鍵屋甘味処改の隣で営業するつつじ和菓子本舗を軸に、高校卒業後に店へ入った多喜次の暮らしと修業を描くシリーズ。多喜次は看板娘の祐雨子に思いを寄せながら、店の二階に住み込み、和菓子職人として手を動かす。客からの相談や、同僚の柴倉、祐雨子の友人・亜麻里との関わりが重なり、書道教室の子のための菓子、父に見せたい練り切り、初詣の同行など、日々の用件が店の外へも広がる。和菓子づくり、接客、恋の行方が同じ場所で進む構成で、最終巻までその関係が積み上がっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 和菓子づくりや修業の描写に、道具・作法・蘊蓄がほどよく入っていて読みやすい。
- 人のために動く多喜次の行動力が物語を前に進め、周囲を巻き込む展開が楽しい。
- 祐雨子、柴倉、多喜次を中心にした恋模様が甘く、もどかしく、見守りたくなる。
- 前作『鍵屋甘味処改』の登場人物のその後が見えるつながりがうれしい。
- 連作短編として、毎話に小さな出来事や相談ごとがあり、読後感がやわらかい。
こんな人におすすめ
- 和菓子や職人ものの空気感を楽しみたい人。
- じれったい片想いと三角関係を、重すぎない甘さで読みたい人。
- 前作シリーズの続きや、登場人物のその後を知りたい人。
- まっすぐで世話焼きな主人公が好きな人。
- 事件性よりも、人間関係の変化や温かな日常を重視する人。
人を選ぶポイント
- 恋愛の進み方はかなりゆっくりで、もどかしさが強い。
- 登場人物の幼さや恋愛偏差値の低さが気になる場合がある。
- 祐雨子の鈍さや受け身な態度に引っかかる読み手もいる。
- 亜麻里や柴倉を含む関係のこじれが、巻によっては落ち着かない。
- 和菓子要素より恋愛模様が前面に出る場面がある。
テンポ・読後感
- 基本は穏やかで甘め、空気はやさしい。
- 連作短編らしく、ひとつひとつの出来事は小さめで読み進めやすい。
- 中盤以降に関係が動くと、急にギアが上がる感じがある。
- ほのぼのだけで終わらず、気まずさやざわつきも混ざる。
- 最後はすっきりまとまり、明るい余韻が残る。
キャラクターへの評価
- 多喜次はお節介なくらい世話焼きで、表情豊かで可愛い一方、仕事にも真面目。
- 柴倉はぶっきらぼうでも根は良く、ライバルとして存在感がある。
- 祐雨子は鈍感さや無自覚さが目立つが、物語の中心として恋愛面を動かす。
- 亜麻里は強めのアプローチで波乱を起こす役回りとして印象が強い。
- 前作組の嘉文やこずえは、再登場で安心感やおまけの楽しさを添える。
巻一覧
この巻のあらすじ
兄が営む鍵屋のお隣、つつじ和菓子本舗の看板娘・祐雨子に想いを寄せている多喜次。高校卒業後、つつじ和菓子本舗の二階に住み込み、和菓子職人としての修業を始めるが、日々いろんな事が起きて…!?
この巻のあらすじ
兄が営む『鍵屋甘味処改』のお隣、『つつじ和菓子本舗』で和菓子職人修業中の多喜次。 看板娘・祐雨子への片想いは相変わらずの状態で、彼女の無邪気な言動に右往左往するばかり。 おまけに後から入ったバイトの柴倉は、イケメンで客受けがよい上、技術も多喜次よりずっとある。 のみならず、祐雨子とも打ち解けている様子で、多喜次としては気が気じゃない。 その柴倉も、多喜次と祐雨子の関係を気にしていた。 そんなある日、祐雨子の父で『つつじ和菓子本舗』の店主である祐が不思議な自殺志願者を拾ってきて…?
気難しいロマンスグレーの宮司、フォーチュンクッキーを求める女子大生、和菓子嫌いな少年と和菓子好きな美少女ーー 『つつじ和菓子本舗』は今日も賑やかに営業中!
この巻のあらすじ
今度の舞台は『鍵屋甘味処改』の"お隣"! 恋する男子の和菓子な日々。『つつじ和菓子本舗』で和菓子職人として修業中の多喜次は、書道教室で出会ったアレルギー持ちの子でも食べられるような和菓子ケーキを考案したり、和菓子教室で作った練り切りを父親が喜んでくれたからもう一度作りたいという女の子を手伝ったり、誰かのために奔走する毎日。そんな多喜次に同僚の柴倉は「お人好しだ」と呆れ、看板娘の祐雨子は温かく見守っている。もちろん、祐雨子への片想いは絶賛継続中で、彼女を巡る柴倉との攻防も相変わらずだ。そんなある日、多喜次と柴倉はひょんなことから祐雨子の友人でキャリアウーマンの亜麻里と知り合い、四人で一緒に初詣へ行くことになるが…?
この巻のあらすじ
今度の舞台は『鍵屋甘味処改』の"お隣"! 恋する男子の和菓子な日々、ついにシリーズ完結! 『つつじ和菓子本舗』で和菓子職人の見習いとして修業中の多喜次は、相変わらず困ったひとを放っておけず、他人のために奔走する毎日を送っている。 最近は、美人のキャリアウーマン・亜麻里から熱心なアプローチを受けているが、店の看板娘かつ片想い相手である祐雨子の友人ということで、無下にもできずに困っている。 そんな中、同僚の柴倉と祐雨子が急接近! 和菓子職人として先を行く柴倉へのコンプレックスもあり、珍しく多喜次は落ち込む。 一方の祐雨子も、押せ押せの亜麻里とたじたじの多喜次に胸をざわつかせていた。多喜次の長い片想いに、ついに決着の時が訪れる…!?
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