私立北条学園を舞台に、転入生の須王をきっかけに怪異が続発する伝奇学園シリーズ。中心人物は、前世の記憶を失った神楽と、彼女に前世から関わる須王、そして初基や美園らの仲間たち。鬼や邪鬼、鬼封じ、神宝、言霊などの要素が重なり、学園内の事件から都市部や奈良の伝承、祭礼、アイドルの公演をめぐる騒動へと広がっていく。物語は神楽の記憶と関係性の変化を軸に、怪異の封印と再来、各地に残る因習や神宝探索へ展開する。短編・外伝では、同じ世界の別事件や補完的なエピソードが描かれる。シリーズ全体では本編に加えて、補完的な短編群が同一世界の別件として配置されている。なお、完結編は別題の短編群として収録されている。

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こんな人におすすめ

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  • AI分析(あらすじ)

    - 学園伝奇や怪異事件を追う物語が気になる人 - 前世の因縁、封印、神宝探索の要素を読みたい人 - 現代日本を舞台にした鬼・妖怪系の設定が好きな人

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • シリーズ途中からでも、先が気になる引きの強さがある。
  • 不気味な声の描写や、少し古い少女小説らしい比喩が印象に残る。
  • 前世の名前や設定が出てきて、独特の空気感がある。
  • イラストも含めて、作品の時代性を感じられる。
  • 物語の進みはゆるめでも、雰囲気で読ませるタイプ。

こんな人におすすめ

  • シリーズ作品の空気感や関係性を楽しみたい人。
  • 物語のテンポより、設定や雰囲気を重視する人。
  • 少し古めの少女小説・ライトノベルの味わいが好きな人。
  • BL要素の気配に反応する人。
  • 途中巻からでも気になった作品を追いたくなる人。

人を選ぶポイント

  • 単巻だけだと人物関係がつかみにくい。
  • 前世設定などが重なると、読んでいて混乱しやすい。
  • ストーリーの進行はかなり控えめ。
  • いわゆる現代的な読みやすさより、当時のノリが強い。
  • 例えや表現が世代によっては伝わりにくい。

テンポ・読後感

  • 展開はゆっくりで、事件の進みより空気感が前に出る。
  • 不穏さと軽い色気が同居した雰囲気。
  • 途中で止まっているように感じる場面がある。
  • 古い少女小説らしい独特の言い回しが残る。
  • じわじわ気になる引きで読み続けたくなる。

キャラクターへの評価

  • キャラの把握にはシリーズ通読が向いている。
  • 単巻だと名前や関係が頭に入りにくい。
  • 登場人物同士の距離感にBL的な気配がある。
  • 主要人物の印象は、設定や雰囲気込みで残る。
  • イラストの印象もキャラ像に影響している。

巻一覧

禁断のウィスパー
1994年2月 ISBN 4086118246
この巻のあらすじ

神楽は、私立北条学園一年生。初基や美園たちと平穏な学園生活をおくっていたが、須王という転入生がやってきてから、怪しい事件が続発するようになる。トリップ状態の神楽の頭の中に、「思い出さないのか? オレがわからないのか?」という須王の声が響く。何者かに狙われつづける神楽に、須王は、自分と神楽は何百年も昔の前世から、「鬼」を封じてきた“狩人”なのだと告げるが……?

禁断のウィスパー (2)
1994年6月 ISBN 4086118599
この巻のあらすじ

邪鬼に取り憑かれた、あかり先輩を封じたのも束の間、学校に張ってあった結界が何者かによって破られ「鬼」がふたたび神楽を狙いはじめた。いっこうに前世の記憶を思いださない神楽を試すため、須王は「降魔の剣」を発現させ、神楽を斬ろうとする。一方、奇怪な噂のたつ生物室を探検しようと「逢魔が時ツアー」に出かけた初基たちだが、突然邪鬼に襲われ、美園が取り憑かれてしまった!

