砂漠の小国バジを舞台に、王女ラージャが“求婚を引き起こす”体質と向き合いながら隣国へ足を運ぶ物語。伝承にある同質の王女を手がかりに旅立ち、道中で体質の効かない青年シャムスと出会うことで、王宮の外へと人間関係が広がっていく。帰国後も鷹狩競技会への来訪や王弟としての訪問が重なり、王女としての立場と個人の感情が同じ場面で動く。悩殺を祝福として受け止める見方と、本人の負担として扱う見方が並び、婚姻や外交の場面にもつながっていく。王国ごとの距離感と恋愛の進み方が、体質の意味を確かめる流れの中で描かれる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 砂漠の国を舞台にしたアラビアン・ファンタジーの世界観が華やかで、絵柄込みで雰囲気を楽しめる。
- 「悩殺」設定や魔精の祝福など、ひとひねりある仕掛けが目を引く。
- ラージャとシャムスのすれ違いが、じれったさやときめきとして読まれている。
- バーリー、ゼッカル、ルキスなど脇役の存在感が強く、メイン以外のキャラも印象に残る。
- 軽快に読めて、気楽な読み味とドタバタ感を楽しみやすい。
こんな人におすすめ
- アラビアン風の異世界設定や砂漠の国の雰囲気が好きな人。
- じれじれ・もどかしい恋愛模様を楽しみたい人。
- ヒーローだけでなく脇役の掛け合いも重視したい人。
- かわいらしいファンタジーを軽めに読みたい人。
- 続きや伏線を追いながら読むのが好きな人。
人を選ぶポイント
- 主人公ラージャの行動力や浅慮さが気になり、好みが分かれる。
- 心理描写が薄めで、人物の気持ちの流れが分かりにくい場面がある。
- 祝福の効き方や設定の整理が伝わりにくく、読みながら引っかかることがある。
- 伏線や謎が残るため、1冊で完結感を求めると物足りない。
- 誤植や日本語表現の粗さが気になる人には引っかかりやすい。
テンポ・読後感
- 全体は軽快で、ドタバタしつつもほのぼのした空気がある。
- 前半はつかみや設定説明に引っかかりやすいが、関係性が動き出すと読みやすくなる。
- じわじわ感情がにじむタイプの展開で、焦れったさが魅力として受け取られている。
- 事件性や推理めいた要素もあり、単なる恋愛ものより少し硬軟が混ざる。
- さくさく読める一方、細部の設定確認で立ち止まる場面もある。
キャラクターへの評価
- ラージャは元気で行動的だが、短絡的・無鉄砲と受け取られることもある。
- シャムスは鉄面皮で感情が見えにくいぶん、葛藤や変化が出ると魅力が増す。
- バーリーは特に人気が高く、主役級に好きだと感じる読者が目立つ。
- ゼッカルやルキスも含め、側近や脇役のキャラ立ちが強い。
- ラージャとシャムスの関係は、好意が見えているのに進みにくい点が印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
【特典ミニ小説も収録!!】砂漠の小国バジの王女ラージャは、未婚男性が我を忘れて求婚してくるという悩殺体質。呪いのような体質に悩むラージャは、お伽噺に自分と同じ体質をもつ王女の話を見つけ、くわしく調べようと大国ロールーリを目指し旅立つことになった。その旅の途中、ラージャたち一行が出会ったシャムスと名乗る無愛想な青年には、悩殺が効かないようで? 新鋭が贈る、アラビアン悩殺ロマンス!
この巻のあらすじ
ノベル大賞受賞作家が贈る、灼熱のラブロマン第2弾!! ロールーリから帰国し、早1か月。バジの王女ラージャは、悩殺の“祝福”を解く方法を知ったものの実践はできずにいた。そんな中、バジで開かれる鷹狩競技会に参加するために、タクタルの王弟シャムスが訪れる。ロールーリでの事件以来、お互いに想い合っているラージャとシャムス。ところが、「あなたに会いに来た」と言ってくれたはずのシャムスが、なぜか突然冷たい態度を取り始めて……!?
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