『超時空要塞マクロス2 Lover's again』は、マクロスの戦いから約80年後の地球圏を舞台にした宇宙戦記。芸能レポーターの神崎ヒビキが、戦場で出会ったマルドゥーク軍の歌巫女イシュタル、地球統合軍の女性士官シルビーと関わりながら、歌を兵器にする異星勢力との衝突と、ミンメイの歌が残した影響を追う。報道統制、地球脱出計画、敵本星で明かされる支配の仕組みを通して、歌と文化が戦争に組み込まれた世界の構造が広がっていく。全5巻で、地球、移民艦、マルドゥーク本星を行き来しながら物語が進む。

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  • AI分析(あらすじ)

    宇宙戦争や異星文明の対立、歌が戦術や儀礼に組み込まれる設定に関心がある人。

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作品の魅力

  • 初代マクロスからかなり先の時代を描く設定が目を引く。
  • 既存シリーズとは違う独自色の強い世界観に惹かれる。
  • 昔見たときの印象や興奮がよみがえる懐かしさがある。
  • マクロスらしい戦艦や大味な見せ場を楽しむ読み方が合う。
  • 作品の位置づけを踏まえて見ると、設定面の面白さが残る。

こんな人におすすめ

  • マクロスシリーズの変化球や異色作に興味がある人。
  • 旧作アニメや当時の記憶を持っている人。
  • 設定やシリーズ史のズレ込みも含めて楽しめる人。
  • 作品の完成度よりも、企画の珍しさや資料性を重視する人。

人を選ぶポイント

  • シリーズ本流としてのつながりは薄く感じやすい。
  • 物語のまとまりや説得力に物足りなさが残りやすい。
  • 既存のマクロス像を期待すると違和感が出やすい。
  • OVA準拠のため、受け取り方によっては設定倒れに見える。

テンポ・読後感

  • 展開は勢い重視で、細部の説明より印象で押すタイプ。
  • 作品全体に実験作らしい尖りと粗さが同居している。
  • 懐かしさと珍品感が前に出て、読み味はかなり個性的。
  • しっかりした起伏より、設定や見せ場の断片が印象に残る。

キャラクターへの評価

  • キャラクター同士の交流や距離感に注目が集まりやすい。
  • 立場や文化の違いを越えて関わる構図が印象に残る。
  • ヒロイン側の見せ場や戦う姿に強い記憶が残りやすい。
  • 人物造形は王道というより、作品の独特な空気の中で映える。

巻一覧

超時空要塞マクロス2 Lover's again 1
1992年6月 ISBN 4094400117
この巻のあらすじ

マクロスの戦いから約80年、ゼントラーディを下僕としたマルドゥーク軍が地球に迫る!人気OVAノベライズ待望の電子復刻!

巨人族ゼントラーディと、地球の要塞艦マクロスとの激戦から約80年、かつて、文化を持たない巨人たちに衝撃を与え、その歌声で戦闘を終結へ導いた歌手、リン・ミンメイも伝説として人々の記憶に留まるのみ。人々は平和を謳歌し、時として遭遇するゼントラーディとの戦いでも、歌を攪乱兵器とした「ミンメイ・アタック」で容易に敵を退けてきた。 フリーの芸能レポーター神崎ヒビキは、地球統合軍の女性パイロット・シルビーと司令官のスキャンダルを追ううちに、報道用バルキリーで地球とマルドゥーク軍の会戦の只中へ飛び込んでしまう。そこでヒビキが見たものは、「ミンメイ・アタック」が通用せず、次々と撃破されていく統合軍艦艇の姿だった。間断なく続く破壊の光の中、敵艦内に侵入したヒビキは、無重力化した室内に漂う異星人の少女を発見するが…

超時空要塞マクロス2 Lover's again 2
1992年9月 ISBN 4094400125
この巻のあらすじ

マクロスの戦いから約80年、ゼントラーディを下僕としたマルドゥーク軍が地球に迫る!人気OVAノベライズ待望の電子復刻!