禁断のウィスパー (3)
1994年10月 ISBN 4086140012
この巻のあらすじ

鬼に憑かれた切り裂き魔に襲われ、傷を負った神楽。「鬼封じ」の仲間・ちぎらが荷担した傷には須王の治癒能力が効きにくかった。初基の勧めで病院に行った神楽は、心霊治療(サイキック・ヒーリング)を行う医師・長谷倉と出会った。怪しげな長谷倉に会うのをやめさせようとする須王だが、神楽は須王を拒絶する。ひとりになった神楽に、邪鬼が襲いかかった。しかし、神楽を守るはずの銀鈴は、手元から消えていた……?

禁断のウィスパー (4)
1995年1月 ISBN 4086140292
この巻のあらすじ

医師に化けた「鬼」を倒したのも束の間、クラスでは神楽をめぐって、須王と初基の対立が続いていた。そんな時神楽は、学校で銀髪の鬼の面をかぶった長身の男子生徒を目撃する。クラス会委員長の斎が、神楽に接近し副委員長になるよう依頼するが、斎を疑う須王は、斎にくってかかった。再び神楽の前に銀髪の鬼が現れ、割れたガラスの破片が神楽を襲う。そして、ついに斎が正体を現した…?

禁断のウィスパー (5)
1995年4月 ISBN 4086140594
この巻のあらすじ

須王と闘った赤鬼面の正体は「鬼封じ」葵だった。神楽は、かつて鬼封じたちが守っていたという十の神宝の話を斎から聞かされる。週末、大鳥島に旅行することになった神楽と初基。だが、鬼封じ殺しを命じられた「水鬼」が、神楽を狙っていた。神楽たちが乗ったフェリーは、鬼たちに支配されて、小巳島という小島に流れついた。そこでは「水神祭り」と呼ばれる奇祭が行われようとしていた!

禁断のウィスパー イノセント −Innocent− 1
1995年7月 ISBN 408614087X
この巻のあらすじ

「あなたが前世の<神楽>を殺したんです!」。ちぎらの口から衝撃的な言葉を聞かされた須王。しかし須王は「くだらない」と言って相手にしない。初基と一緒に登校してきた神楽を、木の上から狙う影があった。マントをまとったような奇妙な姿をした闇の者・朱羅だ。毒を塗った黒い鳥の羽が神楽を狙う。そして学校に謎の「黒い穴(ブラック・ホール)」が出現。床や壁を移動して次々と生徒たちを飲み込みはじめた!

禁断のウィスパー イノセント −innocent− 2
1995年10月 ISBN 4086141175
この巻のあらすじ

クマラの少年・朱羅に捕らわれた北条学園の生徒たち。安否を気づかう神楽だが、美園たちの行方は依然としてわからないのだった。前世の<神楽>の記憶を思い出そうと斎に退行催眠を頼む神楽だが、記憶が甦る寸前、凄まじい光がはじけ、試みは失敗に終わった。「油断するな。クマラは<使い魔>を使うからな」という須王の忠告をよそに、自分の力で美園たちを救出しようとする神楽だが……!?

禁断のウィスパー黎明編 天使のかけら
1996年1月 ISBN 4086141515
この巻のあらすじ

葵は祖父である斎財閥オーナーの申し出で、中学入学時から斎家に行くことになった。葵の役目は、従兄弟の紫生の友人兼世話役。紫生は、祖父が宮司を務める神社の巫女で、尊敬を込め「紫生様」と呼ばれていた。斎家のある町には鬼伝説が残っており、紫生は鬼封じの血統だと言う。半信半疑の葵だが、不気味な殺人事件が起こり……? 中学生時代の紫生と葵を描く『禁断のウィスパー』黎明編!

禁断のウィスパー 摩天楼の少女
1996年4月 ISBN 4086141795
この巻のあらすじ

朱羅に捕らわれて以来、初基の意識は戻らないままだった。紫生によれば、鬼封じの神宝<聖なる錫杖>を使えば初基の妖気を浄化できるという。錫杖を探すため、須王、葵らと新宿近辺の公園を捜索することになった神楽。その頃都心では、謎のバラバラ殺人事件が頻発していた。偶然出会った須王のかつてのクラスメート翔子の家に立ち寄った神楽たちだったが、その庭先で残忍な殺人事件が起こった!

