『恋人以上のことを、彼女じゃない君と』は、ブラックな仕事に疲れた山瀬冬と、大学時代の元恋人・皆瀬糸が再会して始まる現代恋愛シリーズ。舞台は大学、飲み会、職場、街の店など身近な日常で、二人は「恋人ではないが恋人以上」という曖昧な距離を保ちながら関係を続ける。会話と小さな出来事を積み重ねつつ、仕事や家族、社会の正しさへの違和感が二人の選択に影響していく。物語は短編連作の形で進み、大学時代の出会いから社会人期までをまたいで、関係の揺れや迷いを中心に描く。終巻では、糸が仕掛けた謎解きを通して、冬が彼女の内面と向き合う流れへつながる。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
たのしくて気を遣わないラフな関係にあこがれる……。社会に疲れた方々に向けた、癒し時々過激な短編連作。
編集部
1話1話が短編で構成されており、短く読みやすい作品である。 『このライトノベルがすごい!2024』にて新作部門6位、文庫部門8位を達成。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
社会に疲れた方におすすめです。 ちょっと過激で、癒されるそんな関係にどこかほっこりする内容となっているため、少し疲れた時の癒しを得る作品に非常に良いです。
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AI分析(あらすじ)
仕事や人間関係に疲れた現代の恋愛もの、恋人未満の距離感や会話中心の短編連作を読みたい人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
持崎湯葉(もちざき ゆば) 2014年に『現し彩なす』で第13回スーパーダッシュ小説新人賞優秀賞し、『モノノケグラデーション』というタイトルに変更しデビュー。 2023年には、本作で『このライトノベルがすごい!2024』の新作部門6位、文庫部門8位を達成する。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
どうしま イラストレーターであり、本作で初めてライトノベルのイラストを手掛けた。 『どうしま書房』というサイトを運営しており、様々なイラストを挙げている。
メディアミックス状況
この項目をレビュー編集部
コミカライズ版が現在1巻を発売している。
編集部
非常に読みやすく、気軽に読める良い作品です。 内容に関しても、癒されるまったりした内容なのに、たまに入る重厚な深い内容もあるため緩急のある非常に深い物語となります。 キャラの個性もしっかりしており、とても読みやすいため非常に良い作品です。
作品Q&A
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このラノでノミネートされたことはありますか? シリーズ全体
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この作品の特徴は? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 元恋人同士が「恋人ではないが恋人以上」の関係を築く設定の新しさや、ライトノベルに少ないタイプだ。
- 冬と糸の掛け合い・会話のテンポが軽快で、読んでいて楽しい・心地よい。
- 短編連作で読みやすく、隙間時間でも進めやすい一方、面白さでつい続きを読んでしまう。
- 社会人としての疲れや不自由さを背景に、二人だけの時間が安息や現実逃避になる描写に共感する読者が多い。
- 「フェアリーテイル」など独自の言い回しや、ギャグ・ほどよい大人要素のバランスがうまい。
こんな人におすすめ
- ブラック企業や社会のしがらみに疲れた20代前後の読者向きだ。
- 王道の幼馴染・義妹系ではなく、大人同士の元恋人再会ものを求める人に合う。
- ラブコメとして会話劇や距離感の妙を楽しみたい人、軽く読める連作短編を好む人向け。
- 弱さや不純さも含めたリアルな関係性に共感できる読者にも刺さる。
人を選ぶポイント
- 「恋人ではない」曖昧な関係の説明が難しく、通常のラブコメを期待するとズレを感じる。
- 表向きは癒しや逃避でも、毒親・職場の辛さなど重い現実が常に背景にあるため、読み味が辛く感じる。
