人造の豊穣神ユグドラシルの恩恵で植物を操る文明が築かれた近未来を舞台に、『大崩壊』後の世界で樹獣・樹竜を狩る小型ヘリ乗りのヤブサメと、相棒のモズが各地を飛ぶ物語。地上を追われた人類は海上都市や人工の浮島で暮らし、旧都市には危険な探索地が残る。ヤブサメは妹の病を治す手がかりを求め、依頼や危険地帯の調査に関わっていく。物語は樹竜狩りの仕事、都市探索、各地で起こる事件を軸に進み、終末後の日本を移動しながら人間関係と状況が広がっていく。3巻構成で、同じ中心人物と世界設定のもとで事件の規模と行動範囲が変化していく。続編・外伝・短編の情報は本文上では確認できない。 なお、各巻のあらすじは本編の流れとして整理されている。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 終末後の日本を舞台にしたSFが気になる人 - 怪物狩りと探索任務が中心の物語を読みたい人 - 小型ヘリや空中移動のある作品を探している人 - 兄妹の事情や相棒同士の方針の違いがある話に関心がある人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 小型ヘリで巨大な樹竜に挑む空戦設定が新鮮で、映像的な迫力が強い。
  • 旧都市や海上都市など、崩壊後の世界の作り込みが細かく、舞台の広がりを感じやすい。
  • ヤブサメとモズの掛け合いが軽快で、凸凹コンビとしての相性の良さが目立つ。
  • 技術と操縦で押し切る戦い方が熱く、特殊能力頼みではない点が好みに刺さる。
  • 樹竜だけでなくヤドリギや人間側の事情も絡み、巻を追うごとに物語の厚みが増していく。

こんな人におすすめ

  • ヘリや航空機、メカ寄りのアクションが好きな人。
  • 怪獣ものやポストアポカリプス世界観に惹かれる人。
  • バディもの、師弟ものの相棒感を楽しみたい人。
  • 近未来SFとライトノベル的なキャラの濃さを両方求める人。
  • 先の展開や世界の謎を追いながら読み進めたい人。

人を選ぶポイント

  • 空戦の見せ場は巻によって偏りがあり、序盤や中盤の配分に物足りなさが出ることがある。
  • 世界観や用語が独特で、最初は設定をつかむまで少し入りにくい。
  • 樹竜や怪物の姿が文章だけだとイメージしづらい場面がある。
  • 物語の途中で引きが強く、続刊前提の構成に感じやすい。
  • キャラの好みは分かれやすく、モズの奔放さやヤブサメの趣味性が合うかで印象が変わる。

テンポ・読後感

  • 緊迫感のある空戦が一気に盛り上がる、スピード重視の展開。
  • 追い詰められた状況を技術と連携で切り返す、手に汗握る読後感。
  • 重大局面でも会話の軽さがあり、重さと快活さが同居している。
  • 巻が進むほど人間関係や社会面の描写が増え、熱さに厚みが出る。
  • 変則的な機動や綱渡りの戦闘が多く、映画的な高揚感がある。

キャラクターへの評価

  • ヤブサメは操縦技術が高く、地味な趣味やマニアックさも含めて印象に残る。
  • モズは豪快で奔放だが、頼れる大人っぽさと危うさが同居している。
  • 二人は振り回し役と受け役のバランスがよく、相棒感が強い。
  • セキレイは当初の印象から変化があり、駆け引きのある立ち位置が面白い。
  • ツバメやエナガなど周辺人物も、物語の感情面や世界の広がりを支える存在として見られている。

巻一覧

空飛ぶ卵の右舷砲
2018年7月 ISBN 9784094517439
この巻のあらすじ

その回転翼が終末世界を切り拓く。

人造の豊穣神・ユグドラシルによって繁栄を極めた近未来。人類は植物を自在に操り、時にはビルさえ“育てていた”。そんな文明絶頂期の中で、『大崩壊』は起きた。世界人口の半数以上が死に絶え、各地ではあらゆるシステムが麻痺。さらに突如現れた樹獣、樹竜と呼ばれる異形の怪物たちによって、人類はあっという間に地上から追放され、その拠点を人工の浮島・海上都市へと移した。 『大崩壊』から数十年。小型ヘリ<静かなる女王号>を操り、樹竜狩りを生業とするヤブサメ。彼は妹が患う奇病を治すため、師であり相棒でもあるモズとともに仕事をこなしながら、日本各地を飛び回っていた。そんな中、二人は東京第一空団副長セキレイの窮地を救い、その腕を買われて旧都市・新宿での大規模探索作戦への同行を依頼される。彼らを必要とするセキレイはヤブサメにこう囁きかけた。 「この作戦の成功は、キミの妹の病を治す事に繋がるかもしれない」 しかし新宿は「帰還不可能」とも噂される、Sクラスの危険地帯。割に合わないと、モズは難色を示すのだが―― これは鋼の翼と意志で空を駆り、樹竜を狩る者たちの物語。第12回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞作。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

空飛ぶ卵の右舷砲 2
2018年12月 ISBN 9784094517675
この巻のあらすじ

迷いを断ち切る鋼の回転翼。

人造の豊穣神・ユグドラシルによる文明絶頂期の中で、『大崩壊』は起きた。世界人口の半数以上が死に絶え、突如現れた樹獣・樹竜と呼ばれる異形の怪物たちによって人類は地上から追放されて、その拠点を人工の浮島・海上都市へと移した。 『大崩壊』から数十年。小型ヘリ<静かなる女王号>を操り、樹竜狩りを生業とするヤブサメとモズ。旧都市・新宿での作戦後、二人は女王号を修理するため伊勢湾海上都市へ向かい、その途中で『ヤドリギ』の弟を誘拐されたという少女・エナガと出会う。ヤブサメは東京湾での面識もあり、エナガの境遇を他人事とは思えず助けようとする。 しかし、感情的なヤブサメとは対照的に、モズはひどく冷静だった。 「厄介事に首を突っ込むなら、金になりそうなやつにしな。正義の味方がしたいなら、ほかをあたるんだね」 モズにそう拒絶されても、この事件が「意思疎通の出来るヤドリギの存在」に繋がるのではと焦り、ヤブサメはがむしゃらに行動するのだが……。 悩み、苦しみ、己に問い続ける。しかし、困難を切り拓くのはいつの時代だって人の意志だ。これは空を駆り、樹竜を狩る者たちの物語。鋼の翼と意志が試される第二幕。

※「ガ報」付き!

※特別カラーちらし「ゲキ推し!!ガガガラブコメ ラインアップ」付き

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

空飛ぶ卵の右舷砲 3
2019年7月 ISBN 9784094518009
この巻のあらすじ

過去を想い、今を生き、明日を掴む。

人造の豊穣神・ユグドラシルによって、人類が地上を追われた終末世界で小型ヘリ<静かなる女王号>を操るヤブサメとモズ。 大阪にタワー級の樹竜が出現したとの情報を聞き、新たな稼ぎを求めて向かう二人。泥炭を身に纏うタワー級は不気味なまでの沈黙を続け、市民は観光業を中心とした好景気に沸いていた。 しかし、それはつかの間の凪にすぎなかった。 突如北上を始め、まき散らされた泥炭により広がる火災旋風。「大崩壊」以後、最悪クラスの災禍を前に、ヤブサメとモズはタワー級へと立ち向かう。 鋼の翼と意志の物語、第三幕。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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