『ゼロヨン』は、神栖麗奈という少女をめぐって、見る人によって関係が変わる現代ミステリーの全2巻シリーズ。舞台は高校と街の周辺で、陸上部の岸本めぐみ、ミステリー好きの級友・明智、相川美緒らが、失踪事件や都市伝説めいた依頼に向き合う。04事務所を名乗る相談窓口や、人型エネルギーを消すという要素が入り、神栖麗奈の立ち位置が親友、仇、仲間など複数の見え方で重なる。家族の失踪や街で起きる奇妙な出来事が重なり、同じ人物を軸に事件と関係性を追う構成。学校生活、放課後、夏休みといった日常の場面が、異様な依頼や世界の危機に触れる要素と並ぶ。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 日常の会話や学校生活から、ふっと非日常や怪異めいた空気へ入っていく導入がうまい。
- 明智とめぐみ、美緒の掛け合いが軽妙で、少しずれたやり取りがキャラの魅力になっている。
- 都市伝説、噂、怪談っぽい要素が重なり、先の展開を追いたくなる。
- 不思議さと切なさが同居していて、読後に余韻が残る。
- toi8の挿絵込みで、キャラが愛おしく感じられる。
こんな人におすすめ
- 日常から非日常へ滑り込む雰囲気のラノベが好きな人。
- ちょっとダークで、でも重すぎない青春ミステリを読みたい人。
- 男女どちらの主人公でも、等身大の高校生の揺れを楽しめる人。
- キャラ同士の距離感や掛け合いを重視する人。
- 夏の空気感やノスタルジックな読後感を求める人。
人を選ぶポイント
- 事件や謎の核心はさらっと進む印象があり、謎解き重視だと物足りない。
- 前作の主人公像を強く好んでいると、主人公交代に引っかかる可能性がある。
- 明るい学園ものを期待すると、切なさや不穏さの比重が気になる。
- 作品全体に暗さや怪談めいた空気があるため、軽快さだけを求めると合わない。
- 恋の行方はすっきりしない余韻を残す。
テンポ・読後感
- 序盤は日常会話中心で、そこからじわじわ不思議な出来事に入っていく。
- 中盤以降に盛り上がりが出て、後半で一気に空気が動く構成。
- 甘酸っぱさとダークさが同時に流れ、全体はしっとりした手触り。
- ノスタルジックで、夏の物語らしい湿度と切なさがある。
- 読後はすっきりしつつも、少し哀しい余韻が残る。
キャラクターへの評価
- 明智は頼りなさや優柔不断さがあるぶん、等身大で好感を持たれやすい。
- めぐみは前向きで行動力があり、シリーズ内でも新鮮に映っている。
- 美緒は以前より明るく積極的になった印象で、関係性の変化が見どころになっている。
- 新キャラも含めて、全体に「かわいい」「味がある」と受け止められている。
- 主人公の恋や憧れが実りきらないところも、青春らしさとして読まれている。
巻一覧
この巻のあらすじ
彼女は、【わたし】 の親友。陸上部に所属していて、クラスは違うけどいつも一緒に下校している親友。 彼女は、【僕】 の家族を殺した憎い仇。僕は彼女を許さない。 僕の家族を殺してなお、のうのうと生きている彼女を許さない! 彼女は、【わたし】 の仲間。人型エネルギーを消すため…… 世界の危機を救うために一緒に戦う仲間。 彼女は、【俺】 の……。 彼女は、いつもおかしいくらい美しい微笑みを浮かべている。 彼女は、【あなた】 にとっての、何……? 謎の美少女・神栖麗奈を巡る人々が紡ぐ、ちょっと不思議な物語……。
この巻のあらすじ
【――あなたはどうですか? 「他人に言っても信じてもらえない悩みのある人」「世界に愛する現実が見つからない人」「この際どうなっても構わない人」―― 0416で解決するかもしれません。あやしいですが宗教じゃなく、お金もいっさいもらいません。チャレンジする人はこちらまで。 04事務所代表・岸本めぐみ】陸上部所属の元気な高校1年生・岸本めぐみとミステリー好きの級友・通称「明智」、二人に救ってもらった相川美緒の三人は、TV脚本家のめぐみの母親の失踪にまつわる事件をきっかけに、奇妙な事件を解決する「ゼロヨン事務所」を開設した。その矢先、夏休みの初日に明知は街で気さくに話しかけてきたお姉さんと仲良くなってしまい舞い上がるのだが・・・。ほんのり切ない都市伝説ミステリー第二弾!
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