『魔王っぽいの!』は、魔王を名乗る少女マノと、彼女に「勇者っぽいの」として巻き込まれた颯太を中心に進む魔王系コメディです。舞台は魔界と、モンスターのいないこちらの世界で、勇者伝説を残すための活動が描かれます。二人は「っぽい」ノリで初級ダンジョン作りや配下の試験、魔王側の指令に向き合いながら、周囲の人物を巻き込んでいきます。物語は、魔王と勇者の役割を曖昧なまま演じる関係を軸に、魔界から来る家族や大魔王の試験を通して広がります。続編ではマノの妹イサミや配下のスライムも加わり、最終巻では大魔王との試験が物語の中心になります。続編と本編で、同じ関係性を別の課題で見せる構成です。魔界側の事情とこちらの世界の日常が、軽いノリのまま接続されています。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- スライムの可愛さが強く、ヒロインとして作品の中心を持っていく。
- 魔王・勇者・RPGあるあるをずらした設定が、軽い笑いとニヤリ感につながる。
- キャラ同士の掛け合いが読みどころで、ボケとツッコミのテンポが楽しい。
- 学園コメディ寄りのゆるい空気で、頭を空っぽにして読める。
- イラストとの相性がよく、ビジュアル面の満足感が高い。
こんな人におすすめ
- かわいいキャラを最優先で楽しみたい人。
- RPGネタやドラクエ系の小ネタに反応できる人。
- きっちりした本筋より、日常寄りの掛け合いを楽しみたい人。
- ゆるいグダグダ感や脱力系コメディが好きな人。
- スライムやモンスター擬人化の発想に惹かれる人。
人を選ぶポイント
- 物語の大きな進展は少なく、展開の遅さが気になりやすい。
- ギャグやネタがRPG寄りなので、元ネタが分からないと弱く感じやすい。
- 巻によってはスライム以外のキャラの出番や存在感が薄くなる。
- 下ネタやセクハラ寄りのやりとりが多めで好みが分かれる。
- 途中からネタの反復感が出て、マンネリに感じる場面がある。
テンポ・読後感
- 全体はゆるゆる、だらだら、まったりした空気。
- 中盤までは短いネタを積み重ねる構成で、軽く読み流しやすい。
- 作品の勢いは強くないが、会話の可愛さで押し切るタイプ。
- 章ごとの起伏は小さく、グダグダ感が持ち味として受け取られている。
- 終盤や巻によっては急に締めに入る印象があり、まとまりの弱さも残る。
キャラクターへの評価
- スライムは圧倒的に可愛い扱いで、ヒロインの座を奪う存在になっている。
- マノは残念さやどじっ子感が魅力として見られ、可愛さで支えられている。
- 颯太はエロゲ脳やおバカさが目立ち、かっこよさよりネタ要員として読まれやすい。
- 奈尾はツンデレ気質や対応範囲の広さが評価され、場を回す役として機能している。
- 妹や新キャラは強烈さがある一方、出番や扱いの好みで評価が割れやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
魔王、じゃなくて魔王っぽいの!
その美少女は名乗った。 「我こそが……魔王っぽいの!」 肝心なところが曖昧すぎる自己紹介だった。 そして、そんなテキトーな存在に「勇者っぽいの」にされてしまった僕。 「あくまで『っぽい』感じでいいから」的なノリで始まった、僕のぐだぐだな感じのファンタジーっぽい日常。 まずは初級ダンジョンの作成……、じゃあ、おまえの家がダンジョンな!って、行き当たりばったりすぎる!
第3回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作家・原田源五郎の最新作は、魔王系コメディ!?
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
魔界からやってきたのは、魔王の妹っぽい!
勇者の伝説を残すために「魔王っぽいの」としてモンスターもいないこっちの世界に派遣されてきたマノ。そして、そんなテキトーな存在に「勇者っぽいの」にされてしまった僕・颯太。 「あくまで『っぽい』感じでいいから」的なノリで始まった勇者伝説がうまくいくはずもなく、魔界に報告できない活動ばかりするマノと颯太。 その二人のところに、魔界からマノの妹・イサミがやってきた! 妹の前でいいところを見せようとするも、やはりぐだぐだな感じになってしまうマノ。 ごまかそうとついた嘘がきっかけで、イサミとマノが対決することに!?
第3回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作家・原田源五郎の最新作、魔王系コメディの第二弾!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
中ボス昇格試験で、アイドルになるっぽい!
遊んでばかりで伝説作りに励まないマノと颯太のところに大魔王から『マノの配下に中ボス昇格試験を受けさせ合格させろ』という指令がくだる。もしサボっていることがバレたら大変なことになる。そこでマノはスライムに中ボス試験を受けさせようとするが、モンスターとしてまったく戦いにむいていないスライム自身は困惑してしまう。 しかし、昇格試験には戦闘部門以外にもいくつかの部門がありスライムでも合格できそうなアイドル部門を受けることで合意。ところがマノ、颯太、奈尾の3人それぞれが「スライムのアイドルプロデュースをするのは自分だ!!」と言い張る始末。どうなるスライム!? どうなる中ボス昇格試験!??
第3回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作家・原田源五郎の魔王系コメディの第三弾!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
大魔王からの試験で魔王選挙をするっぽい!
ある日、「魔王っぽいの」であるマノやイサミがいちゃいちゃしてくるようになり、戸惑いをみせる「勇者っぽいの」颯太。だが、突然のモテモテな状況に疑問はあれど悪い気はせず、むしろ『モテ期がきたんだ!』と喜ぶ颯太。 しかし、マノたち自身もどうしていちゃいちゃしたくなるか、全然わかっていない様子。マノはこの状況を、『きっとそうたが勇者としての自覚が芽生えてきたからタイプがきまったの』と、大魔王に確認をしてもらうと、なんと颯太は「魔王がいちゃいちゃしたくなるタイプ」だと判明する。 大魔王は『このタイプの勇者は魔王をダメにする。今すぐ勇者を別のやつにしろ!』とマノに告げるが、マノは『そうたが勇者でも、ちゃんと成長できるの!』と反論。 そこで大魔王はマノが成長しているか実際に試すため、自らとの対決型の試験をおこなう!? その内容は、大魔王とマノのどちらがより魔王っぽいか投票を行う「魔王選挙」だった…………なんで選挙なの!?
第3回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作家・原田源五郎のぐだぐだ系魔王コメディの最終巻!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
星評価・感想
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