寄生生物ガストレアとの戦いに敗れ、人類が狭いエリアへ追い込まれた近未来日本を舞台に、東京エリアの民間警備会社で働く里見蓮太郎と相棒の延珠が、ガストレア対策や要人護衛、侵入阻止の任務にあたるシリーズ。巨大モノリスで外縁を守る都市の防衛線はたびたび揺らぎ、任務は怪物との交戦だけでなく、事件の調査、冤罪による逃走、各エリア首脳の会合に絡む政治交渉へ広がっていく。民警、自衛隊、警察、行政が並立する中で、木更、ティナ、火垂、聖天子らも関わり、東京エリアの行方が描かれる。各巻では、防衛任務の裏にある思惑や情報漏えい、エリア間の緊張、個々の人物の立場が少しずつ積み重なり、都市そのものをめぐる問題へつながっていく。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
絶望的な未来に立ち向かう絆と希望の物語。壮絶なバトルと深いテーマが心に響くSFダークファンタジー!
編集部
『ブラック・ブレット』(略称:ブラブレ)は、神崎紫電によるSFダークファンタジー小説。未知のウイルス「ガストレア」による滅亡の危機に瀕する人類と、対抗手段である「呪われた子供たち」が織りなす絶望と希望の物語が最大の特徴です。アクション性の高いバトルシーンと倫理的テーマを融合させた作品で、アニメや漫画など幅広いメディア展開も話題となりました。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
'''SFやダークファンタジーが好きな人''' ガストレアウイルスや「呪われた子供たち」など、独自の設定と暗く重厚な物語が楽しめます。 '''社会問題や倫理的テーマに興味がある人''' 差別や偏見、命の価値といったテーマが深く掘り下げられており、考えさせられる作品です。 '''バトルシーンやアクション描写を重視する人''' スピーディーで迫力のある戦闘シーンが物語を大きく盛り上げます。 '''感動的なキャラクターの絆を求める人''' 主人公・蓮太郎と延珠の絆や成長が感動を呼び、物語の中心的な魅力となっています。 '''アニメ版を見て興味を持った人''' 原作小説を読むことで、アニメ版では描かれなかった細部の設定やキャラクターの内面を深く知ることができます。
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AI分析(あらすじ)
近未来の怪物災害、都市防衛、民間警備、逃走劇、エリア間政治に関心がある人向け。
著者情報
この項目をレビュー編集部
神崎紫電(かんざき しでん)は、北海道出身の小説家。2007年に『マージナル』で第1回小学館ライトノベル大賞を受賞し、同作でデビューしました。その後、2011年に『ブラック・ブレット』を発表し、アニメ化もされるなど高い評価を受けています。他の作品には『恋のキューピッドはハンドガンをぶっ放す。』などがあります。しかし、2015年以降は体調不良により活動を休止しており、新刊の発表やSNSの更新も停止しています。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
鵜飼沙樹(うかい さき)は、日本のイラストレーターで、デジタルアートを駆使した緻密なイラストが特徴です。主にライトノベルの挿絵を手掛けており、『ブラック・ブレット』や『異世界迷宮の最深部を目指そう』などの作品で知られています。兵庫県伊丹市出身で、幼少期から絵を描くことに親しみ、種村有菜や韓国のイラストレーター・キム・ヒョンテの影響を受けました。2009年にpixivに初投稿し、その後同人活動を経て商業デビューを果たしました。2020年には初の画集『Salty Colors 鵜飼沙樹アートワークス』を刊行しています。
メディアミックス状況
この項目をレビュー編集部
'''コミカライズ''':2012年から2014年にかけて、『月刊少年エース』および『電撃マオウ』にて連載されました。 '''アニメ化''':2014年4月から6月まで、全13話のテレビアニメが放送され、話題を呼びました。
受賞歴
この項目をレビュー編集部
『ブラック・ブレット』およびその著者である神崎紫電氏の受賞歴に関する情報は、現時点で確認できません。ただし、神崎氏は2007年に『マージナル』で第1回小学館ライトノベル大賞を受賞し、デビューを果たしています。『ブラック・ブレット』はアニメ化やコミカライズが行われ、シリーズ累計発行部数が95万部を記録するなど、商業的な成功を収めています。
入手性
この項目をレビュー編集部
『ブラック・ブレット』は、電撃文庫(KADOKAWA)から刊行されており、現在も電子書籍版が各種ストアで購入可能です。ただし、物理的な書籍については、初版発行から時間が経過しているため、一部の巻で流通が減少している可能性があります。
編集部
