名古屋市内の便利屋「こっこ屋」を舞台に、人外の社長と人間の社員が依頼をこなしていくあやかしお仕事シリーズ。就職に失敗した白石倭香は、祖父の遺品整理をきっかけに、社長・黒木の正体が神の眷属であることを知り、そのまま人外だらけの事務所で働くことになる。扱う仕事は掃除や引っ越しのような一般的なものから、猫探しや人探し、普通の手に負えない特殊な案件まで幅広い。倭香は自覚のない力を抱えつつ、黒木や周囲の人外たちと関わりながら、町の依頼と秘密のある職場の日常に巻き込まれていく。シリーズは便利屋稼業を軸に、都市の片隅にある人外社会と倭香の立場の変化を描く。続編では同じ職場と関係性を保ちながら、依頼内容や人外側の事情が広がっていく。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 現代あやかしの職場ものを読みたい人 - 便利屋や依頼処理を軸にした物語が気になる人 - 人外と人間が同じ職場にいる設定に関心がある人

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作品の魅力

  • あやかしや狐の存在感が強く、神社再建や便利屋稼業を軸にした和風ファンタジーとして読みやすい。
  • 依頼ごとの小さな事件を追う構成で、気軽に手に取りやすい。
  • 倭香や黒木、ハナコなど、癖のある面々の掛け合いが印象に残る。
  • 表紙やイラストの雰囲気に惹かれて読み始める人が多い。
  • さりげない人の悪意や感情の揺れを、あやかし要素と重ねて見せる味わいがある。

こんな人におすすめ

  • あやかしもの、狐、神社、和風の空気感が好きな人。
  • 事件を重くしすぎないライトなお仕事ものを読みたい人。
  • キャラクター重視で、個性的な登場人物のやり取りを楽しみたい人。
  • 表紙や挿絵の雰囲気で作品を選ぶ人。
  • すっきり読める短めの物語を求める人。

人を選ぶポイント

  • 導入や設定に既視感があり、目新しさは強くない。
  • 前半はやや弱く、後半で持ち直す印象がある。
  • 事件の解決が軽めで、余韻や回収の弱さを物足りなく感じやすい。
  • 依頼人の身勝手さや嫌な人物描写が続くと疲れやすい。
  • 物語の続きが気になる形で終わるため、完結感を重視する人には向きにくい。

テンポ・読後感

  • 全体はさらっと読める軽快なテンポ。
  • お仕事ものとして小さな依頼を積み重ねる落ち着いた進み方。
  • 前半は穏やかで、後半にかけて少し盛り上がる構成。
  • 昭和的、和風、少し不穏な空気が混ざる独特の雰囲気。
  • 重すぎず、気楽さとほのかな切なさが同居する読後感。

キャラクターへの評価

  • 倭香は素直で真っ直ぐ、前向きに変わっていく姿が好印象。
  • 黒木は狐らしい存在感があり、便利屋の中心として目を引く。
  • 三太やハナコなど、脇役にも癖があって記憶に残る。
  • 依頼人側は嫌な人もいるが、そのぶん善い人の印象が際立つ。
  • 個性的なキャラが増えるほど、シリーズとしての広がりを感じやすい。

巻一覧

こっこ屋のお狐さま
2018年5月 ISBN 9784094065169
この巻のあらすじ

街の便利屋さん、社長は実は黒狐でした。

――ちょっと不思議でなかなかハードな便利屋稼業。でも社長は……実は、お狐さま、だったんです……。 大学は卒業したものの就職に失敗して只今絶賛無職中の白石倭香は23歳。自己嫌悪でゆううつなのはもちろんだが、実家住まいなのでずっとこの立場でいるのは少々肩身が狭い。 ある日、大好きだった祖父の遺品整理の手伝いに「こっこ屋」と名乗る便利屋が、倭香の自宅へやってきた。ずいぶんかわいい社名だが、由来は別にかわいくもなんでもなく、同じ名古屋市内の狐坂に事務所を構えているから「黒狐」――つまり「こっこ」のなんでも屋、ということらしい。社長の黒木はすごいイケメンで、まだ若いけれど仕事もできる男だ。ところがわけあって一緒に行動するうちに、倭香はこの黒木のとんでもない秘密を偶然知ってしまう。そこで、秘密を絶対にバラさないという交換条件で「うちで雇ってやる」と黒木は告げ、求職中の倭香はずっと欲しかった「採用」の二文字につられて「こっこ屋」に入ることに。 なぜか人外ばかりの事務所に、たったひとり人間の社員として就職してしまったの勤務状況とは!?

こっこ屋のお狐さま 銀の嵐と黒狐
2019年2月 ISBN 9784094066098
この巻のあらすじ

就職先の社長はキツネ(神様眷属)でした。

名古屋市南区にある笠寺一里塚から細い坂を上ったところに、黒い看板のかかった平屋が建っている。その名も『こっこ屋 あなたの町の便利屋さん』。ぱっと見かわいい名前だが、実はこの「こっこ」というのは「黒狐」のことで、つまりここの社長・黒木の正体は「お狐さま」、いわゆる神の眷属だったりするのだ。 さて、二十四歳の白石倭香は、つい最近試用期間を終え、こっこ屋の社員になったばかりの元・就職難民女子。実家でも肩身の狭い思いをしていたので、ようやく掴んだ正社員の座にホッとしたのもつかの間、社内に倭香以外の人間がいない――正確には「人外」ばかりいる――ことに戦々恐々とする毎日だ。そして……「掃除、引っ越し、電気機器取りつけ、猫探し、人探し、お客さまがお困りのことなら何でも、お話を伺わせていただきます!」というスタンスの便利屋さんだというのに、こっこ屋に舞い込む依頼はといえば、なぜかというか案の定というか、普通の人の手にはおえないような特殊なものばかり。平凡すぎる一般人を自認する倭香も、どうやら自覚なく特別な力があるようで、守銭奴な残念イケメン・黒木社長に日々、コキ使われていて……。 あやかしお仕事ストーリー!

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