城から出ると死に、異性に触れれば相手がカエルになる呪いを受けた王女エルレインは、16年間を城で過ごしてきた。魔法大国エリアルダの王子アレクセルとの婚約をきっかけに、毒舌な教育係兼呪い解決役の魔法使いゼルイーク、初恋の魔法使いシスティーク、従弟シラルらが関わり、恋と呪い、王家の事情が動き出す。物語は、婚約や恋心の揺れだけでなく、魔法の掟、国守り制度、魔王の守護、戦争の危機などへ広がり、王女としての立場と個人の気持ちが折り重なっていく。短編集や番外編では、本編の出会いや日常も補われる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 皮肉屋同士の掛け合いが軽快で、嫌味の応酬そのものが読みどころになっている。
- 呪いを軸にした王女・王子・教育係の関係が、恋愛とコメディの両方で動く。
- カエル化の設定や短編集・漫画収録の遊び心が、シリーズの楽しさを広げている。
- ふだんは強気でも、要所で見せる素直さや不器用さが甘さや切なさにつながる。
- 途中からシリアス寄りになっても、会話のテンポとキャラの勢いで読み進めやすい。
こんな人におすすめ
- 口喧嘩や皮肉のやり取りが好きで、恋愛の進展を会話劇で楽しみたい人。
- ツンデレ気味の王女や、へたれ・不器用な男性キャラに惹かれる人。
- コメディだけでなく、切なさや重めの感情もあるファンタジーを読みたい人。
- カエルネタやおとぎ話っぽい仕掛け、挿絵や漫画つきの作品が好きな人。
- じわじわ関係が変わる長編シリーズを追うのが苦にならない人。
人を選ぶポイント
- 序盤は会話中心で、派手な事件よりもやり取りの面白さが前に出る。
- 皮肉や毒舌の温度感は、期待するほど痛烈ではないと感じる場合がある。
- 恋愛面はじれったく、素直にならない展開が長く続く。
- シリアスな場面では重さや切なさが強まり、軽いノリだけを求めると落差がある。
- 終盤まで読む前提のシリーズなので、途中巻だけだと印象が分かれやすい。
テンポ・読後感
- 前半はコメディ寄りで、掛け合いのテンポがよく軽やかに進。
- 中盤以降は甘さと切なさが増し、感情の揺れが目立つ。
- 事件が起きると一気に空気が変わり、しっとりした余韻が残る。
- 全体としては賑やかさと不穏さが交互に来る、落差のある読み味。
- 短編集や漫画入りの巻は、肩の力を抜いて楽しめる雰囲気が強い。
キャラクターへの評価
- エルレインは皮肉屋で頑なだが、可愛さや健気さもあり印象が強い。
- ゼルイークは嫌味っぽさと不器用さが目立ち、へたれ気味の魅力として受け取られている。
- アレクセルは明るく場を動かす存在で、カエル姿込みで好感を持たれやすい。
- 脇役や新キャラも、癖の強さや怪しさが話題になりやすい。
- キャラ同士の距離感が近づくほど、素直じゃない可愛さが際立つ。
巻一覧
この巻のあらすじ
王女エルレインは呪われていた。ひとつ、お城から出ると死。ひとつ、彼女に触れた異性はカエルとなる。そのせいで生まれてから16年間、お城に閉じこもって生きてきた。そんなエルレインに婚約話が! 相手は魔法大国エリアルダの王子さま。エルレインの姿絵を見て、恋煩いに倒れてしまったという。だけど、王妃教育係兼呪い解決係として派遣されてきた魔法使いは、毒舌&イヤミな男で…!?
この巻のあらすじ
魔法使いゼルイークの力により、死とカエルの呪いからビミョーに解放された王女エルレインは、婚約者のアレクセルたちに囲まれ、賑やかな日々をおくっていた。そんな中、エルレインの初恋のひと――かつてエルレインの呪いに破れ、去っていった魔法使いシスティークが帰還した。もう逢えないと思っていたエルレインは戸惑うが、彼は、エルレインへの気持ちを捨てきれずにいるようで?
この巻のあらすじ
王女エルレインの、死のカエルの呪いはなかば解けた。その矢先、父王ラバールが病床に伏してしまった。思いの外、元気な様子だが、教育係兼魔法使いのゼルイークは、エルレインを呪った魔法使いマニエールの気配がするという。呪いの矛先が父王に向かったのだ! 大事をとり、ラバールはエルレインの暮らす離宮で養生することとなったのだが、頼みのゼルイークには秘密があるようで!?
この巻のあらすじ
平和の訪れた青殻宮に、近衛騎士団副将の妻が駆け込んできた。夫の浮気と暴力を訴えて、離縁すると宣言する彼女に宮内は騒然。さらにエルレインの婚礼用ドレスのデザイナーとして、妖艶な美女がやってきた。それを見たアレクセルは青くなり、カエル化して逃げ出してしまう。一方ゼルイークは不機嫌な様子で、何やら因縁があるようだが…!? 恋と呪いのロマンティック・ファンタジー第4弾!