『ブラック・ブレット』は、SFとダークファンタジーを融合させた独自の世界観と、絶望と希望が交錯する深いテーマ性が魅力の作品です。迫力のあるバトルシーンやキャラクター同士の絆の描写が読者を引き込み、特に主人公と延珠の関係性が物語の感動を高めています。 一方で、序盤の設定説明の多さや暗いテーマ、残酷な描写が人を選ぶ要素となっており、初心者やライトな雰囲気を求める読者にはややハードルが高いと感じられることもあります。また、シリーズが未完結のため、物語全体の結末を見届けられない点が惜しまれます。 それでも、アクション性や社会的テーマ、キャラクター描写の完成度は高く、SFやダークファンタジー好きにとっては必読と言える作品です。読後には心に深い余韻を残し、読者に考える余地を与える物語となっています。ライトノベルの中でも際立った個性を持つ良作であり、強くおすすめできる一冊です。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
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このラノでノミネートされたことはありますか? シリーズ全体
文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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ブラック・ブレットの最新刊はいつ発売ですか? その他 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 退廃的な世界観の中で繰り広げられる、スピーディーで迫力のある戦闘・アクション描写を高く評価する声が多い。
- 冤罪や逃亡、真相究明といったサスペンス要素が緊張感を生み、一気読みしたくなる。
- 差別や偏見、命の価値といった重いテーマと、守りたい者との絆が物語の核として響く。
- 絶望的な状況でも諦めない主人公の姿や、互いを想い合う関係性に惹かれる。
- アニメ版をきっかけに原作を読む読者のなかで、より細かな描写や設定の掘り下げに読み応えを感じる。
こんな人におすすめ
- SF・ダークファンタジー系の退廃世界観や独自設定(ガストレア、呪われた子供たちなど)に惹かれる読者。
- バトルシーンや対人戦の迫力、映画のようなアクション展開を重視する読者。
- 社会問題・倫理テーマを含む重厚な物語を、シリアスなトーンで楽しめる読者。
- 主人公が追い詰められながらも立ち向かう、ダーク寄りのサスペンス・逃亡劇が好きな読者。
- アニメ版から入り、原作でキャラクターの内面や世界の裏側をさらに知りたい読者。
人を選ぶポイント
- 全体的に陰鬱で絶望感が強く、読むたびに精神が削られるほど重いと感じる声がある。
- 戦闘や事件に伴う残酷な描写、キャラクターの犠牲・死別の多さが苦手だ。
- 巻をまたいだ展開や決着の持ち越しが多く、一冊完結感が薄いと感じる声がある。
- 序盤や各巻での設定・背景説明が多く、情報過多に感じる場合がある。
- 恋愛要素の必要性や感情描写が伝わりにくい、展開に無理やり感を覚えるといった批判的な声も一部ある。
テンポ・読後感
- 日常パートとバトルパートの落差が大きく、フラグが立つ静かな場面から一気にシリアスな戦闘へ移行するリズム。
- 追い詰められる主人公、陰謀、組織の暗躍など、不利な状況が続く緊張感のある読み味が特徴的。
- 戦闘は迫力がある一方、政治・スパイ・エリア対立など話が大きく動く巻では動きが少なく、次巻への期待に委ねる印象を持つ声もある。
- 暗い展開の合間に、相棒とのやり取りなどほっとできる場面があり、重さとのバランスが取れていると評価する声がある。
- 読み始めると止まらなくなるほど展開の引きは強いが、全体としては重く、息をつく暇もないシリアスさが続く作品だ。
キャラクターへの評価
- 里見蓮太郎は、とんでもない事態に巻き込まれながらも人間味と健気さがあり、苦労性のヒーローとして好意的な声が多い。
- 藍原延珠は明るさと悲しみの両面があり、物語の希望や心の支えとして読者に愛されている一方、他キャラとの比重について意見が分かれる声もある。
- 天童木更は復讐心や剣技の強さ、主人公への深い依存などダークな魅力があり、好みが分かれるが印象に残る存在。
- ティナは可愛らしさや戦闘での活躍から人気が高いが、出番がもっと欲しい。
- 巳継悠河や五翔会、聖天子・菊之丞など、ライバルや黒幕、政治的人物への関心が高く、掘り下げや今後の動きに期待する声がある。
巻一覧
この巻のあらすじ
ウィルス性の寄生生物との戦いに敗北した近未来。人類は狭い国土に追いやられ、絶望とともに生きていた。そんな暗闇に閉ざされた世界で──。 東京エリアに住む少年・蓮太郎は、対ガストレアのスペシャリスト 「民警」 として、相棒の幼女・延珠とともに、日々、危険な任務を遂行していた。二人はある日、東京を壊滅させかねない極秘任務を受けるのだが……。 スリリングな近未来ヒロイック・アクション、ここに開幕!
