営業部長兼専務の瀬田聡司に長く付き従う相馬芽乃を中心にした、現代企業を舞台の社内恋愛物語。芽乃は周囲から「瀬田係」と見られるほど瀬田のそばに置かれてきたが、瀬田には社長令嬢との縁談があり、社長とその娘にとって芽乃は目障りな存在になっていく。自分の想いに区切りをつけようと、芽乃は遠い土地への異動を望むが、瀬田は彼女を離そうとしない。役員と部下の上下関係、会社内の視線、異動の手続き、家同士の思惑が重なり、二人の関係が仕事と私情のあいだで揺れる。営業部の日常、役員室の指示系統、周囲が把握する「瀬田係」という立場が、恋愛感情を表に出しにくい状況を支える。現代の大企業で、異動先への希望と引き留めのあいだに置かれた芽乃の選択が、関係の行方を左右する。

構造レビュー

編集部判定 良作

ストーリーの良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

オフィスラブが中心となるグルメ系作品。作中には特別なグルメものは出てこないが、身近なスイーツや食事が登場する。ただの恋愛ものという印象ではなく、ところどころでストーリーに彩を添えるスイーツの登場は女性向けとして親近感が強まると感じた。オフィスラブの王道の展開も感じるが、女性の気持ちが細かく表現されている。

キャラクター A (3) レビュー

理由・補足

編集部

会社での人間関係が中心となっており、出てくるキャラクターが会社関係者が多い。ただし会社という組織の中でのことが多いため、若干難しい印象も受けた。

設定・世界観 A (3) レビュー

理由・補足

編集部

現代社会の会社が舞台。社会人を経験したことがある人ならば、想像がつきやすい。

話題性 A (3) レビュー

理由・補足

編集部

コミカライズ化

初心者向け A (3) レビュー

理由・補足

編集部

オフィスラブが好きかどうか、で読みやすさが大きく変わる印象。グルメ系としても悪くはないが、オフィスラブ×スイーツグルメという印象が強く、初心者が読みやすいかどうか判断が難しいところ。文章は丁寧に主人公の女性としての気持ちが描写されている。

読後感の良さ A (3) レビュー

理由・補足

編集部

あまり長編ではないこともあり、これくらいで終わるか~と感じてしまったところもある。もう少し長め、シリーズ化すると話が広がるような印象はあった。

テンポの良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

文庫本2巻までの短いストーリーなので、思ったよりも早い恋愛スピード感を感じ、少し物足りなさがあった。そもそもお互いがそれなりに好き合っているのではないか、という雰囲気が冒頭から早めに伝わってきており、それならば恋愛の展開も早いのか、と感じる。

読みやすさ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

主人公の女性としての心理描写が、とても分かりやすくなっていた。スイーツが出てくることで、より女性らしい心境の変化やその時々の様子などがわかりやすい。

短評・キャッチコピー

この項目をレビュー

編集部

スイーツグルメ×オフィス恋愛がテーマとなっている本作。オフィスで働きながら上司への気持ちを持っている主人公、その主人公を邪魔に思う者や、上司自身の気持ちなどが、所々に出てくるスイーツや食事にもよく表されている。働く女子がオフィスで一度はしてみたい恋愛の具現化のようにも感じた。

編集部

オフィスラブとスイーツグルメがコラボ。オフィスでの恋愛模様を、さまざまなスイーツが彩りつつ、適度なスパイスを与えてくれる作品。タイトルの通りチョコレートを巡るラブストーリーとも言えるが、現代社会で働く女性の心に響くような、造りである。

こんな人におすすめ

この項目をレビュー

編集部

・スイーツが出てくる話が好きな人 ・オフィスラブが好きな人 ・恋愛ものは純愛や溺愛が好きな人 ・こんな時は自分もスイーツが食べたくなる!と感じる人

  • AI分析(あらすじ)

    現代の職場恋愛や上司と部下の関係、立場差のある恋愛を扱う物語に関心がある読者

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    レビューを読む

編集部

秋川滝美 2012年4月よりウェブにて小説を公開、同年10月に「いい加減な夜食」でデビュー。 ≪代表作≫ ・いい加減な夜食/アルファポリス文庫/2015年2月~2017年3月(既刊4巻、外伝1巻) ・居酒屋ぼったくり/アルファポリス文庫/2018年3月~2022年11月(シリーズ既刊11巻、外伝2巻) ・放課後の厨房男子シリーズ/幻冬舎文庫/2017年9月~2021年8月(シリーズ既刊4巻) 食べ物、スイーツ、酒、など飲食に関連した作品が多数。

イラストレーター情報

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編集部

夏珂 女性向け恋愛イラスト多数あり。TL、BLさまざまなジャンルで活躍。

メディアミックス状況

この項目をレビュー

編集部

コミカライズ化 原作:秋川滝美/漫画:七里慧/アルファポリス公式Web漫画

編集部

特になし

編集部

2巻で完結しているが読みごたえはあるので、サクッとオフィスラブ系を読みたい人にはよい。またスイーツもごく普通に手に入るものがほとんどなので、共感が持てるのではないだろうか。

