出自を隠して暮らす月英は、香りで不調を整える香療術を使う男装の香療師。鎖国気味の萬華国で皇太子の不眠治療を任されたことから宮廷医官となり、後宮の妃や市井の人々にも関わっていく。外界との扉を閉ざしてきた国に異国融和策が入り、香療術は既存の医術や宮廷の制度の中で位置づけを変えていく。弟子の万里との関係、故郷の香りを探す旅、移香茶をめぐる疑いなどを通じて、香りの医術が宮廷内外へ広がる流れが描かれる。長年の鎖国で守られてきた萬華国では、香療術は異端として扱われるが、月英は現場で治療を重ねながら受け入れ先を増やしていく。宮廷の中だけで完結せず、後宮、国境を越えた文化差、民間で流通する香りの商品まで話がつながり、国の空気そのものが変わっていく過程がシリーズの柱になる。

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  • AI分析(あらすじ)

    中華風異世界の宮廷もの、男装主人公、後宮、香りを使う医術、異国融和の題材に関心がある人。

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 香りや調香を軸にした、少し珍しいお仕事系ファンタジーとして読まれている。
  • 男装の主人公が知識や機転で立ち回り、宮廷で道を切り開く流れが見どころになっている。
  • 困っている人を助ける展開や、家族・身内のつながりに着地する話運びが好まれている。
  • 重すぎないコミカルさと、読みやすいテンポを評価する感想が目立つ。
  • 1巻から続きが気になる、先を買ってもよさそうと受け止める声がある。

こんな人におすすめ

  • 宮廷ものでも、ドロドロより軽快さや明るさを求める人。
  • 男装ヒロインや、前向きに動く主人公が好きな人。
  • 香り・アロマ・調香など、変わり種の題材に惹かれる人。
  • 家族愛や人間関係の修復を中心に楽しみたい人。
  • さらっと読めるライトな異世界・中華風作品を探している人。

人を選ぶポイント

  • 宮廷の権威や緊張感はかなり薄めで、重厚な権力劇を期待すると物足りない。
  • 展開や設定の細部に、身分差や効き目の強さなど気になる点が残る。
  • 登場人物が善人寄りで、毒や陰謀の濃さは控えめ。
  • 主人公の正体や周囲の受け止め方があっさりしていて、緊迫感は強くない。
  • 恋愛の心情描写はやや薄く、そこを重視すると弱く感じやすい。

テンポ・読後感

  • テンポは速めで、勢いよく読める。
  • 全体の空気は軽快で、コミカル寄り。
  • 宮廷ものとしては緊張感よりも親しみやすさが前に出る。
  • 事件やトラブルは起きるが、深刻さよりも読みやすさが勝つ。
  • 明るく前向きな主人公の雰囲気が作品全体を支えている。

キャラクターへの評価

  • 月英はたくましく、前向きで、困難の中でも動ける主人公として好印象。
  • 不用心さや空回りしやすさもあり、そこが物語の転がり方につながっている。
  • 周囲の人物は善人寄りで、気さくに受け入れる距離感が印象的。
  • オネエ系の春庭や臣下たちのキャラ立ちを楽しむ反応がある。
  • 皇太子や皇帝の存在感はある一方、巻によっては脇役の印象が強くなる。

巻一覧

碧玉の男装香療師は、 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。
2022年11月 ISBN 9784040747453
この巻のあらすじ

「魔法のiらんど大賞2021」小説大賞 大賞受賞作品!

応募総数1,258作品の中から唯一選ばれた、大賞作。中華風の異世界を舞台に繰り広げられる、サクセスストーリー!

▼あらすじ▼ 出自を隠すため長い前髪で目を隠し、目立たぬように暮らしていた月英(げつえい)。香りで不調を治す不思議な術を使い細々と生計を立てていたが、突然宮廷に連れ去られ不眠症状を治すよう命を下される。その相手は……国の頂点に立つ皇太子!?

外界との扉を閉ざし自国の文化を守り続けてきた萬華国(ばんかこく)において、新しい医術で宮廷内の人々を癒やしていく月英は異端。しかし下民育ちの根性と、型破りな香りの医術ーー香療術の腕が、宮廷だけでなく国をも変えてゆくことに!

碧玉の男装香療師は、 二 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。
2023年4月 ISBN 9784040749297
この巻のあらすじ

異国融和策が発令され、瞳の色を隠さず宮廷香療師として働き始めた月英(げつえい)。

他の医療では治せないと直々に依頼されたのは、国外から後宮入りしたものの心を閉ざしている妃ーー亞妃(あひ)を、香りで癒やすことだった。しかし、どんな香りを処方しても彼女を笑顔にすることは出来ず、月英は郷愁に沈む亞妃のため、故郷の香りを捜しに旅立つ決意をする。

初めての地で未知の草花に興奮する月英だったが、長年の鎖国を突然解いた萬華国(ばんかこく)からの不審者が怪しまれないはずもなく!?

碧玉の男装香療師は、 三 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。
2024年3月 ISBN 9784040750347
この巻のあらすじ

弟子が出来た矢先、さっそくその弟子・万里に性別がバレてしまった月英(げつえい)。万里(ばんり)とギクシャクしながらも香療術の普及に精を出していると、香りを付けたお茶ーー移香茶が市井でも人気商品に!

しかし、その移香茶で民衆を毒殺しようとした疑いで月英が逮捕されてしまう!?

牢に放り込まれた月英は、このままでは自分の身も、香療術も消されてしまう危機に奮起する。事件の真相を暴き、潔白を示すことは出来るのか……!?

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