資源も兵力も乏しい小国ナトラを舞台に、王太子ウェインが国家運営と外交の舵取りを担うシリーズです。本人は国を売って隠居することを望みますが、交渉や戦争で思わぬ成果が積み重なり、周囲からは名君として見られていきます。相棒のニニムや妹のフラーニャ、帝国の皇族たちを含む複数の人物が関わり、国内の立て直しと大陸規模の権力関係が並行して動きます。小国の生存戦略から始まり、帝国の継承争い、周辺国との外交、宗教勢力や独立問題へと扱う範囲が広がっていきます。続編・外伝・短編の情報は提示されていません。続巻群は本編の物語を軸に展開します。続編・外伝・短編の区分は、提示情報では確認できません。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 知略と外交の応酬が軸で、戦争ものでも会議や交渉の駆け引きが読みどころ。
- 伏線の回収や「思惑がずれるのに結果は転がる」構成が巧みで、先の展開を追いたくなる。
- 帝国の後継争いや大陸規模の動きなど、巻を重ねるほど舞台が広がる。
- ウェインの頭の回転の速さと、状況を整理して見せる分かりやすさが両立している。
- フラーニャやニニムなど、脇を固める人物の見せ場も印象に残る。
こんな人におすすめ
- 政略・内政・会議劇のような、頭脳戦中心のライトノベルが好きな人。
- 主人公の無双だけでなく、勢力図や思惑のぶつかり合いを楽しみたい人。
- シリーズを通して伏線や因縁を追うのが好きな人。
- かわいいヒロイン要素や、にぎやかな人間関係も欲しい人。
- 1巻ごとの事件より、長期的な大局の変化を味わいたい人。
人を選ぶポイント
- 途中巻から読むと前提関係や伏線が拾いにくい。
- 戦闘の直接描写より、会議・交渉・策謀の比重が高い巻が多い。
- 主人公が常に大ピンチになるタイプの緊張感を期待すると、巻によっては物足りない。
- 巻によっては相手側が弱く見え、知略戦の手応えが薄いと感じる場合がある。
- ネタバレを避けたくなるタイプの山場が多く、感想でも細部に触れにくい。
テンポ・読後感
- 会話と説明で状況を整理しながら進むため、複雑でも読みやすい。
- じわじわ進む会議劇から一転して、大きく動く巻では急加速する。
- 予想外の方向へ転がる展開が多く、落ち着いた回に見えても油断できない。
- シリアスな政争の中に、軽口やヒロイン絡みの明るさが差し込まれる。
- 全体としてはテンポ良く、先が気になる引きで締める印象が強い。
キャラクターへの評価
- ウェインは頭脳明晰で、策を巡らせるほど存在感が増す。
- フラーニャは成長が目立ち、王としての資質を感じさせる。
- ニニムは可愛さだけでなく、立場や感情の揺れが印象に残る。
- 帝国側のライバルたちは、武力・策略ともに個性が立っている。
- 脇役や敵役にも見せ場があり、単なる駒ではなくキャラとして立っている。
巻一覧
この巻のあらすじ
「さすが殿下! これが狙いとは!」 「どこまでもついて参ります!」 「殿下!」「殿下!」「殿下!」 『(一体どうしてこうなった!?)』 資源も人材も兵力もない弱小国家を背負うことになった若き王子ウェイン。 文武に秀で、臣下からの信頼も厚い彼にはひそかな願いがあった。 「国売ってトンズラしてえええ!」 そう、王子の本性は悠々自適の隠居生活を目論む売国奴だったのだ! だが、大国に媚びを売ろうと外交すれば予期せず一方的に利益を手にし 隣国との戦争で程よく勝とうとすれば大勝利。名声は上がるが売国は遠のき、 臣民はイケイケ状態で退くに退けない!? 天才王子による予想外だらけの弱小国家運営譚、開幕!
