十九世紀の倫敦を舞台に、ヴァチカンの汚れ仕事を担う若き神父ジェイムス・H・オーランドと、語り手として名乗るジョン・H・ワトソンが、切り裂きジャックに狙われた少女マーガレットの護衛に関わる物語。英国国教会が支配する街で、国教とカトリック、スコットランドヤードの思惑、異能の悪魔や蒸気甲冑が入り混じり、霧と蒸気の下で事件が連鎖する。探偵譚の要素に怪異、宗教対立、秘密任務を重ね、誰にも話せない過去が物語の軸として置かれる。『切り裂きジャック』と『シャーロック・ホームズ』の時代を重ねつつ、倫敦の貧民街、警察機構、ヴァチカンの裏の顔が同じ舞台で交錯する。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 19世紀ロンドンの霧と蒸気が漂う雰囲気に、ホームズや切り裂きジャックを軸にした題材が重なる。
- ミステリー、サスペンス、異能バトル、スチームパンク、ホラー寄りの要素が入り混じる。
- 宗教や身分差、出自の違いを背負う人物たちの関係性が物語の軸になっている。
- ワトソンの知られざる過去や、名探偵側につながる設定の組み替えが目を引く。
- バトル寄りの読み味と、謎がつながっていく展開の両方を楽しめる。
こんな人におすすめ
- ホームズものや切り裂きジャック題材の大胆なアレンジを楽しめる人。
- 異能バトルや厨二感のある装備、悪魔や宗教モチーフが好きな人。
- 推理一本より、世界観やキャラの熱量を重視して読む人。
- 近世ヨーロッパ風の重厚な舞台設定に惹かれる人。
- 続きがあるなら追いたいタイプのシリーズものを探している人。
人を選ぶポイント
- 純粋な本格ミステリーを期待すると、バトル寄りに感じやすい。
- 原典のホームズ像やワトソン像を強く求めると、改変の大きさが気になる。
- スチームパンク色は想像より控えめに受け取られている。
- 要素を盛ったぶん、まとまりや盛り上がりに物足りなさを感じる読者もいる。
- 題材の魅力に比べて、展開の好みが分かれやすい。
テンポ・読後感
- 謎が少しずつ増えていき、終盤でつながる流れがある。
- 霧、蒸気、悪魔、異能が混ざる重く苦い空気感。
- 戦闘場面は読み応えがあり、映像向きと受け取られている。
- 全体はテンポよく進む一方、感触はかなり濃いめ。
- 悲恋や救いきれない業を思わせる、切なさの残る読後感。
キャラクターへの評価
- 若き神父の主人公は、異端の力と信仰の間で揺れる存在として印象に残る。
- ワトソンにあたる人物の過去設定が興味を引く。
- ホームズは異質さや存在感で目を引き、物語の軸の一つになっている。
- モモのような素直な人物が癒しとして受け止められている。
- レストレード警部など、脇役の設定にも驚きや楽しさがある。
巻一覧
この巻のあらすじ
「俺の名はジョン。ジョン・H・ワトソンだ」 十九世紀、世界の半分を所有したと言われる大英帝国の首都・倫敦(ロンドン)。 これは名探偵『シャーロック・ホームズ』と同じ時代、同じ場所で、世間を騒がせたもう一つの伝説『切り裂きジャック』の物語。 英国国教会が牛耳るこの街にカトリックの若き神父、ジェイムス・H・オーランドは、裏の顔であるヴァチカンの汚れ仕事専門部隊『贖罪者』の一員として、倫敦を賑わす殺人鬼『切り裂きジャック』に狙われる少女・マーガレットの警護にあたる。簡単な任務と思われたが、突如現れた異能の悪魔、そして英国警察(スコットランドヤード)の秘密兵器・蒸気甲冑までもがオーランドに襲いかかり、事態は予測不可能な展開へと舞台を進めていく。 「世界最悪」と言われる倫敦の貧民街を舞台に、国教とカトリック、英国警察の思惑が絡み合う。そしてカギとなるマーガレットと、『ブラッディマリー』とは!? 霧と蒸気、悪魔と探偵が闊歩する街倫敦(ロンドン)を舞台に、新たな物語が今、幕を開ける!
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
