構造レビュー

編集部判定 良作

ストーリーの良さ A (3) レビュー

理由・補足

編集部

一匹狼のマフィア・アレッシオが、上司のマスケリーノから双子の自動人形を託される。思慮深く物静かな兄ノヴェラと壊れた妹フォーラ、二体が抱える秘密とは?

キャラクター A (3) レビュー

理由・補足

編集部

貧民街で日銭を稼ぐ孤児を束ねるアレッシオはハードボイルドを地で行くキャラでとても渋い。彼に懐く孤児たちの無邪気さは陰鬱な物語における貴重な癒し。対するマスケリーノのエキセントリックな言動や不気味な存在感、ノヴェラ&フォーラのミステリアスな雰囲気にも引き込まれた。

設定・世界観 A (3) レビュー

理由・補足

編集部

欧州の架空都市ベルモントが舞台。2千体の自動人形が暮らす観光都市の暗部が、背徳感たっぷりに描き出されていた。

話題性 C (1) レビュー

理由・補足

編集部

殆ど話題にならなかった。

初心者向け C (1) レビュー

理由・補足

編集部

内容が人を選ぶ為初心者向けとは言い難い。ノヴェラとフォーラはマスケリーノに性奉仕しており、残酷な描写の他にエグめの性描写もあり。アレッシオが面倒を見ている孤児の中に幼女の娼婦がまざっている。

読後感の良さ B (2) レビュー

理由・補足

編集部

登場人物の大半が死亡するバッドエンド。ほろ苦い余韻が格別。プロローグとエピローグが環になることで虚実の境が曖昧になる構成も良かった。

テンポの良さ A (3) レビュー

理由・補足

編集部

全3冊で綺麗にまとまっている。

読みやすさ B (2) レビュー

理由・補足

編集部

文章に癖があり読みやすいとは言い難い。全体的にインモラルな雰囲気。

短評・キャッチコピー

この項目をレビュー

編集部

自動人形の双子を巡る世にも不思議なグランギニョル、開幕。

編集部

ニトロ+のアダルトゲーム『月光のカルネヴァーレ』のスピンオフ。これだけでも読める。自動人形が特産品の西洋の都市・ベルモントを舞台に、一匹狼のマフィアと白銀の人狼の抗争劇を描く。

こんな人におすすめ

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編集部

自動人形の球体関節フェチ 心の発生過程を哲学する、思弁的なモノローグを楽しみたい人 一匹狼のマフィアと孤児たちの疑似家族を見守りたい人 男の娘に萌える人 インモラルな描写に耐性がある人 メリーバッドエンドが好きな人

編集部

J・さいろーは日本の漫画家・脚本家・ラノベ作家。代表作は以下。 * 『斬! -少女剣客千冬-』 * 『窓際の悪魔』 * 『SWEET SWEET SISTER』 * 『ノクターナルプレイグラウンド』 * 『絶対女王にゃー様』 * 『乙女神さんは魅せたがり』

イラストレーター情報

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編集部

大崎シンヤニトロ+所属のラストレーター。アダルトゲームのイラストを数多く手掛ける。代表作は『凍京NECRO』『刃鳴散らす』他多数。

メディアミックス状況

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編集部

2007年にニトロ+から発売されたアダルトゲーム『月光のカルネヴァーレ』のスピンオフ。本作に登場するぺルラがゲームに出てくる。

編集部

『月光のカルネヴァーレ』未プレイでも楽しめる良ノベライズ。自動人形と人間の禁断愛、男娼上がりの健気な美少年が好きなら買ってほしい。

作品Q&A

評価されるポイントは? ストーリー
ベストアンサー
【おすすめキャラクター】 ノヴェラ マスケリーノがアレッシオに預けた自動人形の美少年。謙虚で従順、礼儀正しく妹想い。主人の意向で男娼として働かされていた。妹の不調を気遣い、きちんと修理してほしいと望んでいる。弾丸の孤児たちとの交流を経て、徐々に人間らしい感情に目覚めていく。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 18世紀ベルモントを舞台にした、オートマタ・人狼・マフィアが交差するゴシックなダークファンタジーとして引き込まれる。
  • 「御伽の国」らしい、きらきらしさと陰惨さが同居する世界観・町並みの描写が秀逸だ。
  • 原作ゲーム未プレイでも独立した作品として楽しめる、前日譚としての読み味もある。
  • 双子の自動人形ノヴェラの人間らしさへの目覚めや、弾丸の子どもたちとの交流が印象的だ。
  • 伏線回収や見せ場の作り込み、挿絵の美しさが高く評価されている。

こんな人におすすめ

  • ダークメルヘンやゴシック・ファンタジーの重厚な雰囲気が好きな読者。
  • オートマタや球体関節人形、人形に魂が宿る過程の描写に惹かれる読者。
  • 一匹狼のマフィアと孤児たちの疑似家族の関係性を見守りたい読者。
  • ニトロプラス系のエログロやインモラルな描写に耐性がある読者。
  • 原作ゲームを知らなくても、前日譚として手に取りたい読者。

人を選ぶポイント

  • 悲惨さや血なまぐさい展開、童話的な残酷さが強く、心に残るダークさを求める向き。
  • エロティックでグロテスクな描写が含まれるため、全年齢向けではない。
  • 後半は情報量が多く詰め込み気味で、展開の速さに戸惑う。
  • 魅力的なキャラクターが物語に活かしきれていない、余韻が薄いと感じる読者もいる。
  • 原作ゲームとは趣や比重が異なり、場合によってはよりインモラルに感じる。

テンポ・読後感

  • 序盤から暗く重苦しい空気に引き込まれ、中盤には温かな日常ややり取りが挟まる起伏のある読み味だ。
  • ラノベ特有の冗長さが少なく、テンポよく原作の雰囲気が伝わると評価される一方、終盤は畳みかけるように進む印象もある。
  • バンドネオンの音が聞こえてくるような、情緒的でシニカルなノスタルジアを感じる。
  • 穏やかな流れのあとに急な転換があり、衝撃と期待が入り混じる展開にドキドキした。
  • 全体的にもっと評価されるべき作品ではないか、という惜しみのある評価が目立つ。

キャラクターへの評価

  • ノヴェラは謙虚で妹想いな自動人形として、交流を通じて感情を芽生えさせていく姿が好意的に語られる。
  • アレッシオは格好良さに加え、ぶっきらぼうながらも子どもたちとのやり取りが親子のようで微笑ましい。
  • 弾丸の孤児たち(ニコロ、ペトラなど)との絆が物語の核の一つとして印象に残る。
  • フォーラは正気を保てない状態から変化していく存在として、覚醒や関わりが話の山場を担うと評価される。
  • ペルラはゲームでは描かれにくかった人物像が補完される一方、活躍の描き方には物足りなさを感じる読者もいる。

巻一覧

月光のカルネヴァーレ 〜白銀のカリアティード〜 I
2007年5月 ISBN 9784094510102
月光のカルネヴァーレ 〜白銀のカリアティード〜 II
2007年8月 ISBN 9784094510225
月光のカルネヴァーレ 〜白銀のカリアティード〜 III
2008年4月 ISBN 9784094510652

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