新米刑事の空也は、ある事件を手がかりに、碧い眼を持つ若い神父・青と知り合う。青は友人の形見を探しており、空也も別件の捜査を進めているため、二人はそれぞれの目的を背負ったまま行動をともにすることになる。接触を重ねるうちに、互いの距離は単なる協力者以上のものへ変わっていくが、青には周囲に伏せている事情がある。現代の都市を舞台に、刑事としての追跡と、神父としての立場がぶつかり合うなかで、事件と個人の秘密が少しずつ結びついていく、単巻のヒューマンサスペンス。
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 関西弁の新米刑事と特殊な能力を持つ神父風のヒロインが、事件と形見の銃を軸に協力していく骨太な刑事サスペンス。
- ラブコメや学園ハーレムではなく、大人の登場人物が信念を持って動く硬派な物語として好評。
- 文章の硬さと重みがあり、昔のラノベ全盛期を思わせる丁寧な筆致がデビュー作として評価されている。
- 非現実的な設定を見せつつも、ヒューマンドラマとして機能する展開に引き込まれる。
- 完結した一冊として読み切れるほか、続編への期待や作家の地力への関心が強い。
こんな人におすすめ
- 最近の派手なラノベより、手堅い刑事ものやサスペンス調の作品を求める読者。
- 関西弁主人公や二十代超えの大人キャラ、男装ヒロインなど硬派路線に惹かれる層。
- バディものや警察・組織を舞台にした現代日本設定のストーリーが好きな人。
- 恋愛色より信頼関係の積み上げや人情を楽しみたい読者。
- 新人賞級の堅実さや、空想科学ネタを交えたシリアスなラノベを探している人。
人を選ぶポイント
- ハードボイルドを期待すると、実際は人情ドラマ寄りで後半の超展開も相性が分かれる。
- 後半は設定の公開や舞台の拡大でテンポが落ち、勢いが削がれた。
- 科学・医療系のリアルネタの引用が強引に感じる、伏線回収がまとめ説明気味。
- 警察サイドや脇役は魅力的なのに後半の出番が少なく、中心の二人に焦点が偏る。
- 色名や一部人物の扱いなど、説明不足でモヤっと残る要素がある。
テンポ・読後感
- 前半はテンポよく事件を追う熱さがあり、静かな中に情熱を秘めた展開が好意的。
- 終盤は舞台が急に大きくなり、サスペンスも無駄が少なく分かりやすすぎる面がある。
- 全体的にシリアスでラノベ特有の軽さは薄く、硬派な刑事物の空気。
- バディものより恋愛・信頼の芽生えを感じて読むほうが合うという読み方。
- 後半は誤字や急ぎ足さもあり、ページ数的な限界を感じさせる部分がある。
キャラクターへの評価
- 抜けたところのある空也が要所で決めて見せる関西弁刑事として、好感を持たれやすい。
- 青は罪が見える眼と秘密、友人の形見の銃を巡る存在として物語の核を担う。
- 上司・同僚・研究者・頭の良い犬など、型どおりだが個性のある脇役が多い。
- 主役コンビ以外も磨けば光るキャラが多いが、後半は二人中心の動きが目立つ。
- 空也と青の反発から協力、信頼へ近づく関係性が続編期待の焦点になっている。
巻一覧
シアンの憂鬱な銃
この巻のあらすじ
新米刑事の空也は、ある事件をきっかけに碧い眼を持つ年若い神父・青と出会う。友人の形見を捜し求める青と大きな事件を追う空也。互いの目的のために協力することになったふたりは、徐々に信頼とも呼べる気持ちを抱くようになっていくが、青は誰にも明かせない、とある秘密を抱えていて……。 それは自らが背負うべき罪なのか──。わけあり神父と新米刑事が繰り広げる、異色のヒューマンサスペンス。
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