この巻のあらすじ
蓮太郎がステージVの1体を倒したことで、東京エリア周辺のガストレアが一時的に沈静化していた、ある日。 東京エリアの統治者・聖天子に依頼され、彼女を護衛していた蓮太郎&延珠は、想像を絶するスナイパーから襲撃を受ける。姿の見えない敵に、二人はなすすべもなく──。 好評の近未来ヒロイック・アクションの第2巻! 哀しみの先に蓮太郎が見たものは……?
この巻のあらすじ
蓮太郎、延珠、木更に、絶大な狙撃能力をもつティナも加わり、前途の不安が薄れたかのように思えた、ある日。怪物ガストレアの侵入から東京エリアを守っている巨大モノリスの一部が、崩壊の危機に瀕していることが判明する。 このままでは、エリアの外で人間を蹂躙すべく待ち構えている無数のガストレアが、一気に侵入してきてしまう……。 果たして、東京エリアを救う手立てはあるのか!? そして蓮太郎、延珠、木更、ティナの命運は── !! ますます緊迫感が高まる、近未来ヒロイック・アクション、待望の第3巻!
この巻のあらすじ
東京エリアを、怪物ガストレアの侵入から守っている巨大モノリス。その一部が、ついに崩壊してしまった。予想どおり、無数のガストレアが東京エリアに侵入。それを、最前線に配備された自衛隊の精鋭部隊が迎え撃つ。激しい交戦の音が鳴り響くが、やがて静寂が訪れる。そして、自衛隊の後方で待機していた蓮太郎たちの目の前に現れたのは──。 心が痛くなるほどスリリングな、話題の近未来ヒロイック・アクション、第4巻!
この巻のあらすじ
第三次関東会戦の騒乱も落ち着き、天童民間警備会社には静かな毎日が戻っていた。蓮太郎や木更、延珠、そしてティナは、楽しく平和な時間を満喫する。 しかし蓮太郎のもとへ、小学校時代の友人が久しぶりに訪ねてきたことをきっかけに、彼らの日常は暗転する……。 いわれなき殺人の容疑をかけられることになった蓮太郎。孤立無援の状態で決死の逃亡を図るものの、かつてない強敵が次々と襲いかかってきてーー。 待望の第5巻は、これまで以上に緊張感満載のノンストップ・アクション!
この巻のあらすじ
いわれなき殺人容疑をかけられ、そのまま逃亡犯となってしまった蓮太郎。警察の厳しい包囲網を、火垂とともにかいくぐりながら、自分を陥れた相手を必死に探ろうとする。ガストレアに刻まれていた奇妙なマークに手掛かりを求めた彼らは、それを調べるために、ガストレア専用の死体安置所を訪れる。そこで怪しげな業者の存在を知った蓮太郎は、その細い線を追うことにするのだが……。 蓮太郎を執拗に追う櫃間警視。その警視の行動に疑問をもつ多田島警部。櫃間との結婚に踏み切ろうとする木更。そして蓮太郎との信頼関係を築きつつある火垂。さまざまな人間の思惑が交錯する中、蓮太郎の未来は――!? かつてないほどスリリングでノンストップ、震えるほど劇的な展開に刮目せよ!
この巻のあらすじ
迎賓館赤坂離宮で、日本の主要五エリアによる首脳会合が開催される。議長国の東京エリア国家元首・聖天子が迎えたのは、大阪、仙台、博多、北海道の四エリアを代表する、クセ者の首相たち。五エリアの融和を説く聖天子に対して、のらりくらりと同調を示さない彼ら。各エリアの思惑が交錯し、成果も出ないまま会談が終わろうとしたとき、仙台エリア首相・稲生紫麿が爆弾発言をする。「東京エリアには『七星の遺産』というものがあるそうですが――」 機密情報が漏れていたことで混乱する聖天子をめぐり、会談は紛糾する。やがてこのことが、エリア間の全面戦争にまで発展していく。そして聖天子の姿は、聖居から消えてしまうのだった……! TVアニメ化の話題作、第7巻が登場!!
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