『ノベライズ 君が心をくれたから』は、恋人を救うために主人公が自分の五感を差し出していく過程を描く、現代日本を舞台にしたファンタジーラブストーリーのノベライズです。中心人物は、過去の出来事から人に心を開けない逢原雨と、花火師を目指す朝野太陽。高校時代の約束、再会、事故、そして謎の案内人との契約を軸に、二人の関係と雨の選択が進みます。物語は、夢を持つ若い二人の恋愛と、五感を失う契約という非日常要素を重ねながら展開します。全2巻で、ドラマ本編の収録に加えて、巻ごとにオリジナル短編も収められています。続編・外伝・短編の別巻構成は示されていません。なお本作はノベライズ作品です。ドラマの内容を文章で追える形にしたシリーズです。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 五感を失う設定が物語の軸になっていて、切なさと緊張感を強く引き出している。
- 逢原雨と朝野太陽の純愛が中心で、奥手な距離感や互いを思う気持ちが印象に残る。
- ドラマ視聴後に読むと場面を補完しやすく、映像の記憶と重ねて楽しめる。
- 宇山佳佑らしい“切ない奇跡”の雰囲気があり、感情を揺さぶられる読後感がある。
- 文章はオーソドックスでも引き込まれやすく、ノベライズとして読みやすい。
こんな人におすすめ
- 切ない恋愛ものや純愛ドラマが好きな人。
- ドラマ版を見ていて、物語を本で振り返りたい人。
- 宇山佳佑作品の雰囲気が好きな人。
- ハッピー一辺倒より、余韻の残る恋愛小説を求める人。
- 感情の動きや関係性の変化を丁寧に追いたい人。
人を選ぶポイント
- 現在と過去の回想が交互に入るため、流れを追うのに少し注意が必要。
- 五感がどの順でどう失われるかなど、設定の見せ方に物足りなさを感じる部分がある。
- かなり切ない展開で、明るく軽い読後感を期待すると重く感じやすい。
- ドラマの内容や展開を先に知っていると、驚きより確認読みの印象が強くなる。
- 物語の性質上、すっきりした結末を求める人には向きにくい。
テンポ・読後感
- 回想を挟みながら進むため、静かに感情を積み上げるテンポ。
- 恋愛の進展はゆっくりで、じれったさと切なさが前面に出る。
- 五感の喪失が進むにつれて、物語全体の空気が重くなっていく。
- 優しい言葉や繊細な描写が多く、しみじみと読ませる雰囲気。
- ドラマの場面を思い出しながら読むと、より感情移入しやすい。
キャラクターへの評価
- 雨は、自分を犠牲にしてでも相手を救おうとする強い思いが印象的。
- 太陽は、花火師を目指すまっすぐさと、相手を大切にする姿勢が目立つ。
- ふたりとも不器用で奥手だが、互いを尊重する関係性が好印象。
- 周辺人物の存在が物語の切なさや余韻を深めている。
- 登場人物の気持ちの重さが、恋愛の甘さよりも深い余情として残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
心のぜんぶで、恋をした。 大好きな彼のために彼女は「五感」を差し出す宿命を背負った…… 過酷な「奇跡」が引き起こす、ファンタジーラブストーリー!
悲しい過去から自信が持てず、人に心を開くことができない逢原雨は、かつて高校時代に唯一心を通わせ、忘れられないでいた朝野太陽と再会する。 高校時代、ふたりはある約束をしていた。 「十年後の大晦日、一緒に花火を見に行こうよ。俺の作った花火、見てほしいんだ」 太陽の夢は一人前の花火師になること、そして雨の夢は一人前のパティシエになることだった。しかし約束の大晦日の夜、雨の目の前で太陽は事故に遭ってしまい…。そこに現れた謎の「案内人」に「君が心を差し出すならば、私は彼の命を助けてもよい」と告げられた雨は、ある決意をするのだが…!? 一途に想い合う二人は、この過酷な「奇跡」にどのように立ち向かうのか…? 純愛小説の名手・宇山佳佑が脚本を担当し、注目の俳優・永野芽郁と山田裕貴が出演の感動のドラマをノベライズ!
1巻ではドラマの1話目から5話目までを収録。 宇山佳佑による、ドラマには出てこないスペシャルオリジナル短編小説も収録!
この巻のあらすじ
心のぜんぶで、恋をした。 大好きな太陽のために「五感」を差し出す宿命を背負った雨。 そして彼女を誰よりも大事にしたい太陽。 過酷な「奇跡」が引き起こす、ファンタジーラブストーリーの行方は・・・!?
逢原雨と朝日太陽は、高校時代の先輩後輩の仲。お互いを想い合いながらもそれぞれの夢ーー雨はパティシエになること、太陽は花火師になることーーのため、雨は東京、太陽は地元長崎と離ればなれに暮らしていた。 「十年後の大晦日、一緒に花火を見に行こうよ。俺の作った花火、見てほしいんだ」 再会を約束していた二人。しかし運命の悪戯か、その約束の日に太陽は、雨の目の前で事故に遭ってしまう。瀕死の太陽を救いたい一心で、雨は突如現れた謎の「案内人」とある契約を結んでしまう。「君が私に心を差し出すならば、私は彼の命を助けてもよい」と言われた雨は、「五感」をひとつずつ、3ヶ月かけて「案内人」に渡すことに。 最初は「味覚」だった。パティシエを目指す雨にとってそれは失ってはならない感覚。しかし雨は躊躇しなかった。その次は「嗅覚」。思い出の香りを失うことになるのだとしても、太陽の命とは引き換えにならない。雨は太陽に「好きな人ができたの」と嘘をつく。自分が完全に五感を失った時、太陽にとって迷惑な存在になりたくなかったから。 そんななか、雨にとって大事な肉親である祖母の雪乃が実は不治の病であることも判明し・・・・・・過酷すぎる運命を背負った雨と太陽。互いの幸せを祈ってつく、優しくて悲しい嘘の数々・・・「もしも」が許されない、たったひとつの世界線でふたりが見つけたものとは・・・!? 6話から11話、感動的なドラマのフィナーレまでのすべてがこの本に! 脚本の宇山佳佑によるスペシャル・オリジナル短編小説、第二弾も収録。
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