大学生の霞と、彼に関わる雲母や祈里、晴人たちの関係を軸に、恋愛のすれ違いと執着、言葉や態度の差が生む感情の変化を描くシリーズです。舞台は現代の大学とその周辺で、日常の会話や交際の距離感の中に、相手への依存や不信、隠された意図が入り込んでいきます。中心人物は、軽い気持ちで人間関係を扱う霞と、彼に向き合う相手たちです。物語は、恋愛の始まりから関係の変質、相談や再接近を経て、心の動きが別の感情へ移る過程を追います。シリーズ全体では、大学生同士の恋愛関係を題材に、人物ごとの視点や関係の組み替わりを通して、感情のずれと対人関係の緊張を広げていきます。続編では別の人物関係を中心に、同じく恋愛感情の揺れが扱われます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 恋愛をゲーム感覚で扱う人物と、執着の強い相手がぶつかる、ドロドロした関係性が強い。
- 三者視点で進むため、同じ出来事でも見え方が変わり、人物ごとのヤバさが際立つ。
- 先が読みにくい構成で、途中の印象からは想像しにくい着地が話題になっている。
- ボカロ原曲の空気感や、歌の雰囲気を小説で味わえる点を楽しむ声がある。
- クズさや暗さを徹底しているぶん、刺激の強い物語として読まれている。
こんな人におすすめ
- ドロドロした恋愛劇や、倫理観のゆらぐ人物関係が好きな人。
- ボカロ楽曲『ド屑』の世界観をノベライズで追いたい人。
- 視点切り替えや、人物の内面のズレを読むのが好きな人。
- 予想外の展開や、ひねった着地を楽しみたい人。
- きれいな青春ものより、黒さや不穏さを求める人。
人を選ぶポイント
- 登場人物の言動がかなりクズ寄りで、好みが分かれやすい。
- 恋愛観や執着の描写が重く、読後感は軽くない。
- 期待したほどダークではない、あるいは結末が意外すぎると感じる読者もいる。
- 種明かしや事情説明が薄く、消化不良に感じる部分がある。
- 1巻と比べてボリューム感の変化を気にする声がある。
テンポ・読後感
- 序盤から不穏で、じわじわと泥沼に落ちていく感触が強い。
- 会話や視点の切り替えでテンポよく進む一方、心理のねじれがじわっと残る。
- 暗さと軽さが同居し、重いのに読み進めやすいタイプ。
- 先が気になる引きは強く、答え合わせの場面で印象が大きく変わる。
- 露悪的な空気がありつつ、どこか「やりきった」感のある読後感。
キャラクターへの評価
- 霞は、女遊びが目立つ一方で、一面的ではない複雑さも見える。
- 雲母は執着の強さが印象的で、関係を重くする存在として読まれている。
- 智也は傍観者に見えて、物語の空気を動かす重要人物として目立つ。
- 主要人物は全員どこかしら歪んでいて、誰もまともではない印象が強い。
- 視点が変わることで、それぞれの危うさや思考のズレが際立つ。
巻一覧
この巻のあらすじ
恵まれた容姿と能力で青春を謳歌する大学生・霞(かすみ)。そんな彼がキャンパスで再会を果たしたのは、かつて友人の智也(ともや)との他愛のない会話で話題にした高校時代のクラスメイト・雲母(きらら)だった。普段の遊び友達の女子と同様の手口で雲母を口説き、雲母からの一方的な想いを受けるようになった霞。徐々にそんな彼女が疎ましくなり、粗雑に扱うようになり、酷い口実で別れを切り出した彼を待ち受けていたものーーそれは真性のクズである彼が予想もしていなかった衝撃的な雲母の真実。そして、彼が考えたことすらないある人物の暗躍だった。だから、ねえ、ホンモノの「ド屑」を今、見せてあげる。
この巻のあらすじ
「お呪いが解けたら終わりじゃないよね?」 占い好きな大学生・祈里は前の恋人を忘れられないでいた。 受験を機に別れることになったものの同じ大学に合格し、かつてと同じように親しく声をかけてくる元カレ・晴人のことをずっと引きずっていた。 しかし、晴人には祈里の他にも距離の近い女子がいた。 報われない恋だと諦めかけていたが、サークルの先輩・智也に相談したことで再び距離を縮めることができた。 以前と同じような関係になれると思っていたが、微妙な気持ちの差が積み重なり……。 問題作『ド屑』に続き、心の闇を描く第二幕。恋のお呪いが、憎しみの呪いに変わっていくーー。
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