小説家の陽平と会社員の和樹が同居する日常を、料理を軸に描く短編集です。舞台は現代の暮らしで、二人は恋人同士として食卓をともにしながら、一つの食材から複数の料理を作っていきます。物語は、陽平の料理の手順や発想に和樹が関わるやり取りを中心に進み、食材、調理、会話が日々の時間を形づくります。江戸時代の料理集『百珍物』を着想源に、食と生活の結びつきを扱う構成です。短編ごとに扱う食材が変わり、料理と二人の関係の積み重ねを通して、食卓を中心にした連作として広がります。続編や外伝の情報はありません。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 一つの食材から10品を組み立てる発想が新鮮。
- 『百珍物』を手がかりにした料理ネタに興味を引かれる。
- 空豆、じゃがいも、とうもろこしなど身近な食材のアレンジが気になる。
- 料理の工程そのものを主役にした構成が珍しい。
- 表紙や料理の題材には惹かれる。
こんな人におすすめ
- 料理やレシピ発想を読むのが好きな人。
- 食材の使い回しや献立の工夫に関心がある人。
- 『きのう何食べた?』系の食卓ものを期待する人。
- 同棲や日常会話より料理描写を重視する人。
- BL要素は薄めでも料理中心なら楽しめる人。
人を選ぶポイント
- 恋人同士の関係性や馴れ初めがかなり見えにくい。
- 会話の相性やキャラクターのやりとりに引っかかる読者がいる。
- 料理描写は細かい一方で、食べる場面や食卓の温度感は弱め。
- レシピ本のように感じて物語性が物足りなくなることがある。
- BLとしての必然性を感じにくい。
テンポ・読後感
- 料理の手順を追う場面が多く、じっくり進。
- 生活感や関係の積み重ねは薄く、淡白な印象になりやすい。
- 読後感は「美味しそうだが高揚感は弱い」に寄りやすい。
- 映像で見たほうが楽しめそうだと感じる読者がいる。
- 料理中心のため、物語の起伏は控えめ。
キャラクターへの評価
- 陽平は料理上手な作家として印象に残る。
- 和樹は食べる側として登場するが、人物像がつかみにくい。
- 二人の呼吸や掛け合いが合わないと感じる読者がいる。
- 恋人設定より、同居する関係として読んだほうがしっくりくる場合がある。
- キャラクター描写の量が少なく、感情のつながりを掴みにくい。
巻一覧
僕らの口福ごはん
この巻のあらすじ
小説家の陽平と会社員の和樹は一緒に暮らす恋人同士。ある日、陽平が大量の空豆を買ってくる。あきれる和樹を前に陽平は空豆を使い十の料理を作り始める。料理上手な陽平が指示して和樹が手伝い完成した料理は、まさに“口福”の味。陽平は他の食材でも十品作って小説に書くと言い出してーー。 空豆と豚のトマト煮、鯛皮の湯引きポン酢、山葵のマッシュポテト、とうもろこしのかき揚げ。一つの食材から生まれた十の絶品レシピが、二人の日常を彩る。江戸時代の料理集『百珍物』から着想を得た、幸せでおいしい短編集。 第一章 空豆 第二章 鯛 ある日の二人 第三章 じゃがいも 第四章 とうもろこし はじまりのはじまり
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