禁断のウィスパー 摩天楼の少女II
1996年7月 ISBN 4086142090
この巻のあらすじ

連続バラバラ殺人事件の犯人は、牛刀で神楽を襲った男ではなかった。翔子のボディガードを引き受けることになった神楽は、営倫高校で<殺人鬼>に遭遇する。須王とともに怪しい黒い影を追いかけた神楽だったが、残されていたのは生徒の惨殺死体だけだった。連続殺人事件に関わりを持つ翔子に、疑いの目を向ける須王。翔子を家まで送り届けた神楽は、家の中に漂うかすかな死臭に気づいた!

すべての巻を見る(全23巻)
禁断のウィスパー 月のクラウン
1996年10月 ISBN 4086142392
この巻のあらすじ

土蜘蛛を倒し、<聖なる錫杖>を手に入れた神楽たちは、初基の入院している病院へと向かった。斎が錫杖を床につくと、聖水が湧きあがってきた。その水を初基に飲ませると、初基の意識が戻ったのだった。その夜、テレビドラマを見ていた神楽は、不気味な場面を見た。主人公の少年とクラスメートが話をするシーンで、初基そっくりの少年が現れ、その首に2本の腕が絡まり、締めつけたのだ!

禁断のウィスパー Boy Doll −ボーイ・ドール−
1997年1月 ISBN 4086142740
この巻のあらすじ

「神楽」の意識と融合し、降魔の剣を自分の意志で示現できるようになった神楽だが、完全に記憶が戻ったわけではなかった。初基の様子がおかしいと聞き、かけつけた神楽は、部屋に置かれているアンティック・ドールに気づく。その人形は、初基が入院中に知り合った少女・ユリカのものだという。ユリカの誕生パーティーに招かれた神楽たちだが、その屋敷では謎の連続殺人事件が起こり…!?

禁断のウィスパー特別編 碧のソリティア 名場面集1〜5
1997年3月 ISBN 4086142945
禁断のウィスパー 幻影姫
1997年7月 ISBN 4086143445
この巻のあらすじ

「しぶきと…呼んで。これからは」と、謎の言葉を口走った初基。同じ「黄帝黄龍王」の剣を持つ鬼封じ神楽とちぎら。神楽をめぐる謎は深まるばかりだった。そんな時ひとりのアイドルがデビューした。名前は「聖羅」。ビデオで彼女を見た神楽は、聖羅が四条ユリカそっくりなことに気づく。しかも聖羅は失われた鬼封じの神宝を身につけていた。神楽たちは、闇の者の策略を阻止しようとするが!?

禁断のウィスパー 赤い輪舞曲
1998年1月 ISBN 4086144166
この巻のあらすじ

大惨事と化した聖羅のイベント『ドリーム・ライヴ』から、初基とともに脱出した神楽。崩れ落ちたテントに閉じ込められた紫生たちを気づかうが、初基から帰化されたのは、意外な事実だった。一方、紫生の実家がある奈良では、局地的な地震が起こっていた。神楽は、地震を報じるテレビ画面が真っ赤に染まるのを見る。続発する事件にヒル鬼の復活を感じ取り、神楽たちは奈良へと向かうが…。

禁断のウィスパー 旋律のff
1998年5月 ISBN 4086144565
この巻のあらすじ

クマラ族の双生児である聖羅と朱羅のユニット『TWIN』が華々しくデビューした。彼らの歌う曲『赤いディスティニー』を耳にした神楽は、なぜか気分が悪くなってしまう。二人の持つ神宝を取り戻すため、歌番組の収録の行われるTVスタジオに向かうことになるが、須王は神楽が同行するのを拒むのだった…。一方、斎と葵は、封じた後も死体が残る新種の「鬼」の出現を憂えていたが――!?

