優秀だが融通が利かず上層部に疎まれた軍人ウリセスが地方へ左遷され、かつて命を救った兵士の娘レーアとの縁談をきっかけに、見知らぬまま結婚するところから始まるシリーズ。武勇伝を聞いて育ったレーア、無骨で不器用なウリセス、家出してきた妹ジャンナや部下たちが加わり、田舎町での暮らしは少しずつにぎやかになる。夫婦の距離、家族との関係、部隊で起こる小さな騒動が積み重なり、妊娠や出産、軍の監査や停戦記念式典への招集までが日常の中に入り込んでいく。孤立した赴任先で始まった生活が、軍務と家庭の両方を抱える場へ変わっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 左遷先で始まる新婚生活が、軍人ものなのに殺伐とせず温かい。
- 無愛想で不器用な主人公が、妻や義兄弟たちに囲まれて少しずつ柔らかくなる。
- 夫婦のすれ違いが少なく、言葉足らずでも寄り添っていく過程が丁寧。
- エルメーテやジャンナ、コンテ家の兄弟など脇役が個性的で場面を動かす。
- 日常の中に監査やスパイ、戦闘などの小さな山場が入り、地味すぎない。
こんな人におすすめ
- ほのぼの系の夫婦もの、癒し系ファンタジーが好きな人。
- 不器用な軍人が家庭を得て変わっていく話を読みたい人。
- 派手な恋愛より、じわじわ距離が縮まる関係性を楽しみたい人。
- 脇役の掛け合いや家族ぐるみのにぎやかさが好きな人。
- ネット小説系の淡々とした進行に抵抗がない人。
人を選ぶポイント
- 展開は大きく動きにくく、淡々としている。
- ロマンスの艶っぽさや派手さは控えめ。
- 書籍で読むとテンポに独特さを感じやすい。
- 挿絵やキャラデザインの好みが分かれやすい。
- 価格や判型に対して満足度が合わないと感じる人もいる。
テンポ・読後感
- 全体はのんびりした日常進行で、安心して読める空気。
- ほっこりする場面と、ほろりとする場面が交互に来る。
- 事件は起きるが、重苦しさよりも生活感と人情が前に出る。
- 後半ほど夫婦や周囲の関係がなじみ、読み味がやわらかくなる。
- 最終巻に向けて積み上げてきたものが形になる手応えがある。
キャラクターへの評価
- ウリセスは有能だが無愛想で不器用、でも根は誠実で面倒見がいい。
- レーアはおっとりして見えて芯が強く、献身的で安心感がある。
- エルメーテは切れ者で腹黒さもあるが、裏方として頼もしさが際立つ。
- ジャンナはわがままさと成長の両方が見え、場を明るくする。
- 義兄弟や悪友たちが個性的で、主人公夫婦の周囲をにぎやかに支える。
巻一覧
この巻のあらすじ
優秀だが融通が利かず、上層部に疎まれて地方に左遷された軍人ウリセス。左遷先でもあらぬ噂を流されて孤立無援状態のウリセスだったが、ふとしたことから、かつて彼が命を救った兵士の娘レーアとの縁談が舞い込む。そのまま、式の当日までお互いの顔すら知らずに結婚した二人。ウリセスの武勇伝を聞かされて育ち、ずっと彼に憧れていたレーアは健気に尽くそうとするが、緊張と不器用さから首尾よく立ち回れない。一方のウリセスも、無骨な気質が仇となり、彼女の気持ちに上手く報いることが出来ないでいた。そんな中、個性豊かなレーアの兄弟達が、次々と二人の前に現われる。彼等がもたらす騒がしくも心温まる出来事は、軍人として厳しく己を律して生きてきたウリセスに、かつて味わったことのない癒しを与えてくれるのだった。レーアとの絆、そして家族への愛情が深まるにつれ、不遇だったはずの彼の左遷が、思いもよらぬ幸せに満たされていくー。
この巻のあらすじ
左遷された軍人ウリセスは、嫁レーア、家出してきた妹ジャンナとともに、ゆっくりと田舎の生活に馴染み始めていた。そこへ舞い込んだ、部下エルメーテとジャンナを巡る騒動。静かな日々が、にわかに騒がしくなっていくー寡黙な鬼軍人&不器用新妻の癒し系日常ファンタジー第二弾!
この巻のあらすじ
優秀だが融通が利かず、上層部に疎まれて地方に左遷された軍人ウリセスは、赴任先で娶った新妻レーア、家出してきた妹ジャンナとともに、田舎での暮らしにすっかり馴染み始めていた。ある日、帰宅したウリセスを玄関で出迎えたのは、いつものように妻レーアではなく、妹ジャンナだけだった。ジャンナによれば、レーアは体調を崩して寝込んでしまったという。翌日になっても彼女が回復する様子はなく、心配するウリセスはついに医者を呼ぶ。そして、幸せに過ごしてきた二人に大きな変化をもたらす、予想外の診断結果が告げられるー「連隊長閣下は心配性」その他、ウリセスの新たな部下が巻き起こす騒動を描いた「新兵との付き合い方」、事件の舞台裏が明かされる番外編「エルメーテの日記」を収録。冬の寒空をものともせぬ賑やかで暖かな日々の出来事が、ウリセスの人生を思いもよらぬ幸せで満たしていくー
この巻のあらすじ
左遷された軍人ウリセスと妊娠中の妻レーアの元に舞い込む新たな騒動の数々。縁あって知り合ったおっちょこちょいな少女は無事に入隊できるのか?軍の監査に絡む悪巧みを無事にかわせるのか?幾多の不安を乗り越えて、夫婦の絆は更に深まっていくー鬼軍人&不器用新妻の癒し系日常ファンタジー第四弾!
この巻のあらすじ
優秀だが融通が利かず、上層部に疎まれて地方に左遷された軍人ウリセスは、赴任先で娶った新妻レーア、家出してきた妹ジャンナとともに、騒がしくも穏やかな日々を過ごしていた。ウリセス夫婦が待望のわが子を授かり、いよいよ出産間近となった赴任から二回目の夏の日。鬼軍人も田舎町にすっかり馴染みきり、二人の幸せはこのまま続くかと思われた。しかしウリセスの元に隣国との停戦記念式典への招集状が届き、身重の妻を置いて家を離れざるを得なくなる。その裏には、優秀すぎるウリセスを疎む軍上層部と、宿敵たる隣国の将軍の思惑が渦巻いていた。信頼できる仲間達の力を借りて、ウリセスは長年の因縁にケリをつけるべく旅立っていく。左遷先で思いがけず得た、ささやかでいて限りない幸せを守る為にー
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