マテリアルゴースト
- 著者
- 葵せきな
- イラスト
- てぃんくる
- レーベル
- 富士見ファンタジア文庫
- 刊行年
- 2006-2007
- 巻数
- 6巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 5巻まで
交通事故を境に、式見蛍は半径2メートル以内の霊を触れられる状態に変える力を得る。そこへ記憶を失った浮遊霊ユウが居着き、蛍の周囲には巫女の神無鈴音、先輩の真儀瑠紗鳥、後輩の耀、妹の傘といった人物が次々に関わっていく。物語は、高校生活やアパートでのやり取りを土台に、霊の性質や霊力の差が人間関係へ影響する形で進む。シリーズが進むほど、蛍の能力の意味とユウの来歴が絡み合い、身近な出来事の裏にある霊的な事情が見えてくる。『0』には鈴音や紗鳥との出会いを補う短編も収められ、主要人物の関係の始点を確認できる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 死にたがりの主人公と幽霊ヒロインの組み合わせが強い引きになっている。
- シリアスな題材の中に軽口や掛け合いが入り、重さだけで終わらない。
- 伏線の配置と回収を追う楽しさがある。
- 巻を追うごとにキャラの関係や見え方が変わる構成が印象に残る。
- 短編集や再読で細部の発見がある作りが評価されている。
こんな人におすすめ
- シリアス寄りのラノベでもコメディ成分を欲しい人。
- 伏線回収や設定の掘り下げを楽しみたい人。
- 幽霊もの、都市伝説もの、学園異能ものが好きな人。
- キャラ同士の距離感や関係変化を追うのが好きな人。
- 葵せきなの初期作を知りたい人。
人を選ぶポイント
- 主人公のネガティブさや自殺願望の設定が合わないと読みづらい。
- 期待するほど軽快なギャグ一本ではなく、思ったよりシリアス寄り。
- テンポの好みは分かれやすい。
- 挿絵のキャラデザインは幼く感じる人がいる。
- 物語の重い局面で気持ちが沈みやすい。
テンポ・読後感
- 序盤から設定を見せつつ、途中で一気に空気が変わる巻がある。
- 日常の掛け合いは軽く、事件パートはホラーやバトルの緊張感が出る。
- 伏線を散らしながら進み、後半で印象がまとまっていく。
- 巻によっては再読で面白さが増すタイプ。
- 最終巻や短編集では余韻と感情の整理が強く残る。
キャラクターへの評価
- 蛍はネガティブさだけでなく、要所でかっこよさや芯の強さが見える。
- ユウは記憶や立ち位置の謎が気になり、存在感の核になっている。
- 鈴音は視点が入ると感情の揺れがよく出て、印象が強い。
- 深螺は有能さと不器用さの落差が目立つ。
- 脇役や新キャラも巻ごとに印象を変え、関係性の広がりを作っている。
巻一覧
この巻のあらすじ
「起きてよケイ!もう朝だって!」可愛らしい元気な声で、式見蛍の一日がまた始まる。枕元で彼を揺り起こすのは、超絶美少女。甘~い同棲生活――かと思いきや、同居人の正体は浮遊霊だった!?一見フツーの高校生・式見蛍は交通事故を機に「自分から半径2m範囲内の霊を実体化する」という特殊能力を得る。その結果、記憶喪失の幽霊娘・ユウに「憑きまとわれ」ることに。普段はフワフワ浮遊している彼女も、蛍の側では体温&感触のある普通の女の子で――。容姿端麗だけど横暴な先輩・真儀瑠紗鳥やクラスメイトの巫女娘・神無鈴音らに囲まれて、蛍の賑やかな日常生活が幕を開ける。第17回ファンタジア長編小説大賞佳作。ファンタジック・ゴースト・ストーリー!