禁断のウィスパー 絶対運命
1998年9月 ISBN 4086144964
この巻のあらすじ

初基が捕らえた聖羅の代わりとして、可南に連れ去られた神楽。目覚めてみると、そこはコンクリートに囲まれた牢獄だった。監禁された神楽は、マヒルの執拗な責めに身も心もボロボロになっていく…。その頃、須王は神楽の救出に向かおうとして、葵と対立していた。葵は、神楽のパートナーである初基を救出に向かわせると、須王を鎌倉の屋敷に閉じ込めたのだった…!! 神楽と須王の運命は!?

禁断のウィスパー 真夏の黙示録
1999年6月 ISBN 4086145995
この巻のあらすじ

須王たちによってマヒルのもとから救出された神楽。だが、心に受けた深い傷はなかなか癒えない…。そんな神楽を守るため、須王と初基はどちらがパートナーにふさわしいかを決める賭けをすることになる。マヒルたちを倒すか、残りの「神宝」を多く見つけた者が、より強き者として神楽のパートナーの座を手にする――。だが、須王に対する自分の想いに気づき始めていた神楽は複雑な心境で…!?

禁断のウィスパー 眠り姫
1999年9月 ISBN 4086146320
この巻のあらすじ

須王への想いに気づいた神楽だが、彼に触れられる度にマヒルとの忌まわしい行為の記憶が甦り、須王に応えることができない。男である須王を受け入れることに対する抵抗感もまだ拭いきれず、前世の「神楽」について知りたいと思う気持ちがつよくなっていた。マヒルが次なるターゲットとしているらしい福岡の英彦山に向かった神楽たちを待ち受けていたのは――!?

禁断のウィスパー 青い鳥
1999年12月 ISBN 4086146630
この巻のあらすじ

空水晶を手に入れた神楽たちは「ヒル鬼」を倒す手がかりを掴むために、奈良にある斎の神社へと向かった。そこで、神楽と須王は赤い鬼面をつけた幼い少年の幻を目にする。この町では、封印した「ヒル鬼」を目覚めさせないために百年に一度、子供を生贄として差し出していたという…。一方、初基の態度にも変化が起こりつつあった。自分と須王のどちらが好きかと神楽に強引に詰め寄るが…!?

禁断のウィスパー 精奇の城
2001年2月 ISBN 4086148161
この巻のあらすじ

『大至急。帰られたし』という言葉(メール)を最後に、美園と連絡が取れなくなった。仕方なく、消えた初基をそのままに、神楽たちは東京へ戻る。そして、彼らは「TWIN」の活動再開を知った。――斎邸に戻った神楽たちは、「TWIN」の活動を阻止するべく話し合う。その最中、強い振動が斎邸を襲った。マヒルに解き放たれた「悪鬼」に攻撃を受けたのだ。知られていないはずの、この場所を……!

禁断のウィスパー 宇宙の月虹
2001年3月 ISBN 4086148277
この巻のあらすじ

そ乱鬼の炎はツインビルを焼き、大火災へと発展する。炎の中、神楽は飛沫を探して彷徨っていた。突然、マヒルの攻撃を受け、神楽はさらわれそうになる。しかし、須王がそれを阻み、返り討ちにしようと反撃に出る。が、飛沫がその攻撃からマヒルを庇い、逃がす!? ――炎に焼かれ、崩れ落ちるビル。その中から「精奇(さごく)の城」は姿を現した。しかしその城は、マヒルたち「闇の者」に奪われて……!

禁断のウィスパー 空の輪廻
2002年2月 ISBN 4086000717
この巻のあらすじ

強い「言霊」が込められた『TWIN』の歌。人気絶頂のアイドルである彼らのコンサートを阻止しなければ、大惨事になってしまう。神楽たちは東京ドームに集結した。しかし、そこにはマヒルも来ていたのだった。崩れていくドームの中、とうとう決着をつけるときが来たのだ――。戦いの中で明かされた、マヒルの出生の秘密とは……!? 壮大な輪廻転生ストーリー、怒涛の完結編!

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