PCゲーム制作会社を舞台に、アラフォーのゲーム制作者が死後に息子の身体へ乗り移り、事情を抱えたまま開発現場に関わっていくシリーズです。物語は、シナリオや選択肢、演出といったゲーム制作の工程を軸に進み、会社の人間関係や会話のやり取りも重なります。中心人物は、ゲーム作りの経験を持つ主人公と、その身体を返せと迫る息子です。制作の現場で起こる調整や衝突を通して、仕事としてのゲーム開発と、乗り移りという特殊な状況が並行して描かれます。全2巻で、同じ制作現場を舞台にした続き物としてまとまっています。続編・外伝・短編の情報はありません。シリーズ全体は、業界ものと身体入れ替わり要素を組み合わせた構成です。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- エロゲ業界の内側や制作現場の空気をのぞける題材が新鮮。
- 父と息子の関係、家族としての距離感を軸にした話が刺さる。
- おっさん視点の軽妙な語り口と、年季の入った人生経験が味になる。
- 平栗さんをはじめ、年上ヒロインやサブキャラの存在感が印象に残る。
- 仕事ものと学園ものが同時に進む構成を面白く感じる声が多い。
こんな人におすすめ
- エロゲや美少女ゲームの制作ネタに興味がある人。
- 親子関係や家族のドラマを読みたい人。
- ラノベのテンプレから少し外れた作品を探している人。
- 年上ヒロインやお姉さんキャラが好きな人。
- 仕事と青春が並走する物語を楽しめる人。
人を選ぶポイント
- 設定や展開に無理を感じる場面があり、細部の整合性は気になる。
- 人の死や喪失の描き方が軽く、重さを求めると物足りない。
- キャラ同士の噛み合いが弱く、淡々と進む印象を受けやすい。
- ヒロインの出番や恋愛要素の濃さは控えめで、肩透かしに感じることがある。
- 1冊だけだと消化不良で、続巻前提の印象が強い。
テンポ・読後感
- 全体は軽めで読みやすく、コミカル寄りの進行。
- 仕事パートと感傷パートが交互に入り、しんみりしすぎない。
- 中盤から面白さが増す一方、終盤は区切りが気になる構成。
- 章ごとの小ネタや業界話がテンポの良さを支える。
- ほろりとくる場面はあるが、後味は比較的さっぱりしている。
キャラクターへの評価
- 父親役の人物が豪快で頼もしさがあり、印象に残る。
- 息子側は受け身から少しずつ前に出る成長が見どころ。
- 平栗さんはお姉さん属性やぽんこつ感が好評。
- サブキャラの女性陣が個性的で、会話の温度を上げている。
- ヒロインは魅力を感じる人と、物足りなさを感じる人で分かれる。
巻一覧
この巻のあらすじ
PCゲーム業界のエピソードがここに!?
『人生はゲームだ』
そんなセリフをどこかで聞いたことがある。
ゲーム制作を生業としている俺には、ある種味わい深い。 膨大なシナリオ、盛りだくさんの選択肢、星の数ほどのグラフィックは超高解像度、BGMも効果音も絶えることがないし、もちろん幾多のキャラクターはフルボイス。さらに、プレイヤーのスペックによっては、難易度が変動する、業界でも類のないダイナミックシステム搭載ときた。採算度外視のその作りに、羨ましくてよだれが出そうだ。
俺の人生は、といえば、結構いいかげんだったわりには、そこまで大きな山も谷も無し……言うなれば、イージー寄りのノーマル、そのあたりだった。 『だった』と過去形なのは、このたび、ついにエンディングを迎えたからだ。
ちなみに今は俺の葬儀の真っ最中。
俺はどこに出しても恥ずかしいアラウンドフォーティ、略してアラフォのおっさんだったんだが、息子の身体に乗り移ってしまったんだ――――あ、息子が『身体を返せ』と叫んでいる……。
息子(の身体)に協力してもらいPCゲーム作りに励む、ちょっと不思議テイストの業界ラノベここに誕生!! イラストを担当するのは、大人気イラストレーター、nauribon。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
大人気敏腕ライター『中田ろみ子』登場!!
ペチペチペチペチ。 いつもなら気にも留めないキータッチの音が、今は耳にうっとうしいほどまとわりついてくる。自分が神経質なのは知ってるけど理由はそうじゃない。 二人の年上の女性に挟まれて、その真ん中でずっと沈黙に耐え続けているせいだ。 株式会社ソフトマシーン。その事務所の片隅にある本来なら一人で作業するその中に、三人の人間が肩を並べてる。右に、平栗さん。左に、中田先生。いったいどういう罰ゲームだろう。 しまった、と思っておそるおそる中田先生の方に振り向く。――ほんのちょっと半目になるだけで、人の表情ってこんなにも冷たくなるんだ。そんなふうに、じとーっと中田先生は僕を見ていた。 「チッ……ろみ子からの質問。それは『あっ、また美しい中田先生がうるせーこと言いそう』の『あっ』? 『あったまくんなあ、いちいちこの美しい中田先生ったら小姑みたいによう』の『あっ』?」 ところで選択肢が二つあってどっちにも地雷が埋まってるのが見え見えなとき、人はどうしたらいいんだろう。
僕が、中田先生、そして平栗さんまでも巻き込み、シナリオリテイクをしている理由とは!?お仕事モード全開の第二巻!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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