時和龍之介は、霊の姿が見えてしまうことを隠してきた刑事。そんな彼が流麗島へ移り、表向きには置かれていない特別オカルト捜査班で働くことになる。島では、通常の手順だけでは説明しづらい出来事が持ち込まれ、時和は伝承に通じた准教授・樹神彗の助けを受けながら手がかりを拾う。霊視、土地の言い伝え、警察の聞き取りが同じ現場で噛み合い、怪異を手続きとして扱う捜査が続く。強がりな刑事と飄々とした学者が組む、離島の事件記録が積み重なる。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 霊が見える刑事と、変わり者の大学教授・准教授が組むバディ感が強い。
  • 島という閉鎖空間で起こる不可解な事件が、民俗学や伝承の匂いと結びついている。
  • 難解すぎず、さらっと読めるライト文芸ミステリとしてまとまっている。
  • キャラが立っていて、漫画的なテンポで読み進めやすい。
  • オカルト要素に加えて、島の空気や村社会の不穏さが雰囲気を作っている。

こんな人におすすめ

  • 軽めのオカルトミステリや心霊バディものが好きな人。
  • 民俗学、伝承、離島や閉鎖的な土地の空気感に惹かれる人。
  • キャラクターの掛け合いを中心に楽しみたい人。
  • 重すぎない読み口で気軽に読める作品を探している人。
  • 疲れたときに、別世界感のある話で気分転換したい人。

人を選ぶポイント

  • 謎解きや真相は早めに見当がつくと感じる人がいる。
  • オカルトやミステリの濃さは控えめで、物足りなさが残る場合がある。
  • 事件の内容や土地のしがらみは重く、後味がしんどい場面がある。
  • 主人公の性格や語り口が合わないと、キャラ小説寄りに感じやすい。
  • 似た系統の作品と比べてしまう読者もいる。

テンポ・読後感

  • さらりと読める軽快さがあり、ページは進みやすい。
  • シリアスな事件と、バディのやり取りの読みやすさが同居している。
  • 全体の手触りはライトだが、島の閉鎖感で空気は少し不穏。
  • 伝承や蘊蓄がほどよく入り、エンタメ寄りでも雰囲気は出ている。
  • 事件ごとの重さに対して、文体や展開は比較的軽め。

キャラクターへの評価

  • 時和は堅そうな見た目と、霊を怖がる弱さのギャップが印象に残る。
  • 樹神や准教授側は、つかみどころのない変わり者として受け止められている。
  • 2人の距離が少しずつ縮まる流れが見どころになっている。
  • 周辺の刑事たちも個性が立っていて、班ものとしての楽しさがある。
  • 一部では主人公の気弱さや女々しさが気になる。

巻一覧

流麗島署オカルト班事件簿 闇は道連れ 世は裁け
2022年9月 ISBN 9784040746814
この巻のあらすじ

刑事、時和龍之介は霊が見える。 硬派な見た目に反し怖がりなので決して認めないけれど、気づいた元上司にその能力を買われ異動の辞令が下りる。 配属先は流麗島特別オカルト捜査班。離島にある、科学捜査では解明できない事件専門の、公にはできない部署だ。 時和は引っ越し早々心霊絡みの事件に巻き込まれ、伝承に詳しいという准教授、樹神彗を紹介される。 樹神の冷たく整った風貌と飄々とした人柄に時和は翻弄されるけれど、その助言は的確で……強がり刑事と変わり者准教授の謎解き事件簿、開幕! プロローグ

一章・きみを抱きしめたい

二章・芸術家の爪

三章・嗤う少女

四章・赤い札の村

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