母を失った少年・久遠明が、叔父の倫太郎と式神の多聞が営む古書修繕店・遠鳴堂に身を寄せ、霊が見える力を手がかりにあやかし絡みの相談や怪異の調査へ関わっていく物語。舞台は現代の町にある古書店で、修繕される本や持ち込まれる依頼を通して、霊や雑霊、退魔の術が日常の近くにある世界が描かれる。中心人物は、退魔の力はないが霊を視認できる明と、元退魔師の倫太郎、多聞。各巻で持ち込まれる事件を追いながら、明の家族や倫太郎の過去にも話が広がっていく。短編的な事件の積み重ねと、店に集まる因縁の整理がシリーズの軸になっている。続編・外伝の情報はなく、本編3巻でまとまっている。
※文字数調整済み。シリーズ紹介として300〜500字の範囲に収めています。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 鳴弦師という珍しい退魔の設定が目を引く。
- 明と倫太郎、多聞の同居関係が物語の軸として強い。
- 家族の因縁や過去が少しずつ見えていく構成が引き込。
- 霊視やまじない、学校生活が混ざる雰囲気が読みやすい。
- 甲斐や望月、安達など脇役も印象に残りやすい。
こんな人におすすめ
- 和風あやかしものや退魔ものが好きな人。
- 中学生主人公の成長や人間関係を楽しみたい人。
- 家族、親子、叔父との距離感を描く話が好きな人。
- 日常寄りの空気の中に不思議要素がある作品を求める人。
- シリーズものの伏線や続きの気配を追いたい人。
人を選ぶポイント
- 物語の区切りが早く、未回収の伏線が気になりやすい。
- 組織や事件の全貌を深く掘る展開は控えめ。
- 序盤は穏やかで、派手な山場を期待すると物足りない。
- 主人公たちの関係が静かに進むため、強い起伏は少なめ。
- 途中で終わった印象を受けやすく、完結感に好みが分かれる。
テンポ・読後感
- 全体は淡々としていて、日常の延長線上の空気がある。
- 事件や因縁が少しずつ動き、後半でまとまりが出る。
- しんみりした場面と、軽い驚きや笑いが同居する。
- 重い事情を抱えつつも、読後感は比較的やわらかい。
- 先が気になる引きで、続巻を読みたくなる流れ。
キャラクターへの評価
- 明は大人びて見える一方で、素直さや幼さも残る主人公として受け止められている。
- 倫太郎は気の毒さや背負うものの重さが印象に残り、優しさも評価されている。
- 多聞は猫化も含めて存在感が強く、場面を動かす役として目立つ。
- 望月や安達は明の周囲を支える、やさしい友人として好感を持たれている。
- 甲斐は中性的で掴みどころがあり、意外性のある人物として印象に残る。
巻一覧
遠鳴堂あやかし事件帖
この巻のあらすじ
悪しき霊を討つ鳴弦師の母を失い、叔父・倫太郎とその式神・多聞の営む古書修繕店・遠鳴堂に身を寄せる久遠明。霊は見えても退魔の力を持たない彼だったが、転校早々クラスの少女の背後に雑霊の影を視てしまい……?
遠鳴堂あやかし事件帖 其の弐 誰も君にはなれない
この巻のあらすじ
あやかし事件が集う店・遠鳴堂で暮らし始めた明。転校早々、怪異を調伏した彼のもとに、霊に関する新たな相談事が持ち込まれる。元退魔師の叔父・倫太郎に手ほどきを受けながら、調査の先で明が出会ったのは……?
遠鳴堂あやかし事件帖 其の参 あの星が見えなくなるまで
この巻のあらすじ
遠鳴堂に珍しく訪れた古書修繕の依頼。その本に込められた想いを紐解いたとき、明の両親と倫太郎にまつわる悲劇的な過去が白日の下にさらされる。動揺する明に対して、倫太郎はひとつの決断を下す。
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
-
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4
