身寄りのない暁慧が遠縁の立木家に引き取られ、そこで育った関係が、長男・晃逸の秘めた感情を通して恋愛へと揺れていく物語。舞台は家族として同居した一つの家と、そこを離れてから四年後の再会で、過去の生活と現在の距離が重なる。中心人物は暁慧と晃逸の二人で、晃逸が想いを隠して家を出た理由、再会後に抱える事情、近い距離にあった家族関係と恋愛感情の境界が軸になる。引き取られた側と迎え入れた側という立場の差、家を出た四年間の空白、再会後に続く言えない気持ちが、物語全体の流れを形づくる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 義兄弟ものの距離感が甘く、両片思いのもどかしさが読みどころ。
- 「兄上」呼びの古風さが強い萌えポイントとして印象に残る。
- 受けが男前で芯が通っており、可愛さと頼もしさが同居する。
- 手芸店、道着、うさぎのぬいぐるみなど、可愛いモチーフの組み合わせが楽しい。
- 祖父の言葉ややり取りが印象的で、作品全体の支えになっている。
こんな人におすすめ
- 義兄弟もの、両片思い、年上×年下の関係性が好きな人。
- 古風で礼儀正しい受けや「兄上」呼びにときめく人。
- 甘めで読みやすいBLを、軽いラブコメ感で楽しみたい人。
- かわいい小物や生活感のある舞台設定が好きな人。
- 祖父キャラの存在感や、家族の受け止め方に惹かれる人。
人を選ぶポイント
- 子どもに関わる設定や家族関係の事情は引っかかりやすい。
- 受け入れ方や展開に現実味の薄さを感じる人もいる。
- 視点切り替えや両視点構成がやや冗長に映ることがある。
- 攻めの言動が軽く見える場面が気になる人もいる。
- 事件性や強い切なさを期待すると、甘さ寄りで物足りない。
テンポ・読後感
- 全体は明るく甘めで、重すぎない読み口。
- すれ違いはあるが、空気は終始やわらかい。
- コミカルな場面とほのかな切なさが混ざる。
- 祖父とのやり取りで少ししんみりしつつ、基本は微笑ましい。
- さらっと読める一方、視点交互で少しテンポが緩む箇所がある。
キャラクターへの評価
- 受けは古風で真面目、男前で、可愛さがじわじわ効いてくる。
- 「兄上」と呼ぶ礼儀正しさと純真さが強く印象に残る。
- 攻めは弟への気持ちを抑えようとする一方、やや軽さが目立つ。
- 祖父は筋が通っていて存在感が大きく、名言役としても目立つ。
- 脇役も含めて善人が多く、全体にやさしい人間関係が際立つ。
巻一覧
追いし、恋し
この巻のあらすじ
身寄りがなく遠縁の立木家に引き取られた暁慧。立木家の長男、晃逸は、彼に抱いてはいけない気持ちを抱いてしまう。「好きだからこそ、いっしょにいられない」自分の想いを隠すため、家を出た晃逸。4年後に再会した二人には、未だ消えることのない想いがあったが晃逸にはある秘密ができていて。
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