- 再会直後の展開や、後半の謎解き・過去編など、テンポや締まり方に物足りなさを感じる読者もいる。
- 身体関係の描写が多めで、隠語表現に慣れないと違和感を覚える可能性がある。
テンポ・読後感
- 一話完結に近い短編連作で、全体として読みやすくテンポよく進。
- 軽い文体とコミカルな空気の中に、焦燥感や切なさ、社会への疲れがにじむ二層構造だ。
- 現代編の社会人ラブコメと、大学時代の回想が交わり、味わいが変わる構成だ。
- ややスローペースに感じる場面もあるが、読後に余韻が残る・お酒を飲みたくなるほど没入した。
キャラクターへの評価
- 冬は疲弊した社会人像がリアルで、後悔や自責を経て糸と向き合う姿に好印象を持つ声が多い。
- 糸は突飛な台詞や行動が可笑しく、愛おしさや独自のセンスがあるヒロインだ。
- 元カップル特有の波長の合ったやり取りや、踏み込む/踏み込めない距離感が二人の魅力だ。
- 互いに自信のなさや逃避を抱えつつ、それでも特別な関係を紡ぐ様子に感情移入する読者が多い。
- 第三者視点の描写が上手く、二人を見守る読み味を増している。
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巻一覧
この巻のあらすじ
たのしくて・気を遣わない・ラフな関係。
元カノと夜を共にした。ブラックな仕事に疲れた山瀬冬は、ある日大学時代の彼女・糸と再会し飲みに誘う。愚痴や昔話に花を咲かせ、こういう友達関係もいいなと思っていた矢先、酒の勢いに呑まれてやってしまった。後悔する冬だが、糸は「謝っちゃだめ」と真剣な表情で制す。「ちゃんとしようとか言わないでよ。ただ心地良いから一緒にいようよ」糸も疲れていたのだ、社会が強要する正しさや、大人としての不自由さに。こうして二人は『仕事とか恋とか面倒なことは抜きで、ただ楽しいことだけをする』不思議な関係を結ぶ。社会に疲れたアナタに贈る、癒やしとちょっとエッチな短編連作。
【編集担当からのおすすめ情報】 コメディに定評のある持崎湯葉先生と、OLイラストがSNS等で大人気のどうしま先生がタッグを組んだ、社会人ラブコメ! 毎日の仕事や人間関係でお疲れなアナタに、「うらやましい!」と思えるようなお話を短編連作でお届けします。 ぜひ、日頃のストレスを本作で癒やしてくださいね。
この巻のあらすじ
心地よい関係。その、一歩先へ。
無事、編集プロダクションに転職することができた糸。親に囚われていた今までとは違い、彼女が彼女らしく生活できていることに、冬は安堵する。 だがそれと同時に、糸が自分から離れてしまうのではないか、という一抹の不安も。恋人ではないが、恋人以上の二人は、歪で、微妙なバランスで成立している。 数週間ぶりに糸に飲みに誘われ、冬が店に向かうと、始まったのは“誰にも気づかれずにキスをするゲーム“。1回につき、キスをされた方が罰金500円。 どうやらこの関係は、しばらく続きそうであるーー。 社会人からの共感の声多数! 癒やしと、ちょっとエッチな物語第二弾。
この巻のあらすじ
“恋人”だった、俺たちの物語。
山瀬冬、大学一年生、童貞。四国は香川の高松から上京してきた俺は、新生活が始まった今も悩みを抱えていた。「皆瀬に、どうやって告白すればいいんだろう?」俺は、同じサークルの皆瀬糸が気になっている。別に、一目惚れというわけではない。むしろ初対面の頃は、目立たない子とさえ思っていた。けれど、その微妙にずれた感性や、やけに綺麗な所作が新鮮で、気づけば彼女を目で追うようになっていた。俺は、皆瀬糸に恋い焦がれてしまったのだ。--これは、糸と出会い、付き合い、青春を紡ぐ物語。そして、恋人であることを諦める物語。
この巻のあらすじ
大人のモラトリアム“最終巻”。
「ごめんーーちょっと、考えさせて」二度目の告白をした、あの日からしばらく。冬は未だに糸と連絡が取れておらず、落ち着きのない日々を過ごしていた。 通知が来るたびに、もしかしてと思ってスマホを見ては、落ち込む。そんな不毛を繰り返していると、突然糸からメッセージが届いた。『このたび私、皆瀬糸主宰リアル謎解きゲーム「糸ちゃんの挑戦状」を開催いたします。』謎を解いていくうちに、明かされる糸の真意。そして冬は、今まで見つめてこなかった、本当の“皆瀬糸”と向き合うことになるーー。社会から逃げ続けた二人の物語、ここに完結。
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