帝につながる名家・鴉家を舞台に、兄妹として生まれた吹雪王と桜姫の禁じられた関係と、その周囲で揺れる一族の事情を描く和風伝奇シリーズ。東宮妃として宮中に入った桜姫、出家する吹雪王、そして鴉家に絡む謀や鬼の出没が、宮廷と一族の両方を巻き込んで進む。物語は、身分と血筋、恋慕と禁忌、鬼や異能の要素を軸に、都から東へ逃れる二人と、鴉家内部の動きへと広がっていく。収録作は「闇灯篭心中 桜の章」「吹雪の章」「朧月鬼夜抄」で、同じ出来事を別側から追う構成になっている。なお、あとがきは収録されていない。※あとがきは収録されていません。
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作品Q&A
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この巻のあらすじ
帝につながる名家、鴉家に生まれた吹雪王と桜姫は、父母を同じくする兄妹でありながら密かに愛し合っていた。それは当然のことながら禁忌とされていた。桜姫はやがて東宮妃として入内、吹雪王は出家する。二人の運命はこのときから妨げられ、鴉家の運命も変わっていく。入内後も東宮を拒みつづける桜姫の周辺には、たびたび不審な鬼が出没し、ついにある夜、東宮御所は炎に包まれた……。※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
東宮妃である桜姫と兄の吹雪王は、許されぬ恋のためにある夜、御所に火を放ち、姿を消した。同じ頃、二人の生家・鴉家でも思いもかけない謀がささやかれていた。母・常磐の振る舞いは、帝をも巻き込んで、名門鴉家の土台を揺るがすことに……。一方、追っ手をかわしつつ東へと逃げる二人の前には、桜姫の<笛鳴り>と吹雪王の<御児方>の力をもってしても、いつしか暗い影がさしはじめた。※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
追い詰められた末に、川へと身を投げ心中を図った吹雪王と桜姫。だが、ふたりに穏やかな死が訪れることはなかった。吹雪王は一命をとりとめ、隼王の手で再び都へと連れ戻される。そこでは兄・嵐王の企む陰謀の道具として生きるというみじめな日々が待っていた。一方、桜姫は臾螺と洒弭螺の前でめざめたものの、彼らの残酷な言葉にうちのめされる。「――姫。あなたは鬼になられたのだ……」※あとがきは収録されていません。
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