歌で敵を攪乱する「ミンメイ・アタック」、文化を持たない巨人族ゼントラーディには有効だったこの戦法が、新たな敵マルドゥーク軍には通じない。敵もまた、歌を兵器として使う軍団だったのだ。地球統合軍の苦戦を撮影した神崎ヒビキの記録は、軍と結託したマスコミ上層部に押さえられ、市井の人々は迫りくる敗北の事実を未だ知らない。スクープに燃えるヒビキは、マルドゥーク艦内で救った少女、イシュタルを極秘裏にかくまい、記録を取ろうと目論む。マクロスに興味を示したイシュタルを連れ、ヒビキは今は動かぬ巨大艦へと向かうが、そこでマルドゥーク兵の襲撃に遭う。イシュタルを奪還すべく侵入してきた、マルドゥーク軍司令官フェフの率いる特殊部隊だ。イシュタルの正体は、マルドゥークの兵士を鼓舞するために歌う、歌巫女(イミュレーター)であった…

超時空要塞マクロス2 Lover's again 3
1992年11月 ISBN 4094400133
この巻のあらすじ

マクロスの戦いから約80年、ゼントラーディを下僕としたマルドゥーク軍が地球に迫る!人気OVAノベライズ待望の電子復刻!

芸能レポーター神崎ヒビキは、スクープ狙いで飛び込んだ戦場で、敵・マルドゥーク軍の歌巫女(イミュレーター)イシュタルを救い地球へ連れ帰る。地球の歌に触れ、自らの祖国に疑問を抱いたイシュタルはマルドゥーク艦に戻り、上級の教歌母(アルス・ノヴァ)を説得しようと試みる。ヒビキと統合軍の女性士官シルビーもこれを追う。しかし、地球の文化に触れたイシュタルのみならず、教歌母をも文化に汚染されたとするマルドゥークの指揮官・イングスにより艦ごと破壊されてしまった。 日は流れ、ヒビキは生死不明だったイシュタルと奇跡的に再会するが、今度はヒビキが正体不明の男たちに命を狙われることに。中華街に逃げ込んだヒビキとイシュタル、かくまう代償に街のドンが要求したのは、イシュタルが彼の営むステージで歌うことだった…

超時空要塞マクロス2 Lover's again 4
1993年4月 ISBN 4094400141
この巻のあらすじ

マクロスの戦いから約80年、ゼントラーディを下僕としたマルドゥーク軍が地球に迫る!人気OVAノベライズ待望の電子復刻!

歌を兵器として使うマルドゥーク軍の前に、ミンメイ・アタック(歌による攪乱戦法)が通じない地球統合軍は度重なる敗退を余儀なくされ、市民への情報統制も限界に達していた。窮した統合軍の出した結論は、マクロス2による地球脱出(エクソダス)計画だった。移民先はすでに入植が始まっていたオリジン・ステップ惑星。神崎ヒビキとイシュタルは民間人として、シルビーはバルキリー隊隊長としてマクロス2に乗り組むことになった。しかしマルドゥーク軍の策にはまったマクロス2は進路をはずれ、マルドゥーク本星に降下、艦ぐるみ捕虜となってしまう。そしてそこにあったのは、リン・ミンメイが神として崇拝され、その歌によって民衆が洗脳、支配される世界だった。なぜ80年も前のミンメイの歌がここに? マルドゥークと地球にはどんな関係が?

超時空要塞マクロス2 Lover's again 5
1994年5月 ISBN 409440015X
この巻のあらすじ

マクロスの戦いから約80年、ゼントラーディを下僕としたマルドゥーク軍が地球に迫る!人気OVAノベライズ待望の電子復刻!

イシュタルの歌とヒビキたちの奮闘で、マルドゥーク本星の民衆はリン・ミンメイの幻影から解放され、目覚めた。地球へ戻ったヒビキとシルビーは統合軍の回線をジャックして市民にマルドゥークの真実を伝えるが、直後、軍に拘束されてしまう。イシュタルは彼らと別れ、単身マルドゥーク軍の艦隊へと戻る。身を賭して兵士たちを洗脳から解き放つためだ。しかし本星の造反を知り、決着を焦るマルドゥーク独裁者イングスは、歌巫女(イミュレーター)たちに禁断の「死の歌」を歌うことを命じた。聞いた者の判断能力を奪い、命令のままに戦う死兵にする、文字通りの死の歌だ。次々と体当たりしてくるマルドゥーク艦艇に、地球統合軍最後の抵抗も空しく消え去ろうとしていたその時、80年間眠り続けた超時空要塞マクロスが、大地を割って飛翔する!超時空要塞マクロスII、完結の第5巻登場!

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