この巻のあらすじ
婚約者のアレクセルと魔法使いのゼルイーク。ふたりの間で、エルレインの気持ちは揺れていた。アレクセルと親しげなオルフェリアにも心がざわついてしまう。そんな折、エルレインそっくりな従弟のシラルが青殻宮を訪れ、四人の関係が微妙に変化し始めた。だがその矢先、ゼルイークがいつ目覚めるともしれない呪いの眠りについてしまった! そしてエルレインの前には、魔王エルゼラスが現れ!?
この巻のあらすじ
「わたしが間違っておりました」。そう言ってアレクセルは婚約解消を宣言した。魔法大国エリアルダを訪れたエルレインが、アレクセルの家族と顔を合わせた直後のことだった。ようやく嫁ぐ決意が固まり始めていたエルレインは原因が分からず混乱するが、話すうち、自分の記憶が封じられていることを知る。さらに折悪しく、ゼルイークの所領ダナークでドラゴンが目覚める緊急事態が起こり――!?
この巻のあらすじ
婚約解消したものの、公には認められないエルレインとアレクセル。そんな中、アレクセルの誕生祝いの日が迫っていた。エルレインは婚約者として紹介されるのを避けるため、ゼルイークの魔法で犬の姿となった。ところが、それが魔法の掟に反したとしてゼルイークは魔力を封じられてしまう。さらに偶然が重なり、エルレインはねじれた魔法で時を遡ってしまった。目の前には、若き日のゼルイークがいて――!?
この巻のあらすじ
エリアルダの王孫子アレクセルの魔力が増大し始めた。原因は彼の持つ<コイズ>の宿命。その宿命を持つ者は、王家や国の危機に際し魔力の塊となり、自我が焼き尽くされるという。婚約者の秘められた宿命にエルレインの心は乱れる。そして王家に迫る危機とは!? そんな折、エルレインの祖国オーデットで、<国守り>制度を復活させ、その任にエルレインをつけようという機運が盛り上がり――!?
この巻のあらすじ
魔王イゴーゼルとの対面をすませたエルレインとゼルイーク。しかし、ゼルイークの呪いが解けたわけではなく、いつまた眠りについてしまうかも分からない状態だった。眠りの時期が近いことを感じたゼルイークは、呪いを解消し、エルレインたちと同じ時を生きるため、魔法を捨てる決断をしようとしていた。そう告げられ葛藤する中、エルレインは亡き母レリが生きているという話を聞き――!?
この巻のあらすじ
小説&まんが満載! シリーズ初の短編集!! 王孫子アレクセルが遊びに行きたいと言いだした。大がかりな旅行は無理ということで、ゼルイークが皆を連れて魔法の世界に行くことになったが、そこは、それぞれの望みを叶える世界で――お決まりの四人&ジーニーの望みとは!? 表題作の他、魔法使いゼルイークが目覚めるきっかけとなった、アレクセルとの出会いを描いた「王子サマの初仕事」など短編3作&まんが80頁を一挙収録! 【目次】王子サマの初仕事/青殻宮の人々/汝、愛を疑うなかれ/聖者の祭典/恵みの環記念日/争奪! エルレイン杯 ~愛のカエル競争/夢で逢えたら/あとがき
すべての巻を見る(全12巻)
この巻のあらすじ
【特典番外編を収録】エルレインと同じ時を生きるため、魔法使いをやめる決意を表明したゼルイーク。ところが、退位の時期が迫る中、魔王イゴーゼルの気配が消えた! それは、魔法王国エリアルダの守護が消えたことを意味した。王は魔法非常事態宣言を出し、ゼルイークの退位問題は一時保留となってしまう。そして、原因を探るため魔界へ行った恋人を追い、エルレインも魔界へ向かい!? 物語はついに佳境へ!! 【電子版特典】web上で公開されていた番外編「カエルの好きな王妃さま」「<ローレシュ男子会>の夜」を収録!! 【目次】鳥籠の王女と教育係 魔王の遺産/特典番外編 カエルの好きな王妃さま/<ローレシュ男子会>の夜/鳥籠の王女と教育係 用語集/あとがき
この巻のあらすじ
【特典番外編がタップリ!!】魔王の守護を失ったエリアルダと隣国ダキニアが、ついに開戦した! 魔法軍が主力であったエリアルダは危機に瀕していた。再び守護を得るためには、ゼルイークが魔王となるしかない。しかしそうなれば人の世に関わることが出来なくなる。国の守護か、エルレインとの未来か。岐路に立たされたゼルイークは、それでも魔王となる道を選ぶが――!? 恋と呪いのロマンティック・ファンタジー、堂々完結! 【電子版特典】ファンにとってはたまらない! 本編の後日談など、web上で公開されていた番外編を多数収録!! 【目次】鳥籠の王女と教育係 恵みの環の花嫁/番外編 姫将軍の結婚/番外編 緑のワルツ/番外編 運命の子/番外編 まくらの森の美女/番外編 嗚呼! 涙と笑いのカエル祭り/番外編 永遠と一日の恋人1~3/あとがき
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