幻獣が棲む島オルキヌスを舞台に、調停員として赴任した稲朽深弦が、オルカと呼ばれる人外たちの間に起きる問題を言葉で調整していくシリーズ。調停の現場には、人魚やケンタウロス、ケットシー、マンドレイク、心を読む個体など、種族ごとの事情を抱えた相手が次々現れる。深弦は先輩調停員の不在や協会とのやり取りにも向き合いながら、島の各所で起こる対話と交渉の案件を処理していく。島の奥地やオルカたちの街にも話が広がり、調停の仕事を軸に、人外社会の仕組みと人間側の立場が少しずつ見えていく。全4巻で、深弦と壱里を中心に島での調停生活がまとまっている。短編集・外伝の情報はない。300字以上500字以下で作成。評価語禁止。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 言葉だけで幻獣同士の争いをほどいていく発想が新鮮で、異種間コミュニケーションの面白さが強い。
- ボケとツッコミの応酬が軽快で、勢いで押し切る笑いと安定感のあるギャグが両方ある。
- ハーピー、ケットシー、ケンタウロス、土蜘蛛などの幻獣たちが個性的で、キャラの立ち方が楽しい。
- 調停のやり方は強引でも、成長や信頼の積み重ねが見えて後味が明るい。
- ただ笑うだけでなく、熱さや前向きさが残る終わり方が印象に残る。
こんな人におすすめ
- 会話劇や漫才みたいな掛け合いが好きな人。
- ファンタジー世界での交渉や説得を楽しみたい人。
- 既存の種族設定を活かした、にぎやかな群像劇を読みたい人。
- バトルよりも言葉と機転で進む話を求める人。
- ちょっと強引でもノリの良さを優先して読める人。
人を選ぶポイント
- 調停の理屈が屁理屈寄りで、筋の通った解決を期待すると物足りない。
- ペテンやごり押しに見える場面があり、後味のよさより引っかかりが残ることがある。
- ギャグのノリが合わないと、会話が冗長に感じやすい。
- 日常系のノリとファンタジー設定の噛み合いに違和感を覚える場合がある。
- 巻によってはラストの決着感が弱く、物足りなさが残る。
テンポ・読後感
- テンポは速めで、軽口とツッコミが途切れず続く。
- じわじわ積み上げるというより、勢いと掛け合いで読ませる。
- 基本は明るく賑やかで、ところどころに熱さや爽快感が入る。
- ふざけた空気の中に、調停の責任や成長の手触りが混ざる。
- 作品全体の印象は、軽快・騒がしい・すかっとする、の三つが近い。
キャラクターへの評価
- 深弦は強引さもあるが、悩みながら調停の形を探る姿が目立つ。
- 土蜘蛛は人気が高く、茶目っ気やアイドル的な存在感で印象を持っていかれる。
- マンドレイクやケットシーなど、脇役までノリがよくて記憶に残る。
- オルカたちは頭の回転や性格のクセが強く、全体に「みんな変で楽しい」空気がある。
- 主人公を支える周囲の存在感が強く、成長を見守る関係性が読みどころになる。
巻一覧
この巻のあらすじ
「演奏会ってことは、歌ったり楽器を弾いたりするんですか?」 「しますよー。見てみますか?」 そう言って目の前の美しい人魚が岩陰から取り出したのは――なぜか一台のノートパソコンだった!? 「電源はそこにラインを引いてるです」 「インフラの整った砂浜だなぁおい!」 幻獣が棲む島オルキヌスに調停員として赴任した稲朽深弦。その職務は、オルカ間のトラブルを調停することだ。だが、実際に出会うオルカは予想の斜め上をいく面々ばかりだし、師事するはずの先輩調停員・秋永壱里は失踪中!? 言葉を武器にオルカたちとわたりあう、駆け出し調停員のネゴシエーション・コメディ開幕!! 第1回GA文庫大賞・奨励賞受賞作! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
この巻のあらすじ
「貴女が落とした調停員は自販機の方ですか、それとも人間の方ですか?」 「あ、自販機の方で」 「深弦、後でぶっ飛ばしますわ……」 ケンタウロスとケットシーの調停から一カ月。新米調停員・稲朽深弦は、ひょんなことから、小さなオルカ・マンドレイクたちと知り合った。彼女たちが抱える問題を聞き、解決のために奔走し始めた深弦だが、事態はそれほど簡単ではなく悪戦苦闘。おまけに心を読むオルカ・覚まで登場して、話は思わぬ方向に!? 駆け出し調停員のネゴシエーション・コメディ第2弾、登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
この巻のあらすじ
「あのな、今ちょうど良い話をしてたんだから空気読めよ……」 「え、空気?空気は空気としか読めないでしょ? 何言ってるの?」 「空気読めよー!」 調停員としての実績を順調に積み上げつつある深弦は、さらなる実績をモノにするべく、オルキヌス島のさらに奥地へと脚を伸ばす。そこにはオルカ達が作った街があるというのだが、待っていたのはやっぱり予想の斜め上をいく変な施設に変なオルカ。おまけにセシルの上司だというナオミ・ベル調停員まで現れて……!? 絶好調ネゴシエーションコメディ第三弾、登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
この巻のあらすじ
秋永壱里調、帰還――!? 協会による壱里調停員の失踪を疑う追及を、のらりくらりとかわし続け、疲れ果てて事務所に帰り着いた深弦。そんな彼女の前に現れたのは、なんと秋永壱里調停員その人だった!? 「今までどこに居たんですか? 誰にも行き先を告げずにどこかへ行っちゃうなんて」 「残念だけど、それには答えられない。なぜなら私は記憶喪失だからね!」 「え、ギャグ?」 「いやいや、マジでマジで」 懸案事項もこれで解決かと思いきや、壱里の挙動はどこかおかしくて……? はたして深弦の調停生活は、どうなってしまうのか!? ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
