物の修理が得意な骨董品屋生まれの高校生・物部惣一が、他人に不幸を撒く力を持つクラスメイトの月野原鞘音と向き合い、祖父から届いた茶釜の付喪神・つくもと動く現代和風ファンタジー。舞台は高校と骨董品に関わる日常圏で、道具に宿る精霊、鑑定、修理、茶でもてなす力が物語を進める。惣一、鞘音、つくもを中心に、学園の行事や対人関係の中へ異能や伝承由来の出来事が入り込み、人と道具の関係が少しずつ広がっていく。骨董品、茶釜、打ち出の小槌といった古道具が、持ち主の事情や学園内の出来事と結びつき、相談や対処の形で話が進む。現代の校内に和風伝奇の要素が差し込まれ、惣一の行動を通して異能を抱える人物と付喪神が同じ場に置かれる。

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  • AI分析(あらすじ)

    学園舞台の和風ファンタジーや、付喪神・骨董品・異能が絡む物語を好む人。

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作品の魅力

  • 付喪神の設定が日常に自然になじみ、骨董品やお茶のモチーフが作品の空気を作っている。
  • キャラクターの可愛さが強みで、つくもや鞘音、月野原、比良などの愛嬌が読みどころになっている。
  • もてなしや心を通わせることを軸にした、まっすぐで温かい人間関係が印象に残る。
  • 学園青春ものとしての甘酸っぱさや、主人公とヒロインの距離感を楽しめる。
  • 既存設定の中でエピソードを積み上げる安定感があり、落ち着いて読める。

こんな人におすすめ

  • ほのぼの系や日常寄りのラノベが好きな人。
  • 付喪神、和風モチーフ、茶道や骨董品の雰囲気に惹かれる人。
  • 可愛いヒロインやキャラ同士の掛け合いを重視する人。
  • 露骨な引き延ばしより、地に足のついた青春群像を読みたい人。
  • まっすぐな主人公や誠実な対話を好む人。

人を選ぶポイント

  • 後半のバトルや騒動は好みが分かれ、冗長に感じる場面がある。
  • ギャグや掛け合いのノリは合わない人には微妙に映る。
  • 文体やセリフ回しに粗さを感じる読者もいる。
  • 展開がベタで先が読めると受け取られやすい。
  • 一部のキャラ設定や属性づけに違和感を持つ声がある。

テンポ・読後感

  • 前半はゆったりした日常運びで、落ち着いた読み心地。
  • 中盤以降に事件や対立が入り、少しだけ緊張感が増す。
  • バトルが控えめな巻は、ほのぼの感と読みやすさが前に出る。
  • 全体としては爽やかで温かく、甘さと軽いドタバタが混ざる。
  • 作品の空気感を楽しむタイプで、勢いより雰囲気重視。

キャラクターへの評価

  • つくもは癒やし役として強く支持され、可愛さとおもてなしの心が目立つ。
  • 鞘音は健気で本妻感が強く、惣一との距離の近さが好評。
  • 月野原は小悪魔的、天然、子犬っぽいなど柔らかい愛嬌で見られている。
  • 比良や紫乃など新キャラも、コミュ障や不器用さが可愛さとして受け止められている。
  • 主人公は正面から向き合う誠実さが評価される一方、家訓や言い回しには好みが分かれる。

巻一覧

つくも神は青春をもてなさんと欲す
2013年11月 ISBN 9784086307611
この巻のあらすじ

物の修理が得意な骨董品屋生まれの高校生・物部惣一は、ある日、クラスメイトの月野原鞘音が「他人に不幸を撒く力」を持っていることを知る。その呪いのような力を持つがために、他人と距離を置き、空虚な表情を浮かべる鞘音の姿を見た惣一は、彼女を救いたいと思う。そんな時、惣一へ祖父から古い茶釜が届く。その正体は付喪神(つくもがみ)という、道具が精霊と化したものだった。幼い少女の付喪神に「つくも」と名付けた惣一は、彼女が持つ“お茶で心をもてなす能力”を使い、鞘音を救うべく動き出すが…!? 第12回スーパーダッシュ小説新人賞優秀賞受賞作!

つくも神は青春をもてなさんと欲す 2
2014年3月 ISBN 9784086307765
この巻のあらすじ

物の修理が得意な高校生・物部惣一は、激動の「村正事件」を乗り越え、茶釜の付喪神・つくもたちと騒がしくも心温まる日々を送っていた。ある日惣一たちは粋華に頼まれ、ある付喪神を鑑定する。つくもの見立てでその正体は『打ち出の小槌』の付喪神と分かるが、突如その小槌を狙った忍者に襲撃される。さらにその後、惣一に不運による深刻な金欠という最大の試練が訪れる。やむなく喫茶店でバイトを始める惣一だが、店長の妹、四画崎比良がなぜか敵意を向けてきて…!? 道具を愛する少年と小さなつくも神が贈る心の“おもてなし”学園ファンタジー、第2幕!

つくも神は青春をもてなさんと欲す 3
2014年7月 ISBN 9784086307925
この巻のあらすじ

物の修理が得意な高校生・物部惣一は、極貧の「小槌飢饉」を解決し、茶釜の付喪神・つくもたちと茶を啜る日々を取り戻していた。学園祭が迫ったある日、普段は常識的な生徒会長が乱心し、「学園祭で人気投票を行ない、最下位は生徒会の奴隷」というサバイバル企画を決めてしまう。さらに隣のクラスの久岐波海人とトラブルになり、鞘音との交際を懸けた学園祭投票数勝負が勃発。惣一はクラスメイトの姫風紫乃と共に実行委員を引き受け、必勝に燃えるのだが、姫風は挙動不審で…!? 道具を愛する少年と小さなつくも神が贈る心の“おもてなし”学園ファンタジー、第3幕!

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