この巻のあらすじ
「私と一緒に帝国を奪りませんか?」 次代の名君として臣民に慕われつつ、楽隠居を目指して日々売国を画策する小国ナトラの王太子ウェイン。 僅かな手勢で隣国との戦争に勝利し、その名を内外に響かせた彼のもとに突然舞い込んだのは、後継争い に揺れる帝国の皇女ロウェルミナとの縁談話だった!? うますぎる話に警戒するウェインだったが、周囲は帝国との関係が深まるとお祭り騒ぎ。しかも非公式の お見合いに訪れた皇女から提案されたのは、野望に溢れたものでーー。 「超断りてえええええええええ!」 天才王子による七転八倒な弱小国家運営譚第二章、ここに開幕!
この巻のあらすじ
【「このライトノベルがすごい! 2019」 文庫新作ランキング4位!】
帝国皇女との結婚話から始まった騒動を切り抜け、国内の地盤固めを進める王太子ウェイン。そんな彼の下に隣国カバリヌより 使者が到着する。大陸西側の一大宗教・レベティア教の主催する『聖霊祭』にウェインを招待したいというのだ。
「行きたくねええええええええ!」
西側に絶大な影響力を持つ『選聖侯』が集うイベントということで、ロクでもないことに巻き込まれるのはほぼ確定。それでも隣国 との友好のため、ウェインは渋々西へと向かうのだがーー!? クセ者だらけの国際舞台に、天才王子が本格デビュー! 大人気の弱小国家運営譚第三章、ここに開幕!!
この巻のあらすじ
【「このライトノベルがすごい! 2019 文庫新作ランキング4位!】
妹が帝国で大丈夫か心配すぎる!
「心配だああああああああああ! 」 新たな皇帝を決めるため、三人の皇子による会談が持たれることになったアースワルド帝国。 ロウェルミナ皇女からその舞台となるミールタース市に招待されたウェインは、これを華麗にスルー。するはずが、なぜか代わりに妹姫のフラーニャ王女が出席することに! 一体、どうしてこうなった!? 懐刀のニニムを付けて送り出すも、不安のつきないウェインは結局自らも帝国に向かうのだがーー 新たな外交の舞台で待ち受ける旧友たちとの再会。燻る戦争の火種。そしてもう一人の怪物が歴史の舞台に姿を現す、弱小国家運営譚第四章、開幕!
この巻のあらすじ
『やはり手を組むべきは、グリュエールだな、間違いない!』 ミールタースでの騒動を機に、大いに知名度を上げたナトラ王国は、空前の好景気を迎えていた。 追い風に上機嫌なウェインにとって気がかりなのは、西側への玄関口として成長著しいマーデン領の存在。 国内のパワーバランスを調整するため、ウェインはグリュエール王が治めるソルジェスト王国と手を結び国全体を底上げすることを画策する。 折しもグリュエールからの招待を受け、意気込んで外交に向かうウェインだったが、 そこでは予想外の展開が待ち受けていた! 戦雲垂れ込める、弱小国家運営譚第五弾!
この巻のあらすじ
「さて、どうしたもんかな」 青い海と白い雲、燦々と輝く南の太陽を鉄格子越しに眺めながら、ウェインは牢内で呟いた。 ソルジェスト王国との一戦に勝利し、不凍港の使用権を得たナトラ王国は、新たな交易相手を 開拓するため大陸南方に位置する海洋国家パトゥーラに目を付ける。ウェインは一気に話を まとめるため自ら交渉に赴くが、アクシデントの発生で、なぜか投獄される羽目に!? パトゥーラ諸島における覇権の象徴・虹の王冠を巡って繰り広げられる骨肉の争い。嵐のような 戦火の中、天才王子が新たな傑物との出会いを果たす、弱小国家運営譚第六弾!
この巻のあらすじ
ディメトリオ皇子とその家臣達は、会議の場で困惑していた。 (どうしてこいつがいるのだろう) 会議に参加しているナトラ王国王太子ウェインも思っていた。 (どうして俺がここにいるんだろう) 三皇子のいがみ合いで長らく膠着状態が続いてきた帝国の後継者争い。だが、長兄ディメトリオが戴冠式を強行するため兵を挙げたことで、状況は大きく動き始める。 ロウェルミナ皇女から協力要請を受けたウェインは帝国に向かうが、なぜか一番勝ち目が無さそうなディメトリオ派閥に参加する羽目に!? 「だが、最後に笑うのはこの俺だ」
謀略と戦乱が渦巻く第七巻!
