたのは、御前舞台で帝を襲うという脅迫状! 黒幕である蛇の入れ墨の男・淵君を追って人気劇団に潜入した春明と景彰。「俺を呼べ。必ず助けに来てやる」不安な春明を支えてくれるのは景彰の言葉。でも景彰は幼馴染みの香月を想っていて……揺れる春明に淵君の魔の手が迫るーー!? “お迎え”中華ファンタジー、恋も仕事も大波乱の続編!
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