芸術大学に進学した浅井行は、怪異が視えるが祓えない半端霊能者として、引っ越し先のアパートで先輩の瀬凪ほのかと出会う。夜ごと起こる不穏な現象に対し、ほのかは幽霊を退けるのではなく、怪異を受け流して共存する方法を提案する。舞台は大学生活と下宿先を中心にした現代で、怪異の発生と対処を軸に、行とほのかの関係や秘密が少しずつ見えていく。怪異の種類や接触の仕方を変えながら、日常の延長にある恐怖と謎を積み重ねる構成になっている。外伝や続編の情報はない。怪異が視える青年と、事情を抱えた先輩が、日常に入り込む異変をどう扱うかを描くシリーズ。現代の芸大生活を背景に、怪異との距離の取り方と人物関係が物語の中心になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 芸術大学のアパートを舞台に、日常のすぐ隣で怪異が起きる空気感が強い。
- 怖さがしっかりある一方で、行と蘭堂を中心に会話のテンポが軽く、読み進めやすい。
- ほのかを含む登場人物が個性的で、主役級の存在感がある。
- 怪異をただ解決するのでなく、どう「やり過ごすか」を考える進め方が新鮮。
- 青春、恋愛、ホラー、ミステリの要素がまとまっていて、後味にほろ苦さが残る。
こんな人におすすめ
- しっかり怖いホラーを読みたいけれど、重すぎるだけの作品は避けたい人。
- キャラクター同士の掛け合いや群像感を楽しみたい人。
- 芸術大学や美大まわりの雰囲気、少し変わった学生たちの空気感が好きな人。
- 青春ものやラブ要素のある怪異譚が好みの人。
- 続編やシリーズ展開を期待しながら読める作品を探している人。
人を選ぶポイント
- 「やり過ごす」系の軽い怪談を想像すると、ホラー描写の強さに驚く。
- 怪異の見え方や場面転換が入り組んでいて、序盤は情景をつかみにくい。
- 登場人物が多く、個性も強いので、関係性を追うのに少し集中力がいる。
- 恋愛の進展を前面に出した作品ではなく、怪異と青春の比重が近い。
- 物語が気になる形で終わるため、単巻で完結感を求めると物足りなさが残る。
テンポ・読後感
- 序盤は不穏な怪異が断続的に入り、じわじわ怖さを積み上げる。
- 中盤以降はキャラ同士のやり取りで緩急がつき、笑いと緊張が交互に来る。
- ラストに向けて一気に盛り上がる構成で、読後感は熱い。
- 全体として、怖さの中に青春の勢いと少しの切なさが混ざる。
- 読みやすさはあるが、ホラーの手触りはかなり濃い。
キャラクターへの評価
- 行は鈍感さや半端さがありつつ、いざという時に踏み出すところが好印象。
- ほのかは美しさだけでなく、抱えている事情や誠実さが印象に残る。
- 蘭堂は掛け合いの面白さで人気が高く、もっと掘り下げてほしい存在として見られている。
- ケイや桜小路など、脇役にも物語を持たせたくなる魅力がある。
- どの人物も主役級に立っていて、群像劇としての見応えがある。
巻一覧
ゴーストリイ・サークル ——呪われた先輩と半端な僕
この巻のあらすじ
怪異を待ち構えよう。 そのままやり過ごすためにーー。
芸大に進学した行を襲う異形のものたち。 秘密を抱える美しい先輩が提案したのは怪異との共存だった? 青春ホラーミステリー!!
怪異が視えるけれど祓えない半端霊能者の浅井行(ゆき)。 芸術大学進学のため引っ越したアパートで、美しい先輩の瀬凪ほのかと出会う。 だがその夜から不穏な電話が鳴り響き、ドアノブがガチャガチャ回され…。 行の異変に気付いたほのかは、幽霊を祓うのではなく共存する「怪異のやり過ごし」を提案するが? 顔が浮かぶ壁、小さな手で奏でる姿なきピアニスト、7人目の怪。行とほのかはどうやり過ごす? 青春ホラーミステリー!!
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