A=宇宙少女2×魂の速度は、幽体離脱体質を持つ高校生・遠矢孝文を軸に、月にまつわる出来事へ踏み込んでいく物語。孝文は、泳いで月を目指す途中で謎の美少女と接点を持ち、その後は「月の少女の秘密」を知る転校生の登場によって、身近な学校生活と宇宙的な要素がつながっていく。日常の場面に超常の体質や月のイメージが差し込まれ、主人公が何に巻き込まれているのかが少しずつ見えてくる構成。中心にあるのは、孝文の異能と、月側にある秘密をめぐる接近で、学校・月・転校生の三つが同じ線上に置かれていく。単巻の導入として、人物関係と設定の輪郭を示す入り口になっている。

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    幽体離脱や月を題材にした現代SF、学園を起点に秘密が動く構成に関心がある人。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • タイトルや表紙・あらすじからは想像しにくいが、読むと意外とハマる作品として評される。
  • オカルトと科学を軸にした、生き甲斐や過去と向き合う青春物語として好意的に受け止められる。
  • 幽体離脱や「祈りの速度」など、独自の発想が物語の面白さを押し上げている。
  • 挫折から立ち直り次へ進む爽やかさがあり、重くなりすぎないバランスが評価される。
  • クライマックスの熱量とテンポ、キャラの性格が活きる山場が読みどころとして挙がる。

こんな人におすすめ

  • ギャグやラブコメ一辺倒ではなく、変形されたBoy meets girl系を楽しみたい読者。
  • 科学×オカルト×高校生の人間関係が好きな読者。
  • 三角関係や恋のライバル要素を含む感情描写に耐性がある読者。
  • 主人公の成長や、かつて輝いていた過去を持つ人物の内面に共感したい読者。
  • 完結感のある読後感と、続編への期待を両方持てる読者。

人を選ぶポイント

  • 序盤は監視描写などで方向性が読み取りにくく、落ち着かない印象を持つ声がある。
  • 主人公の優柔不断さやヘタレ感が軽くイラッとする場面があり、遠野タイプの主人公が苦手な読者もいる。
  • ゴール後の退場処理やメイド、眼鏡を外す場面など、浮いて見えるパートが指摘される。
  • 恋のライバルが強く、瞑への同情やもどかしさを感じる読者がいる。
  • 物語の軸がややブレて入り込みにくい、ヒロインが薄く感じる、文章がほんのり読みにくいといった否定的評価もある。

テンポ・読後感

  • 全体として爽やかな青春小説の空気があり、生き甲斐の悩みを扱いながらも重くなりすぎない。
  • 出だしは不安定だが途中からラブストーリー色が強い青春物として輪郭がはっきりする。
  • 山場はテンポ良く熱意がある一方、一部で間延びや方向性の迷走感も見られる。
  • 水へ潜る・空へ潜るといった動きから、シュールでサブリアルな余韻を感じる読み方もある。
  • きれいな終わり方と未完了な人間関係が同居し、続きを読みたい気持ちと余韻の両方が残る。

キャラクターへの評価

  • 瞑は凛々しく格好良いメインヒロインとして人気が高く、恋のライバル設定でつらさを感じる読者もいる。
  • 小夏はテンション高く明るく、ヒロイン群の中でも好意的に語られる。
  • 主人公はうじうじ系で物足りない場面があるが、本巻で踏ん切りがつき、クライマックスでは頑張る姿が評価される。
  • 林は格好良い、メイドは嫌味に見えてもそこまで嫌味ではない、といったサブキャラへの印象の揺れがある。
  • 月の少女との交流はもっと見たい。

巻一覧

A=宇宙少女2×魂の速度
2010年1月 ISBN 9784048682817
この巻のあらすじ

幽体離脱体質の高校生・遠矢孝文は月を目指し泳いでいた。そこで孝文は謎の美少女と出会う。その数日後、月の少女の秘密を知るという転校生が現れて……。

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