屍竜戦記
- 著者
- 片理誠
- イラスト
- 米田仁士
- レーベル
- トクマノベルズEdge
- 刊行年
- 2007-2008
- 巻数
- 2巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
神話的な竜と人間の対立を軸にしたファンタジー作品で、死者を操る禁断の魔法「屍霊術」と、竜の屍体を使役する「屍竜」を中心に物語が進む。舞台はナフリ王国を含む王国世界で、竜の鱗が通常の魔法を受けつけないため、屍竜使いが対竜戦の要となる。主人公側は屍竜使いヴィンクや司祭フレイ・ランダートで、竜との戦いに加えて王国内の政治工作や密命が絡む。物語は対竜戦だけでなく、宗教組織、王国の不満分子、剣士の妨害など複数の要素が交差する構成で、戦記としての戦闘と権謀の両面を描く。全2巻で、同一舞台の中で竜との抗争と政治的な動きがまとまっている。続編・外伝・短編の情報は本文上では確認できない。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 竜を屍体として操り、竜同士で戦う発想が強い引きになる。
- ハイファンタジーの骨太さに、宗教対立や権謀術数が重なる。
- 竜との戦いだけでなく、人間同士の駆け引きや政治劇も厚い。
- ダークな世界観なのに、どこか懐かしいジュブナイル感がある。
- 謎や伏線を残しつつ、続きが気になる構成になっている。
こんな人におすすめ
- 竜やドラゴンが主役級に活躍するファンタジーを読みたい人。
- 戦記もの、宗教対立、政治劇、謀略ものが好きな人。
- 直球の冒険譚より、重めで苦い読後感も受け止めたい人。
- 80〜90年代風の説明多めなハイファンタジーの空気が合う人。
- 物語の余白や未回収の謎も含めて楽しめる人。
人を選ぶポイント
- キャラクターの行動が場当たり的、優秀さに欠けると感じやすい。
- 文章が説明調で、会話中心の軽快さを期待すると重く感じる。
- 伏線や前作の謎がすっきり回収されないまま残る。
- 終盤で急に風呂敷が広がるため、まとまりの弱さが気になる。
- 竜戦より人間側の内輪揉めや政治劇が前に出る巻もある。
テンポ・読後感
- 序盤から設定説明と状況整理が多く、読み口はやや硬め。
- 竜との戦闘、王宮の駆け引き、宗教対立が並走して密度は高い。
- 中盤はじわじわ不穏さが積み上がり、後半で一気に動く。
- 明るく爽快というより、苦さと無力感が残る展開が多い。
- ファンタジーの形を取りつつ、現実の政治劇を見せるような重さがある。
キャラクターへの評価
- 主人公は復讐心や使命感に振り回され、苦悩の多い人物として受け止められている。
- 前作主人公や周辺人物のその後が気になるまま、視点が切り替わる印象が強い。
- まっすぐな善人や気のいい脇役が好印象で、逆に身内の上層部は評判が悪い。
- キャラの言動が少年漫画的、あるいは書き割りっぽいと感じる声もある。
- 竜や屍竜そのものへの愛着が増して、単純に割り切れなくなる感覚がある。
巻一覧
この巻のあらすじ
神は、竜を鎮めるために、自らに似せて人間を創った。竜の屍体を操る“屍竜使い”ヴィンクの壮大なる冒険。 我々の親兄弟を殺したのは、あの赤い竜だ。棘黒だ。私の人生は、あいつを倒すためにあると言ってもいい。それまでは死ねない…。竜の鱗には強い防御力があり、通常の魔法はほとんど効かない。竜に対抗するためには、死者を操る禁断の魔法「屍霊術」を増幅し、竜の屍体、すなわち「屍竜」を操るしか方法はなかった。“屍竜使い”ヴィンクは、ナフリ王国に派遣され、因縁の竜、棘黒と対峙する。
この巻のあらすじ
ファンタジー、SF、ミステリー、アクション、謀略、恋愛。あらゆる物語ジャンルを内包して疾駆する魂の傑作、遂に登場!! 真ヴァ・シ・ド教の司祭フレイ・ランダートは、恋人のジュリルラーナらとともに、ナフリ王国に着任した。彼は、屍竜使いとしての任務のほかに、本国の次期法王派ロンフォルグ枢機卿から、密命を授けられていた。それは、ナフリ王国の不満分子であるギンギルスタン元老院議員らと通じてこれを操り、王国内に革命を誘発させることだった!双刀の剣士バランシェルの妨害をかわしつつ、任務に奔走するフレイであったが、思わぬことから絶体絶命の窮地に…。渦巻く権謀、迫り来る竜の恐怖、そして竜との戦い。あらゆる物語ジャンルを内包して疾駆する、魂の傑作。大興奮のラスト70ページを堪能せよ。
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