この巻のあらすじ
「ケイー!おっはよう!まだ五時だけど暇だからおっはよう!」布団の上から、美少女幽霊ユウに圧し掛かられ、式見蛍の一日がまた始まる。「ケイ~」「ええい、顔を擦り寄せるな!」[霊体物質化能力]という激しく使い道の無い能力を持ってしまった蛍。幽霊に触れるし、幽霊も彼になら触れる。そのためユウは、四六時中、蛍にベタベタ。そんなある日、蛍は、「可愛い女の子ウェイトレスが売り」のファミレスでバイトをすることに。そこで出会ったのは、美しく成長した、幻馴染みの女の子アヤ。ユウも、蛍の同級生・鈴音も、面白くなく……。ファンタジック・ゴースト・ストーリー、ちょっぴりホラーな(?)第2弾!!
この巻のあらすじ
「兄さん!駄目だよ!それ幽霊だよ!声かけちゃ駄目!情けかけちゃ駄目!兄さん、人がいいし純情だから、コロリと騙されちゃうよ!ほっといたら、同棲とかしちゃいそうだよ!」霊体物質化能力をもった“死にたがり”少年の蛍。もうすぐ夏休みだというある日、蛍のアパートに、妹の傘が現れた。傘には、彼に取り憑く浮遊霊ユウが見え、しかも、傘とユウの相性は最悪!さらにその夜、蛍は、強力な霊力を持つ、鈴音の姉・深螺に呼び出される。蛍は以前、彼女に「痛くもなく、苦しむこともなく死ねる方法、ありますよ」と言われたことがあり…。ファンタジック・ゴースト・ストーリー、波乱含みの第3弾!!
この巻のあらすじ
「センパーイ!センパイったらぁ!ちょ、無視ですかぁ!無視なのぉ!り、理不尽ですよー。犬のニャー君も『極悪非道だ』と断言していますよー」ついに(?)登場した帰宅部第三の部員・耀。右手には犬のぬいぐるみ、好きな人は真儀瑠紗鳥。独特のセンスとパワーに、蛍は圧倒される。しかも、彼女はある秘密を抱えていた。一方、ユウは、金髪の美少年ヘルメスと出会う。ヘルメス耀は知り合いだった。二人は、蛍たちの集まりに加わるようになり馴染んでいく。しかし、蛍はヘルメスに対して、わけもなく嫌悪感を覚える。さらに、ヘルメスが原因で、蛍とユウの間に亀裂が生まれ……!ファンタジック・ゴースト・ストーリー、核心に迫る第4弾!!
この巻のあらすじ
「萌えが嫌いな男子などおらん! 萌えさせろ、深螺! 式見蛍を、萌やして萌やして、萌やしつくしてしまえー!」と、実の父親にアドバイスを受けた最強巫女・深螺。これまで迷惑をかけたお返しにと、蛍の夢の中にメイド姿で現れる。彼女は蛍と強制的に精神をリンクして、共通の夢を見られるようにしたのだ。さらに、ユウ・鈴音・紗鳥・傘が呼び寄せられ、紗鳥の思いつきで「第一回後輩萌やし選手権」が開催されることになるのだが…(「夢見る少女じゃ、結構いられる」)。鈴音と蛍の出会い、紗鳥と蛍の出会いを描いた二編も収録。少女二人の蛍への想いの“原点”が明かされる。雑誌掲載3編+書き下ろし3編で送る、最強短編集、いよいよ登場!!
この巻のあらすじ
蛍、死す――。想像を超えた出来事に、ユウ、鈴音、沙鳥らは、茫然自失状態が続いていた。そんなある日、沙鳥は黒猫を拾い、「ホタル」と名づけ飼い始める。寂しさをホタルで埋め、一緒にお風呂をに入ったりする沙鳥。彼女が風呂から出ると、テレビでは緊急ニュースが流れており、沙鳥たちが通う高校が映し出されていた。高校の上空には、巨大な「繭」が。そして、「繭」の上には、あのタナトスの姿があった。彼は、全世界に向けて告げる。「皆さん、自殺してください」一方、最強巫女深螺は戦っていた。相手は、物質化した霊――[マテリアルゴースト]で…! ファンタジック・ゴースト・ストーリー、感動の最終巻!!
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