作品Q&A

合わない人・注意点は? ストーリー
ベストアンサー
オフィスラブのため、会社勤めがないと若干分かりにくい会社特有の部分があるかと感じた。 恋愛のスピードとしては、そもそもが溺愛系なので早いと思う。

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文体はどんな感じ? ストーリー
ベストアンサー
女性特有の心理描写を描いている作品で、女性に感じやすいような穏やかな文章である。若干会社勤めをしていないと分かりにくい表現がある。

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世界観の作り込みは? 世界観
ベストアンサー
普通の現代社会なので、大きく作り込まれている印象はなかった。

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評価されるポイントは? ストーリー
ベストアンサー
普通のオフィスラブか、と感じていたが、さまざまなところに日常的な飲食物がちりばめられていて、驚きがあった。確かにこんな時はこんなものを口にするな、と思ってしまうような印象である。若干恋愛の展開として早い印象だが、溺愛ものであると思えば面白味を増して読むことができた。平凡のようで、平凡ではなく、手に入るけれど、少し貴重な感覚を得るような、現実や日常と理想の間を上手にとった作品と感じる。 【おすすめキャラクター】 瀬田聡司 主人公が想いを寄せる上司。イケメンというだけでなく、仕事もよくできて、フォローも抜群である。女性が理想に描く上司という印象。

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この作品の特徴は? ストーリー
ベストアンサー
オフィスラブにスイーツグルメがコラボした作品と言える。女性の恋心、仕事や上司との関係、日々の生活などにスイーツが彩を添えている。

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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
ベストアンサー
スイーツグルメとオフィスラブがコラボした、現代女性には共感しやすい場面、夢を描くような理想とする場面などが多数あり、グルメを感じながら恋愛の作品感を損なっていない。オフィスラブの中に、スイーツなど食べ物が関わることで、共感しやすい作品。理想と現実の両方を味わいやすい作品である。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • タイトルからは洋菓子・スイーツ系の仕事小説と想像しがちだが、実際はオフィスでの溺愛ラブが中心だという驚きの声がある。
  • 仕事もできるイケメン御曹司上司と、優秀なのに自信のない部下の攻防・追いかけっこがキュンとする。
  • 甘くて読みやすく、サクサク進むので気分転換や反動読みに向く。
  • 営業畑の仕事描写が勉強になる。
  • 作者の他作が好きな読者にとって、安心して楽しめる定番テイストだ。

こんな人におすすめ

  • オフィスラブや上下関係の恋愛が好きな人。
  • 溺愛・俺様系の甘いラブコメを求める人。
  • デキるヒロインと追いかけてくるハイスペック上司のコンビが好きな人。
  • 重い話のあとに、考えずにキュンとしたい人。
  • 秋川滝美作品のほのぼかした世界観が好きな人。

人を選ぶポイント

  • 『いい加減な夜食』と設定・展開が酷似していると感じる声が多い。
  • ヒロインの過度な自己肯定感の低さにストレスを感じる。
  • 上司の強引な追いかけ方は、現実味を求めると違和感やストーカー感を覚える。
  • 会話のびっくりマークの多さや、非現実的な社内設定にモヤモヤする。
  • タイトルから期待したスイーツ・グルメ要素は少なめだ。

テンポ・読後感

  • 全体的に甘く軽いテンポで、半日もかからず一気に読める。
  • 恋愛進行は早め・激甘で、溺愛ものとして楽しむ向きだ。
  • パターン化・ワンパターンでも、そういう甘さが欲しい時にはちょうどよい。
  • 少女漫画のようなライトな設定感を割り切って楽しむ読み方が合う。

キャラクターへの評価

  • 瀬田:仕事ができ、フォローも良い理想的な上司像で、距離の近い呼び方などにドキドキ・引きの声もある。
  • 茅乃:周囲からは認められる実力があるのに、本人だけ自信が低く逃げがちだ。
  • 二人のバカップル感や、理性対理性の攻防が面白い。
  • ヒロインの姉キャラに好意的な声も見られる。

巻一覧

ありふれたチョコレート
2013年7月 ISBN 9784434181504
この巻のあらすじ

営業部長兼専務の超イケメン、瀬田聡司のパシリとなり数年、本人の意思とは裏腹に、「瀬田係」として周囲に認められてきた相馬芽乃。だが、瀬田には社長令嬢との縁談があり、常に彼の傍らにいる芽乃は、社長とその娘から見れば邪魔そのもの。とうとう自分が僻地に飛ばされるという噂を聞いた芽乃は、自分の想いに蓋をし、自ら遠く離れた地へと異動希望を出す。けれど瀬田は、芽乃が離れることを許してくれなくてーネットで爆発的人気のエンタメ恋愛小説、待望の書籍化!!

星評価・感想

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