この巻のあらすじ
選聖会議。大陸西側の有力者が一堂に会する舞台に、ウェインは再び 招待を受けた。それが帝国との手切れを迫るための罠だと知りつつ、西へ 向かうウェインの方針はーー 「全力で蝙蝠を貫いてみせる!」 これであった。 グリュエールをはじめ実力者たちと前哨戦を繰り広げつつ、選聖会議 の舞台・古都ルシャンへと乗り込むウェイン。だが着いて早々、選聖侯 殺害の犯人という、無実の罪を着せられてしまい!? 策動する選聖侯や帝国の実力者たち、そして外交で存在感を増していくフラーニャ、天才王子の謀才が大陸全土を巻き込み始める第八弾!
この巻のあらすじ
TVアニメ化決定!!!
「よし、裏切っちまおう」 選聖侯アガタの招待を受けウルベス連合を訪問したウェイン。そこでは複数の都市が連合内の主導権を巡って勢力争いに明け暮れていた。 アガタから国内統一への助力を依頼されるも、その裏に策謀の気配を感じたウェインは、表向きは協調しながら独自に連合内への介入を開始する。それは連合内のしきたりや因習、パワーバランスを崩し、将来に禍根を残しかねない策だったがーー 「でも俺は全く困らないから!」 ノリノリでコトを進めるウェイン。一方で連合内の波紋は予想外に拡大し、ニニムまでも巻き込む事態に!? 大人気の弱小国家運営譚、第九弾!
この巻のあらすじ
ウルベスでの独断専行が家臣達の反感を買い、しばらく国内で大人しくすることにしたウェイン。 その矢先、大陸西部のデルーニオ王国より式典への招待が届き、妹のフラーニャを派遣することに。 しかしそこでフラーニャを待ち受けていたのは、数多の思惑が絡み合う国家間のパワーゲーム。一方で国内に残ったウェインの下に、大陸東部にて皇子達の内乱が再燃という報せが届く。 「どうやら、東西で両面作戦になりそうだな」 グリュエール王の失脚。皇子達の陰謀。東レベティア教の進出。野心と野望が渦巻く大陸全土を舞台に、北方の竜の兄妹がその器量を発揮する、弱小国家運営譚第十弾!
すべての巻を見る(全13巻)
この巻のあらすじ
2022年1月11日よりTVアニメ放送開始!
「この帝位争奪戦を終わらせます」
兄皇子達の失点を好機と捉え、一気に勝負を仕掛ける帝国皇女ロウェルミナ。 しかし兄皇子の陣営には帝国士官学校時代の友人、グレンとストラングの姿があり、 彼らもまた起死回生に打って出ようと試みる。
かくして政略と戦略が入り乱れ、各陣営が削り合う中、それに呼応してレベティア教と 東レベティア教も動き出し、更にはウェインも舞台に介入すべく帝国へと踏み入ることで、 いよいよ大陸東部の混迷は頂点を迎える。
ただ一つの至高の座に就くのは、果たして誰になるのか。吹き荒れる戦乱の嵐。 大陸の歴史を左右する転換点となる第十一弾!
この巻のあらすじ
アースワルド帝国の皇位継承戦も決着し、ようやくナトラ王国にも平穏が訪れたかに見えた。 だが、ナトラ王国と、その王子であるウェインには、さらなる試練が待ち構えていた。 帝国の皇位継承問題をも凌駕する、ナトラを根幹から揺るがす大波乱。 シリーズ第12弾、ここに開幕!
帝国の皇位継承戦が終息し、大陸の情勢は新たな局面を迎えていた。
帝国は安定を取り戻しつつあり、 西側からはカルドメリアが来訪するなど、 ウェインは依然として東西の間で難しい舵取りを求められていた。
そんな折、ナトラ国内に新たな動きが生じるーーフラム人による独立国家。
そして本人も望まぬ形で、その渦中へと巻込まれていくニニム。
内憂外患、かつてない試練に直面するウェインにさらなる衝撃が。
「--お兄様、今いいかしら?」
思い詰めたフラーニャから発せられたひと言が、ナトラを揺るがす。
ニニムの苦悩、フラーニャの決意。疾風怒濤の第12弾!
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